過去編
天「兄さん!」
アタシは兄さん下のことが大好きで、
兄さんの為なら、なんでもする、
殺人マシーンだった
兄さんの為に人を殺して、
兄さんの為に任務を行った、
厭な事も全部全部、兄さんの為、
今思うと、疲れていたのかもしれない、
兄さんに囚われているこの生涯が、
アタシは兄さんに呼ばれ、兄さんの事務室に向かった
コンコン
天「兄さん天音です」
太「嗚呼入ってくれ給え」
ガチャ
天「兄さん、この人達は、?」
太「天音、僕の為に犠牲になってくれ給え」
天「ぇ、?」
ガシッ、
天「ッッ離してッッ、」
天「兄さんッッ?!冗談でしょッッ、?」
太「僕が君に嘘をついたことは?」
天「ッ、ない、」
太「分かるよね?」
天「ッッ、、」
ガタ
天「ぁ゙ッ、」ガク、
太「好きにするが良い」
モ「はい」
天「ぁ゙、ぃ゙ッ、」
苦しい、痛い、
なんで、?
痛いよ、
苦しいよ、
兄さん、兄さん、
天「お、兄ちゃッッ、、」
太「やっと言ってくれたね」
ギュッ、
天「お兄ちゃッッッ、」
兄さんはアタシを姫抱きし、言った、
太「ごめんねぇ、好きな物には意地悪したくなる物で、、」
太「でも天音のためなんだよ、?」
太「分かってくれるよね?天音なら、」
太「ねぇ天音は誰の所有物?誰の妹?」
太「ねぇ?答えて」
その兄さんは何時よりも怖くて、恐ろしくて、
天「アタシはッ、兄さッの」
ゴトッッ
天「あ゙ッッッッ、ぃ゙ッッ、」
太「誰の?」
天「アタシはッッ、お兄ちゃッの、所有ッ物、で、」
天「お兄ちゃッッん゙のッ、妹、れすッッ、、、」
太「良く言えました」
ギュ
一度投げ飛ばしたアタシの体をまた持ち上げ、
ちゅ、
天「ッ、」
太「さぁ、帰ろう」ニコ
太「天音は女の子何だから、女の子らしく、ね?」
天「ぅんッ、お兄ちゃん、」
森「余り意地悪してはいけないよ?」
太「分かってますよ」
森「本当かなぁ〜、」
太「天音が良い子にしてたら、ですけどね」
森「重度のシスコンだ、」
太「ロリコンに言われたくないですね、」
森「酷ぉい、」
現代
太「天音?」
グイ
太「何か忘れてないかい?」
天「ぁ゙、ごめッ、」
太「わかれば良いのだよ」ニコ
敦「どうかしたんですか?」
太「厭何も?」
天「うん、何もないよ」
太「天音?私は言ったはずたが、」
太「可愛げのない子も嫌いだよ」
天「ッッッ、」
天「御免なさい、」
ぁ〜ぁ、こうならない為に、見つからないように男装してたのにな、
国「どうした?」
乱「太宰、余りやりすぎるなよ、」
太「分かってますよ」ニコ
僕は、厭、私は太宰治の、お兄ちゃんの所有物、女の子で、
嗚呼、男に生まれていたら、
お兄ちゃんという存在に縛られなくて良かったのかな、
昔みたいにさ、
お互い名前で呼んでさ、
太「天音!」
天「治!」
嗚呼、私が女として生まれた時点で、
この結末しかありえなかったんだ、
お兄ちゃん、
ごめんね、私のせいで狂わせて、