テラーノベル
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初めて会った彼女は少し変だった。
彼女は彼女のなんの関係もないユムカ竜を見逃して欲しいと言った。彼女は必死に嗚咽と涙を隠し、俺に膝をついた。
「依頼は受けないつもりだ。」
そう言うと髪で顔は見えないが安心した声を漏らした。
「マリポのキィニチだ。宜しく頼む。」
「..マリポ…“英雄”……」
一瞬彼女の声は少し沈み、俯いた。その一瞬が終わると彼女はすぐ様顔を上げた。とりあえずムアラニの所へ連れて行こうと思う。彼女の小さな手を引き、流泉の衆へ向かった。
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