※この物語には、本作とは違う内容が入っています。だぁれも死んでねえです。抗争なんかクソ喰らえ。なーんて言いたいですけど、天京戦争は起きてます。そこで死んだ人は死んでます。ごめんちゃ。ちな羽王戦争は起きてないよ。そして作者の癖が大量に詰まっております。それでもいいんじゃねえの?という心がエベレスト級にでっかい御仁は、どうぞ先にお進み下さい。あ、あとかぶちゃ愛され要素あるからね。
俺の名前は小峠華太。
現在差し入れのメロンパンを御三家兄貴とほくほく顔で仲良く食べているアラサーの極道だ。
…もう一度言おう。極道だ。
こんなに楽しそうに、のほほんとメロンパンを食べているが、生粋の極道だ。
…にしてもメロンパンクソうめえ(2徹目)
小林「メロンパンうまうま〜(3個目)」
和中「うむ……やはりこれは美味いな。」
野田「疲れた時はこれに限るのだ」
兄貴たちも瓜生さんのメロンパンがお気に入りである。
そして俺が兄貴たちにコーヒーを入れていると、カシラからお呼び出しがかかった。
カシラ「華太、お前に来客だ。」
小峠「俺に、ですか?」
俺に用があるなんて珍しい。一体どんな人なのだろうか。
小林「華太に客ぅ?」
和中「どこの誰だ?」
野田「また華太ちゃんのストーカーかぁ?」
(※華太君ですが、ちょっと前にストーカー被害にあったことがあり、そのストーカーが組事務所まで押し寄せてくる、ということがありました。その話はまたいつか。)
カシラ「いや、今回は違う。とにかく華太は早く来い。客人を待たせる訳にはいかないからな。」
小峠「分かりました。直ぐに行きます。 」
コンコン
小峠「失礼します……」
俺が客室に入ると、目に入ったのは中華服を来た双子。俺はこいつらを知っていた。
??「お久しぶりでございます。」
??「この日を待ち望んでいました。」
俺を見るや否や、2人は立ち上がって深く頭を下げた。
小峠「…なんでお前たちがここにいるんだ?」
俺は殺気を込めて言い放つ。
英浩「(凄まじい殺気だ。)」
英宇「(やはりこの方は、このような場所にいていい御方ではない。)」
こいつらは中国で活動する、義を重んじる暗殺組織、『死神羅漢』の『呉兄弟』。中国拳法と双子ならではの阿吽の呼吸を組み合わせた戦い方は、一流の殺し屋でも完璧に外すのは難しいだろう。総合的な戦闘能力は、裏中国拳法の元雲嵐、そして亡くなった翠蘭に匹敵して、中国最強の殺し屋として恐れられている。
さて、なぜそんな奴らが俺に会いに来たかだが…
英浩「現在、我々はエルペタスなる極悪非道の組織と敵対関係にございます。」
英宇「彼奴等は非常に高い戦闘能力を持ち、現に裏中国拳法の元雲嵐殿が、エルペタスのオリオンとやらに敗北しました。 」
小峠「なんだと?元がやられたのか?」
たとえ強敵だったとしても、あいつが負けるとは、随分と強敵なのだろう。
英浩「そして先日、我らが故郷中華で、政治家が一人、エルペタスのミストに殺害されました。」
英宇「我々はエルペタスをこの世から抹消するために、株式会社モーリーと手を組みました。」
なるほど、死神羅漢と株式会社モーリーが手を組んだというわけか。
小峠「口下手なお前らのことだ。どうせ一発触発状態にでもなったんだろ?」
英浩「…よくお見通しで。」
英宇「そして我々は、貴方様に協力を要請しにまいりました。」
俺は少し沈黙したあとに、重い口を開く。
小峠「今の俺はお前らとは赤の他人だろうが。それに、俺がお前らに協力する理由がない。」
そうだ。俺は『天羽組小峠華太』。
もう、“あの頃”には戻らない。
戻れない。俺が自分で決めたんだ。
英浩「貴方様の力をこんな場所で放置しておく訳には行きません。」
英宇「貴方様は、死神羅漢トップアサシン」
コメント
1件
コメントしていいねくれたら私多分死ぬほど喜ぶと思う。気を良くしてリクエストとかも請け負ったりしちゃうかもしれない。なんならイラストとか描いちゃうかもしんない。