テラーノベル
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みんなのHPも回復して気持ちも落ち着いたんで、そろそろリベンジに行きますよ!
当然、僕だけでいくんやけど洞窟の前までは同伴です。飛んでいきます!
しかし、骨の数はすごいな!
これをすべて倒せと言われてもどれだけかかるか。普通は死神に到達するのは無理やな。
今更ながら、隠密のおかげやね。
「みんなはここで待ってて!
ちょっと行ってくるから。」
「ユメ!無理すんなや!
絶対戻ってくるんやで!」
「お頭!戻って来てください!」
「お頭!絶対なんだよ!」
「お頭〜♡」
「お頭〜☆待ってる。」
「うん、無理はしないから。行ってきます!」
怖いけど、頑張らないと。
絶対、死神を倒す!
忍者走りで骨骨族を避けてひたすら進む。
昨日よりめちゃくちゃ混雑してる。
警戒してるかもしれん。
けど、こっちはお構いなしやで!
いた!死神タナトス!
僕には呪文は効かへんでぇ!
向こうには隠密で気づかれてないし、スピードやったら負けへんでぇ!
ほな、行くでーー!!
覇斬! ガキーン!
え?
覇斬! ガキーン!
覇斬! ガキーン!
覇斬! ガキーン!
えーー!あかん!全然攻撃入らへんやん!
死神はめちゃくちゃに呪文唱えてるな!
こっちは効かへんのや!消耗しろ!
でも、どうしよ?策があらへん!
覇気!
やっぱり周りのスケルトンナイトにしか効かへんし!
大鎌振り回してきた!これ危ないなぁ!
覇斬! ガキーン!
うわ!大鎌危ない!間一髪や!
覇分身!
覇斬!覇斬! ガキーン!ガキーン!
あかん!全然入らへん!
考えろ!全集中や!
足払い!痛ーー!あかん、HP減った。
こかせる事も出来んのかい?!
なんやねん!この硬さは!
BPの差は埋められんか?
圧倒的な差があるもんな!約3倍か?
あかん!これは一時撤退や!
元来た道を戻る。
今度は追ってきてないな。
ひたすら忍者走り。
情けない。
泣けて来た。
これは無理。
覇斬が入らんのやから、あと何ができるっちゅうねん!
洞窟の入り口や!
「戻って来ました。」
「どやった?」
「まったくダメでした……。」
#陰謀
白波 灯
2,117
羽海汐遠
16,773
「そっか。」
「覇斬が入らないんです。涙。」
「ほなもう、お手上げやな……。」
「はい……マリアさんに合わせる顔がない。涙。」
「せやな。一旦戻ろか。」
カグヤ様号で王都まで戻って行く。
めっちゃ落ち込む。
どうしようもない。
まったく策がない。
エマも落ち込んでるなぁ。
もう、調子に乗って、これか。
情けない。
王都の門をくぐって王城に行く。
足が重い……。
何回もすいません。
また、マリアさんの部屋に来てしまった。
案の定、聞きつけたニコラス王子も来てる。
マリアさんは、体調は落ち着いてるけどやっぱり寝たまま。ほんまに申し訳ない。
「マリアさん!すいません!
死神タナトスの討伐に失敗しました。
討伐できる策も見出すことができませんでした。
情けないです。
本当にすいません。」
ほんまに情けない。泣けて来た。
「そうですか……ユメさん。
泣かないでください。
あなたは何も悪くないじゃないですか。
むしろ、危険を承知で討伐に行ってくれたんですから無事でよかったです。」
うー、涙が止まらない。くそー!
「ユメ殿、やはり、BPの差が埋まらないということかい?」
「はい、死神は硬かったです。
まったく攻撃が入りませんでした。」
「そうか……。」
「マリア!ごめんなさい。
お頭がダメなら、私にはどうする事も。」
「エマ、大丈夫。
これが私の運命なのね……。
17年しか生きてないけど、楽しい事もあったから……。
でも……もっと生きたかったな……。」
寝たままのマリアの目から涙が溢れた。
辛い。辛すぎる。
17年しか生きてないのに。早すぎる。
なぜ、死神は呪いをかけたんや!
もっとおっさんにかけろや!
ほんまに涙が止まらん。鼻水出すぎやろ!
あかん。もう一回やり直しや。
レベルを上げるしかない。
「ニコラス王子!
マリアさんの呪いって、あとどれくらい時間は残ってますか?」
「……。」
困った顔のニコラス王子の代わりにマリアが答えた。
「ユメさん……。
もうあまり残ってないと思います。
自分のことなのでわかりますから……。」
くそ!なんとかならないのかよ!?
「マリアさん!ニコラス王子!
本当にすいませんでした。
もうこれで失礼します。」
くそー、役立たずだった。
もっと頑張ってレベル上げとくんだった。
今更やけど……最悪や。
マリアさんの部屋。
もう来ることはないやろな。
イガタウンに帰ろう。
もうできることはない……。
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