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もう言葉でないくらいによかった!! 6年間って考えると2人ともすごいな✨ 神作品をありがとうございます!!!
たにちゃんの文才下さい今回も最高だった冬弥はスパダリ!!!!!!(異論は認める)
特別編
高校を卒業した俺は大学には入らず働く事にして家は出ていった。
中学生の時のあの事件以来俺は保健室登校はしなくなって今まで通りの普通の生徒を演じた。
放課後になってみんなが帰ったあとに保健室に寄って先生と話をする。
「今日は数学難しかった」「今日は体育で試合をした」「昨日の夜寝れなかった」なんて、日常的な話ばかりだったけど先生は俺の事を特別な存在として話をしてくれた。
たまに甘えさせてくれてたまにキスをした。これ以上のことは高校生を卒業したらという約束。
ある日計画をした。
もし一緒に住むとしたらどこに住む?なんて。
そしたら先生は「俺の家に来てくれ」なんて言う。先生の家はいわゆるタワマンという立派な家に1人で住んでいるらしい。
2人で住むにはいいくらいだと言ってくれた。高校生を卒業したらベッドもダブルベットに変えてくれると。
何もかもが俺に染っていく先生はとてもかっこよくて大好きだった。
なんやかんやで勉強も頑張り、人並みの高校に行って高校生になると先生が家に呼んでくれるようになった。
家には呼ぶけどお泊まりは禁止。
キス以上のことはしない。
ちゃんとルールを決めて高校生活は過ごした。正直襲って欲しいとは思ったけど。大切にしたいんだって。
その気持ちはありがたく心にしまっておいた。
高校を卒業して親には同棲したい人がいると説明してあっさり家を出て行って玄関先には先生が待ってくれていた。
トランクケースを引きながら先生と話しながら先生の家まで行く。
いつもの変わらない道、何回も家にはお邪魔したことあるのに何故か緊張する。
このドキドキはどんなドキドキなのだろうか。
家に着いていつも通り靴を揃えて中に入るとダンボールが積んであった。
☕「彰人が引っ越してくると思うと気持ちが先走って色々なものを買ったんだ。」
🥞「…ダブルベット…?」
☕「!よく覚えていたな。」
🥞「ふはは!覚えてるに決まってるだろ笑」
☕「ソファも変えた。荷物は何を持ってきたんだ?」
🥞「特に何も…服とか服とか…服くらいだな。」
☕「ふふ、彰人らしいな。」
🥞「ま、何はともあれこれからはずっと一緒だしお泊まりもしていいってことだな?」
☕「お泊まりというか住むの方が合っているな。」
🥞「…はは、夢みてぇ。やっと一緒だ…」
☕「中学生の時みたいには甘えてくれないのか?」
🥞「…あれは、その、」
☕「甘えたいんだろう?いいぞ。思う存分甘えて欲しい。彰人は俺の特別なんだからな。」
🥞「…夜、責任取るから…抱いて。」
☕「…ふふ、ほぼ30歳で童貞を卒業だとはな 笑」
🥞「先生もオッサンだな。」
☕「オッサン…まぁ、間違えては無いが…。後、先生じゃなくて「冬弥」と呼んで欲しい。」
🥞「…!冬弥!」
☕「ふふ、そっちの方がいい。」
🥞「と、冬弥はさ、…甘えられる方が好きか?」
☕「ありのままの彰人が好きだな。」
🥞「!ずるい…」
☕「なんとでも言うといい。今日は焼肉だな。」
🥞「お!どこの?!」
☕「渋谷の〇〇っていう…」
🥞「あそこ?!めっちゃ高いところじゃん!」
☕「高いのか?よく家族と行くんだ。」
🥞「流石金持ち…流石に割り勘で頼む。」
☕「?割り勘も何も俺が払うが…これからは一緒に住むんだし貯金から出そう。2人で住む時ように貯金をしていたんだ。軽く5000万は貯まっていると思うが…」
🥞「5000…万…?」
☕「あぁ。」
🥞「…貯金ってそんな溜まるもんなのか、?」
☕「まぁ…他の人よりは稼ぎはいいほうだとは思うがそんなに驚くのか?」
🥞「だって俺達のための貯金…さ、300万とか親に少し貰ったやつとバイトで稼いだのとかで…」
☕「俺達のために貯めてくれたのか?!」
🥞「ま、まぁ…冬弥に比べたら全然だけど…」
☕「嬉しい!!俺為に沢山頑張ってくれて…!でも、無理はしないで欲しい。俺が何円でも出すし管理もするから…な?その貯金は彰人が好きなように使って欲しい。」
🥞「え…ま、まぁ…大人って怖い…」
☕「そろそろ夜ご飯の時間だな。予約がしてある。タクシーも呼んであるから行こう。」
