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今回も相変らす神ってますね!! ロシアツンデレなの良き✨️💕 アメリカ意外と犬系...? アメロシの発展楽しみにしています! 次回も楽しみです!

アメロシ……ありがとうございます!!!!
ソ連さん…過保護(((
第一章1話目
ロシアSide
月曜日 8:23
「………」
俺は時計と睨めっこをしている。今日は月曜日。そして、それは学校や会社に行く日。
普通なら、今の時間は学校や会社にいる時間帯だろう。だが、俺は違う。現在、俺は家の中。ましてや、自室。寝間着であぐらをかき、腕を組んで時計を睨みつけている。
「…遅刻だ。」
…やっぱり今日は休もうかな。
バァンっ!!!!(ドアが勢いよく開いた音)
「うわぁぁぁぁぁぁぁ?!?!」
『ロシアぁぁぁぁぁっ!!!!大丈夫かぁぁぁぁ!!!!!』
いやいやいやいや、怖すぎだろ!!父さんが発狂しながら飛び込んできたんだけど?!ハンマーでドアぶっ壊したのか…?
「な、何…父さん…っ!!」
『何ってそりゃ、学校行くって言っていたのにずっと起きてこないから何事かと思って…!!!』
父さんは相変わらず過保護で心配性で、面倒くさい。俺がただの寝坊と言うと、少し安心したように目を細めた。本当に優しいんだな、父さんは。
俺が言い終わると、すぐさま俺の着替えを手伝ってくれて学校まで送ってくれた。意外にも学校は30分程度で着くので、学校までついてきてくれたのだ。
高校は電車を使わないといけなくなるところしかないから、正直中学生のままでいたい。来年はもう高校生だから、考えても意味ないけどな。
父さんが去り、俺は下駄履まで歩いていく。もう9時近くの学校は1限目の途中であり、静かだった。先生たちも授業や職員室に控えているのか、廊下でもあまり見ない。
静かな空間は少しドキドキする。自分しかいない空間。なにをしても許されるような錯覚に陥ってしまいそうだった。
―あぁ、もっとこの時間に浸りたい。
上履きに履き替え、俺はゆっくりと廊下を歩いていく。きっと、教室に入ったら冷たい目で皆が見つめてくるんだろうな。昔もそうだった。俺はあまり学校に行っていないし、行けたとしても大体早めに行っている。遅くから来たら目立つから。
遅刻だってそうだ。廊下は静かで、教室はしんと静まり返っているときがある。その時に限って自分は教室についてしまい、騒がしくなるまで待つこともあるのだ。ゆっくりとドアを開けてこっそりと入る。それか、潔くバァンっ!!と音を立てて入る。その2つだった。
今回は、潔く開けてみようかな。…あいつもいるだろうし、多分大丈夫だろう。
俺の教室は比較的明るくてうるさい方だし、冷たい目で見られることはないだろう。だが、クスクスと笑われる可能性は普通よりも断然高い。
3階にある3年生の教室は、結構遠いため面倒くさがってエレベーターを使おうとするやつも少なくはなかった。今は授業中だからそんなやつはいないが、朝や夕方はちょくちょく見かける。
ゆっくりと、噛みしめるように階段を一段ずつ登っていく。そのたびに、心臓の鼓動も速まっていく。自分は1人。廊下には誰の声もなく、足音もない。
誰もいない。
教室の目の前まで来た。あとは入るだけ。だが、それが簡単にできれば苦労はしない。ちらりと時計を見ると、授業が終わるまであと5分。待ってもよかったが、今入ったほうが楽だ。休み時間になった途端に飛び出てくるやつはいっぱいいる。
…今、入ろう。
ガラガラッ…
167
「…っ、」
おはようございます、と言おう思って口を開いた。だけど、喉が閉まって声が出なかった。
なぜって?皆が冷たい目で見つめてくるから。アメリカは…いない。よくよく見ると、クラスメイトの顔全員知らない。
(…あ、これ…クラス間違えた?)
