ねえお母さん。今どんな気持ちなの?
「ちょっと、、、まってよ。私はあなたのお母さんなんかじゃないよ!」
私が作り出したお母さん。私のことを探しに来てくれた。ここまでね。
「何言ってるの、、、!」
ずっと待ってたんだよ。私を見捨てた日から。
「、、、もうダメ。意味がわからない、、、!」
もう行くの?
「ククに話をつけてくるから!!」
ククは居ないよ。
「、、、」
残念だね。お母さん。
「私は、、、誰なの、、、?」
それを考えるために私が居るの。
「じゃあとっとと教えてよ、、、!!」
あなたはモモ。私のお母さん。あなたは私を捨てた。私は要らなかったの?
「あなたみたいな人だったら、、、結構な確率で捨ててたかもね、、、!」
お母さん。ここで煙草を吸わないでよ。
「、、、うるさい。」
お母さん。そんなにお酒飲んだら危ないよ?
「、、、うるさいな。」
お母さん。あの人危ないよ。お母さんをだまそうとしてるんじゃないの?
「ククは悪くないから。あなたがおかしいのよ、、、!ククが間違ってるなんて絶対に無いわ!!」
あの人のことになると必死だね。
「そう見える?でもね、私が1番好きなのはモモだから。」
そうだよねお母さん。お母さんが1番好きなのは自分だもんね。モモは初めになんて言ったんだろうね。
「私は君だ、、、。と、言っていた、、、」
それが答えなんでしょ?お母さん。もう隠すのは止めよう?一緒に罪を背負おう?
「私は何も罪なんて犯してないわ、、、!!!」
大丈夫。最初は分からないかもしれないけど、、、今のお母さんは凄く綺麗だよ?
「私は潔白、私は潔白、、、!!」
お母さん!!!
「うるさい!!!どっか行け!!!」
止めて!!やめてよ!!!
「楽になりたいの!!!解放されたいの!!」
何から解放されたいのよ!!!
「アンタからよ!!!アンタがこの世界の神で、私が逆らえないんだったら、私は死ぬ!!!」
お母さん!!!!!
『なあ、これで良かったのか?』
「まあ、良かったわよ」
『本当に意地悪だなぁお前』
「そうかしら」
『でも悪魔が死んで良かった。もう後悔はしねぇだろうさ』
「そうね。でもやっぱり、寂しい?」
『いいや。そんなことはないさ。お前がいてくれるからな』
「リリスは失敗だったのね、結局のところ。でもこれはクク、あなたのせいでもあるのよ?」
『げっ、人のせいにするなよモモ』
「でもこれでリリスはいなくなった。自殺なんて悪魔にお似合いの最期だわ」
『お母さんって話しかけてたけど、あれは何だったんだ?』
「ふふっ、あれのこと?あれはね、、、」
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