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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
ここは、とある育成場。ここでは、食用の人間たちが育成されている。その使用用途にも関わってくるが、その全てに対応できるよう、普通の人間とは違い、少々身体がいじられている。…おや?話し声が聞こえる。少し除いてみよう…。
💙「ねぇねぇ、今日M-0623-78が買い取られたんだって!」
💜「へぇ〜、、、あの結構大人しそうな目つきをしていた子か、、、。変なコトされないといいねぇ〜」
❤「ね、ここ数年、俺たちを買っていく人多いもんね。俺たちもここを出れる日が遠くないのでは…!?」
💜「そんな甘い期待しちゃいけないよ、❤くん。俺たちはあくまでも奴隷。ここを出られたとしても、よっぽどのお人好しでない限り、もっと最悪な人生が待ってるかもだよ?」
❤「うぅ、、、だよネ(´・ω・`)」
手首に付けられた鎖をいじる青髪は💙。通称、C-0529-06。普段育成場の飼育員が来ているときは大人しいのだが、居ないときはこうだ。誰かしらを捕まえて、話題を盛り入れる奴隷たちの間では情報屋である。
買われていく奴隷たちを見て、明るい未来を夢に描く赤髪は❤。通称、R-0524-01。💙のおしゃべりにはのるのだが、あまりいい話ではないと、興味をもたないいわゆる気まぐれ屋である。
買われた奴隷たちの身を案じる紫髪は💜。通称、N-0623-04。唯一この育成場の中で外の世界を知っている人物でもある。その世界がどうで、彼にはどんなふうに見えたのか。それは誰にも分からない。
💙「、、、最悪な人生、、、か。ちょっとでもいいから外で遊んでみたいよ。人間が言ってたんだ!お外で遊ぶのは楽しいって!」
❤「俺たちも一応人間だけどね。」
💜「奴隷は、人間よりも低い立場。だから、同じ『人間』と思ってはいけないよ。」
❤「そんな厳しくしなくてもぉ、、、(´;ω;`)」
モブ「なぁ、あの人間、どうにもおかしくないか?」
その奴隷が指さした先には、大きな馬車を率いた人間がやってきた。飼育員は皆跪く。この人、よっぽど偉い人なのだろうかと奴隷たちは首を傾げるばかりである。
???「、、、ここの食用奴隷、全員買ってもいいかい?」
飼育員「ぜ、全員!?そ、それは、、、。」
???「従業員用なんだ。頼めるか?」
飼育員「は、はっ!仰せのままに!」
そんなこんなで奴隷たちは全員外に出され、大きな馬車に乗せられた。💙や❤のように外の世界が初めての者もいたが、💜のように、何度も売り飛ばされて来た者もいる。だがどちらにせよ、こんな大きな馬車に何百人も乗るのは初めてだった。どんな世界が待っているのだろうかと、はしゃぐ奴隷が多く見られた。
💜「、、、。」
❤「こんなおっきな馬車に乗るの、俺初めてだよぉ✨そうでしょ?💙ちゃん!」
💙「うん!めっちゃ楽しみ!ね!💜くん!」
💜「、、、俺は、、、あんまりかなぁ、、、。だって従業員用でしょ?どうせ荒い扱いされるだけだよ。」
💙「むぅ、、、(´・ω・`)」
すっかり冷え切ってしまった💜の目には、絶望も何もなかった。只々、無でいるだけだった。これが、本来の食用奴隷の姿。あの飼育員がしっかりしていないゆえ、うるさい奴隷が増えただけである。💜はそう、思っていた。
モブ「お前ら、着いたぞ。」
着いたのは真夜中だった。奴隷たちは眠そうに体を起こす。そして、怪しげな建物の中に入っていった。
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