中原視点
いつもと変わらねぇ一日だと勝手に思っていた
けど、そんな勝手な考えは一瞬にして変わっちまった
「さてと、任務も終わったし、帰るか」
今日の任務を済ませ、すぐ帰ろうとした
なるべく人に自分の姿を見られないよう気を使い、早足で帰った
いや、帰ろうとした。そんなときだった
ドンッ
???「グヘッ!?」
「ッ!?」
前から来ていた奴にぶつかっちまった。そして、見知った声が頭上からした
太宰「大丈夫かい!?怪我は、、、なさそうだね」
???「痛ってて、、、あ!大丈夫ですか!?」
いや、こんな俺の心配より自分の心配しろよ。と危うくツッコみたくなる衝動を抑え
「あぁ、こっちもすまねぇ」
謝罪の気持ちと、早く帰りたいという気持ちがごちゃまぜになりながらも
謝罪をした。謝罪をしなければ、もっと面倒事に巻き込まれる。それだけは避けたかった
ただそんな思い、あいつのせいでどうでも良くなっちまった
太宰「こんなところで何しているのだい?」
太宰「”中也”」
苛つくあいつの声。
「チッ」
「それはこっちのセリフだ、クソ太宰」
くそっ、こんなことになるんだったら空でも飛んどきゃよかった、
太宰「私は今、姫とデートをしていたのだが、、、」
太宰「チビに会うならお家デートでもすればよかった」
このとき俺は不思議に思った、チビと言われたことが気にならなくなるぐらい
あの太宰が、”姫”などと言う人間がいることに不思議に思った
ただ、そんな俺を無視するように話を進めた
太宰「凛音。こんなチビ放って置いて、クレープ買いに行こうかニコッ」
凛音「えっと、」
太宰「、、、もう、遅いんだから」
ギュッ
凛音「うへッ!?//」
太宰「さぁ!行こうではないか!」
目の前では、青春のように甘酸っぱい空間が流れていた
まぁそのまま、俺のことなんて忘れて去っちまえばいい
表の世界で、必要とされない俺のことなんて。忘れちまえば良い
凛音「ちょっと待ってください!!」
はッ、!さっきまで俺は何を考えていたんだ?俺らしくねぇな、笑
んな呑気なこと考えいたとき、俺は衝撃的な言葉を聞いた
凛音「中也さん!ぶつかってしまったお詫びとして、クレープ奢らせてください!!」
「はッ、!?//」
太宰「は?」
こいつ、正気か?こんな俺に、お詫びなんて、、、変わってんな
おもしれぇ、こいつがどんなやつか確かめてやろうじゃねぇか笑
コメント
4件
今回もめっちゃ最高でした!
好き