今回は、
ストーリー性の無い、
ただ思いついたシーンを書いただけになります
ATTENTION
諸々、ご想像にお任せします
君と、2ヶ月越しの再会をした。
少し前に友人から電話を貰い、“会えるよ”という趣旨の話を聞いた。
でも、乗り気ではなかった。
むしろ、久々に会うのは怖かった。
見ていないうちに、知ってる君ではなくなってしまっていたら…と思うと、その場にすら行くことに躊躇いがある。
でもそんなこと当たり前で、行くしかなかった。
────いや、行かなければならなかった。
友人は全て知っていたのだろうか。
“君”は、友人に何を伝えたのだろう…。
外に出たのも久しぶりだったのに、よりによってこんな場所だ。
行き先は一つしかない。初めから分かってはいたけれど。
中に入ると、知らない顔だらけでだった。
きっと、みんなも俺のことを知らないだろう。
今まで、会ったことなんてないんだから。
でも、この場所で挨拶なんかしたくなかった。
不謹慎すぎる。
でも誰かって聞かれたら、どうするべきか。
嘘を吐くか、事実を告げるか。
でも、その場の全員が、それどころじゃないようだった。
もう手遅れだと、解っているから。
沢山の機械も今はついていない。
今にも目を開けて、笑いかけてくれそうな顔をしている。
側にある花は憎らしい程綺麗で、泣きたくなる。
────これで、よかったんだ。
誰も悪くない。
病はそういうものだ。
君の家族の前だなんて気にしない。
──君の唇は、冷たかった。
2パターンのシチュが思い浮かぶように書きました。
その2種類が気になる方、コメント欄へ。
コメント
12件
最初成人式かと思ったらめちゃ重い話だった((
本人による考察
②しか分からなかったぽえ