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「最近柔さ、舜太と一緒に居ること多くない? 」
と勇ちゃんと太ちゃんに急に言われた。
俺は図星だったから何も言えなくて黙り込んでいると、太ちゃんが
「もしかして好きなん?」
「…だったら何?」
そう言うと2人が顔を合わせて驚いた。
いつも通り振舞っているつもりだったけれど、心のどこかでは意識してしまっていた。
「柔太朗くんって好きな人いないのー??」
「んー、まぁ」
「えー笑どっちー??」
「秘密ってことで笑 」
楽しそうに女の子と話している柔を見ると何故か、心がモヤモヤして女の子に嫉妬してしまう。
「舜太、どうしたの」
「何もない」
「顔真っ暗だよ」
「絶対なんかあったでしょ」
「…何もないってば」
今の俺の心のように曇った夕空の下を柔くんと歩いていた。
「ねぇ、舜!」
「あそこのお店また一緒に行こうよ!」
「俺ずーっと気になってて!!」
「…」
「舜、怒ってる?」
「怒ってない」
楽しそうに話しているのを見て、一方的に嫉妬してしまって柔くんに話しかけられても素っ気なく返してしまった。
いつもなら笑顔で沢山話しかけてくれる舜太の様子が今日はなんだかおかしかった。
俺が「あそこのお店一緒に行こう!」なんて言ったら、普段の舜太なら跳ねて喜ぶはずなのになんだか寂しそうで、素っ気なかった。
「俺なにか嫌われるようなことしてしまったかな」 なんて思いながら眠りについた。
俺は今日の自分に罪悪感が湧いてどうにも出来ない自分がもどかしくなって、無意識に仁ちゃんに連絡を送った。
少しして仁ちゃんから帰ってきた連絡は
「それほんとにただの友達なの?」
ときた。
俺はそこで何も返せなくて、柔くんに抱いている自分の気持ちは恋愛感情なのかななんて思いながらスマホを閉じた。
あの日俺が素っ気なくしてしまってから、柔くんは俺と距離を置いて話しかけてくれなくなった。
理由も分からず素っ気なくされたら誰だってそうなるだろうけどそれがやっぱり思った何倍も寂しかった。
自分が悪いはずなのに、隙あればずーっと柔くんを探していている。
「ぁ、じゅうくん…」
と呼ぶと、柔くんは振り返った。
どう考えたって俺が悪いはずなのに、勢いで
「柔くん、なんで最近避けるの? 」
と聞いてしまった上、 今まで崩してこなかった敬語まで崩してしまった。
沈黙が続いて柔くんの口から出た言葉は、
「舜が俺のこと嫌いになったと思った。」
だった。
「そんなわけないよ」
「じゃあ、俺と一緒に居たいと思ってくれてる?」
「…柔くんとならおりたい」
もう、「友達だから」では説明できないなぁ。
なんて思いながらそう答えた。
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瑞桜_️️🩵🍄 # 低浮上
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コメント
1件
うわあ、なんかもう…すごくもどかしくて胸がぎゅっとなりました。舜太くんの嫉妬とか罪悪感とか、素っ気なくしちゃった後の自己嫌悪のループがリアルすぎて読んでて苦しかったです。最後に「友達だからでは説明できないなぁ」って自覚するところ、すごく良かった…!柔くんが「嫌いになったと思った」って素直に言えたのも可愛いし、二人の距離がちょっと縮まった感じがして次が気になります💭