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4件
愛と憎しみは紙一重ですね。バハムートさんお気を確かに💦
わぁあ✨めっちゃ大好きです😭♥️ 無理せず投稿頑張って下さい!
ゾディアーク 「あ…と…は…頼んだぞ…」
そう言って、私の大切な人は眠った。
もう他のみんなも瀕死だった。私の中にある感情は、怒り?哀しみ?違う、憎しみだ。
あの時の言葉がようやく分かった。
私 「お前!これ以上の破壊は止めろと何度言えば分かるんだ!?」
ゾディアーク 「お前も分かる。愛と憎しみは混ざり合う存在である事、
そして、お前もいずれ憎しみに囚われる。じゃあな、幻獣王様」
そう言っていた。あぁ…今分かったよ。大切な人が居なくなった後の哀しみや怒り、
それ以上の感情。奪っておいて生きているなんて気に食わない。痛い。苦しい。
死なないで。おいて逝かないで。憎い…憎い…憎い…憎い!
殺す…奪われた分だけ奪い返す。
敵 「あら?まだ立てるのね。まぁ、さっさと死んで…」ガシッ
「!?」
俺 「バハムート…?」
バハムートの目には光が無い。ただ俺にも分かる。ゾディアークと同じ目をしている事。
憎悪に囚われて、おかしくなっている事。
敵の首を絞めて窒息死させる気だ。
敵 「離しなさいよ!このゴミクズ!!」
敵はバハムートの手を払って一命を取り留めた。
だがバハムートは敵を床に叩きつけて殴っている。
手も血塗れになっていて、それでもずっと殴り続ける。
そしてこの言葉を繰り返している。
バハムート 「死ね…死ね…返せ…返せ…」
狂気じみたその行動に、俺たちは恐怖を覚える。
もう、居ないんだ。優しいゾディアークも、
ゾディアークといる時が一番幸せそうなバハムートも。もう…居ない。
ご視聴いただきありがとうございました。この小説は2、3話で終わります。
短い小説ですが、お楽しみ頂けたら嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。