🥞「ま、マジで…?なんか申し訳ねぇ…」
☕「ここは甘えてくれ。ほら、行こう。」
🥞「まぁ、…たまにはな、。」
そして焼肉を腹いっぱい食べてタクシーで家に帰った。
☕「お風呂どうする?」
🥞「一緒にはいろーぜ。」
☕「いいが…//」
🥞「恥ずかしーの?笑」
☕「そ、そんなことない!入るぞ!!」
🥞「ふはは笑」
笑い合いながら広いお風呂にも入って高そうなドライヤーで髪を乾かしてもらってその後…後は…
🥞「…冬弥は…俺なんかでいいのか、?」
☕「彰人がいいんだ。な?」
🥞「…じゃあベッド…」
☕「あぁ。」
恥かしいのと緊張で胸がドキドキしてもう少し後ろが濡れている。
ドサッと押し倒された。
それも優しく。頭を手で持ちながら優しく押し倒してどんなけ過保護なんだか。
それも冬弥っぽいけど。
🥞「…解かしてあるけど…?」
☕「いつの間に、…」
🥞「高校の時から、…冬弥で抜いてたって言ったら?」
☕「…!//」
🥞「ふ、早く…」
☕「優しくすると約束する。もし、激しくしてしまったり痛いとか何かあったら直ぐに言って欲しい。」
☕「後、気持ちい時は気持ちいと伝えて欲しい。彰人の好きな所は覚えておきたい。」
🥞「…ん、言っておくけど…冬弥にやられて嫌な事なんてねぇから。」
☕「…ありがとう。じゃあ始めよう。」
🥞「…すー…すー……すー…(寝」
☕「(微笑ましいな。)」
約6年間恋人に、特別な人に手を出さずによくやったと俺は自分を自分で褒めた。
卒業するまで我慢。どれだけ我慢したことか。
君が俺を必要とした時俺も君を必要としたいと思った。
1人で苦しむ君を見て俺はどうか救ってやりたと思った。
君の笑顔を見て自分も笑顔になれた。
君が悲しい時は俺も悲しいと思った。
君が人生に色を付けてくれた。
ただ仕事をするだけ。
親に公務員になれと言われて何となく保健室の先生というものになってみたくてそのまま保健の先生になって学校に配属されて「怪我の手当」と「心の手当」が仕事でそれをこなしただけ。特別に「俺が助けてやらないと」とは思わなかった。仕事だから寄り添うだけ。俺には色なんてなかった。
そんな時に君は俺に色を教えてくれた。好きだと、特別になりたいと言ってくれた。家庭環境や人間関係の悩みを持ち愛されたいと願う少年を俺は何故か仕事だからじゃなくて本心で「愛したい」なんて思った。
最初はあんな事もあり気持ちが左右することばかりだったがあの事以来君は当たり前のことしか話さなくなった。「今日は数学だった」とか「今日は雨だね」なんて。特別な存在なのに特別な話をしてくれないから少しでも特別な話をして欲しいから”特別に、相手が喜ぶように”話を沢山聞いた。
そのおかげか色んな話をしてくれるようになって『一緒に住みたいね』なんて嬉しい言葉をかけてくれた。
それなら、と俺の家に来て欲しいと誘って。
手繋いだりハグをしたりキスをしたりで何とか高校生まで耐えて高校生になったら家呼ぶようにして、でもお泊まりは禁止だしキス以上のことはダメだとルールを決めてなんとかここまで我慢して。
今やっと彰人を愛してやった。いや、愛させてもらった。愛しまくった。
君がどんな気持ちで抱かれてどんな気持ちで抱いて童貞を卒業したかなんて気分が良すぎて覚えていない。
でも、これだけは言えた。君の特別な顔が見れた。誰にも見せない、見れない顔が特別で俺は幸せだった。
今は疲れて寝てしまったがこのために買ったダブルベットは余るくらいに抱きついて寝ている。
俺は疲れて寝るどころか寝れない。
ただこうやって彰人のことを思い出してみるのも悪くないと思った。
気付けば朝の6時だった。
彰人のことを考えて居たらもうこんな時間か…彰人の事は起こそうか起こさないか。
起こさないように動いたつもりが起きてしまったらしい。
🥞「…とや、…はよ。」
☕「おはよう。ふふ、寝ぐね可愛いな。」
🥞「…かぁいくねーよ…」
☕「ふふ、可愛い。」
🥞「可愛くないって…!」
君が何度色を落としたって俺がまた6年前のように色をつけよう。
そして、同じ色になろう。
END
特別編どうでしたか?!
めちゃくちゃうまくいったのでは?!
コメントくれると嬉しいな😭💓
コメントいつもくれる方嬉しいよ!!ありがとう!コメ返今からするから待っててね〜!!
♡も忘れないでね!!
おつたにっ!!