side Nakamu
色んな人が何かしらの用なのか
パーティ会場には結構人数が少なくなっていた
ワイテルズ国は全員いて、日常国は全員いない
限界もいない…
あ、でも我々だ国は結構いる!
運営もみどりくん以外いるし大丈夫!だけど…
らっだぁさんはどこいったんだろ…?
「こんにちはぁ〜♡」
俺が考えてると運営国が向こうからやってきて
挨拶をする。
そういえば新しい人入ってきたって言ってたな
「こんにちは〜」
俺ら全員その人に挨拶を返す
女の人かな…?違ったりする…?
ちょっとボーイッシュ感あっていいなぁこの人
服もオシャレ!喋り方はちょっと苦手…寄り…
かも…?わかんないな
「私、新しく運営国幹部になったゲラっていいますぅ〜♡」
ゲラと名乗る幹部は話術に長けているのかわかんないけど
ちょっと苦手な喋り方でも苦手って思わないな
「ワイテルズ国のリーダーNakamuです!」
「Broooockで〜す」
「シャークんです」
「あ、きんときです」
「スマイルです」
「きりやんですー」
俺らはいつもの挨拶順で自己紹介をする
「運営国幹部ってやっぱ大変っすか?」
きりやんがゲラ達に問う
「書類は結構大変やな。重要な書類が1人100くらいある」
「1人100って…」
めっちゃ数多いじゃん…
それいつも期限守ってるのか…
運営国すご〜…!
「でも私はそこまで苦労してないですよぉ?」
ゲラが小さく手をあげて言う
「ゲラはまだ初めの方だから少なめなんだよね。少しづつ増やされていく可能性はある」
コンタミさんがゲラに優しい口調で言う
なんか他の人にも優しい口調だけど…
ゲラさんには一段とそんな感じがする
「みどりくんとらっだぁさんはどっかいったの?」
1番気になっていたことを勇気だしていってみる
予想外の反応が帰ってきた
「らっだぁはもう運営国リーダーじゃないっすね新リーダーはきまってない」
「え?」
らっだぁさんがもう運営国リーダーじゃない…?
「…何があったんですか…?」
我々だも気になっているのかこっちを見てる
「ゲラが面接の時らっだぁに暴言と暴力浴びさせられて怯えたんよ、さすがにそんなことする奴は置いておけんから」
声も出ないほどだ
らっだぁさんだよ…?あのらっだぁさんが…
なんか言おうとしたその途端、
頭に霧がかかったように頭の中が
もやっとした感覚になる。
自分の口から信じられない言葉が出てくる
「それ酷いっすね」
思ってない
らっだぁさんがそんなことするはずないって言いたいのに
言えない。別の言葉になる
行動も何もかも操作されてる
俺が知ってる限りこの能力を使える人はいない
おそらくゲラさんの能力…
これはゲラさんが俺らを操ってる、
だかららっだぁさん含め運営国は嵌められた
これ…全部の国操ってるとなると
すごい集中と魔力…そして同時処理
パーティが終わってからも
その時のパーティの会話はなにか出来るかもしれないと
できる限り覚えている
でも日常は壊れた
俺たちは何も話せない。行動も制限されてる
あの時のことを話し合うことも出来ない
「らっだぁさん信じられないよね〜。暴力と暴言しちゃってさ!」
こんな風にらっだぁさんを悪く言うような言葉を言わされて
らっだぁさんが悪いって言う言葉が殆どの国に
回ってしまった。
操られてる俺らはらっだぁさんを悪いと思ってないけど
そう言わされる
世間はその声でらっだぁさんが悪いってなってる
誰か…助けて…
制限されてるせいでこんなことに…
らっだぁさんは何も悪くないのに…
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