「……」
ガラガラガラッ…
「…ふぅ…」
思わず叫びたい衝動に駆られ、必死に抑え込んだ。さいっっっっあくだ。ここ3年生のクラスでもない。緊張しすぎて階数を見ていなかったのか…
俺はすぐには動く気になれず、その2年の教室から少し離れて座り込んだ。あと3分で皆が出てくる。休み時間にこんな惨めな3年生を見たら、思わず笑ってしまうだろう。俺だって笑うようなやつだ。
…そろそろ行かなければ、また冷めた目で見られる。
そう思い、重たい体を無理やり持ち上げて逃げるように走った。階段を飛ばしながら登り、3階に到達する。ここは3年生の階。合っている。そして、クラスは4組。1組から3組の前を通るため、足音でバレないようにゆっくりと歩く。音を立てないように、でも速く。
たった数秒が俺には何時間とも思えた。そのくらいきつかったのだ。ここは3年4組。合っている。大丈夫、今度こそ…
ガラガラッ…
「おh…」
キーンコーンカーンコーン…
(ぶち”殺すぞお”ぉ”ぉ”ぉぉ”ぉ!”!!!!)
…もう死にたい。なにもかもが空振りに終わった。そもそも、皆休み時間のことで頭がいっぱいになっておるのか、俺のことに気づいていない。普通に俺は存在感が薄すぎるみたいだ。
(あーあ、もう何もかも嫌だ。失敗に終わったし)
そんなことを考えていた時、急に背中に衝撃が走った。誰かが抱きついてきた?
ちらりと後ろを見ると、アメリカだった。めちゃくちゃ子犬みたいに尻尾振ってそうなほど、満面の笑みを浮かべていた。子供みたいだ。
「…なんだよ…」
『いやー、遅かったからさ?寂しくなっちゃって〜!』
子供か、とツッコみたくなったが、実際はまだ子供なのでグッと堪えた。こいつ、生徒会長やってるって聞いたけど本当か?疑いたくなるくらいバカなのに…
「…待ってたのか。」
『おう!待ってた!!』
多分このアメカスは、俺に嬉しいとかありがとうとかを言わせたいんだろう。ただ、俺はそんな簡単に言うやつではない。なんせ、陰キャだ。しかも性格が捻くれてる方の。
「…きっっっっっっっしょ。」
思いっきり言ってやった。俺はアメリカが嫌いだ。そんなやつに優しくするつもりなんて毛頭ないし、うざいから余計に嫌い。
アメリカが泣きそうになっているが、どうせこれも嘘泣きだろう。分かるのだ。この前とと今日の態度を見ていれば。すぐにコロコロ表情が変わるし、信用ならない。
『…まぁ、照れ隠しだよな!Cuteだな〜♡』
「…はぁ。」
ほらな?言っただろ?こいつには効かねぇんだよ。きゅーととか意味わからないこと言いやがって…
「…2限目、始まるぞ。」
そう言ってアメリカを振り払い、さっさと教室に入って荷物を整理した。次の授業は俺のだいっきらいな情報学だ。
数学とかなら全然いけるのにな…
アメリカが後ろからギャーギャー言っているが、無視して移動する。正直、2限目が情報学ならもう少し遅れてきてもよかったかもしれないな。
そんなことを今思っても仕方ないので、俺はさっさと席に着く。
キーンコーンカーンコーン…
丁度始まった。
先生の話はとてもつまらなくて、義務的なものしか話さなかった。
つまらなくて、眠たくなる。地獄のような時間だった。
色々終わり、昼休憩。嬉しいが、陽キャたちが騒ぎ出す時間なため大嫌いだ。アメリカは陽キャグループの方にいるからいいけど…
正直、ちょっともやもやする。
…は?いや、なに言ってんだ自分!!俺があんなやつを気にかけるわけ…!!
そ、そうだ!ウザすぎて嫌でも目にはいるから、気にかけるしかないんだ!そうだそうだ!
…なんか惨めになってきた。食堂行こ。
…今、俺は屋上にいる。なんでかは…食堂が多すぎた。今日は期間限定のなんかのパンがあるらしく、とてもおいしいらしい。まぁ、俺は食べたくなはないな。あんな人混みに紛れたくねぇし。
…ウォッカの方がいいし。…あ?未成年だからダメだって?
残念だな。俺は中学3年生だが、年齢は普通に500年を超えている。別のクラスに日本という同級生がいるが、そいつは20歳くらいに見えて2000歳以上だ。
まぁとにかく、俺がウォッカ飲むのはOKということだ。
「…はぁ…ウォッカしかストレス発散できねぇよ…」
そんなことを呟きながら、ウォッカを飲む。誰にも見られていないところなら飲んでも大丈夫だろう。
…ちょっと疲れたな。だが、部活は入ってないからあと2限だけ。…頑張ろう。
放課後。
「やっと終わったぁぁ…まだ月曜日って何…?」
体力がない俺にはきつすぎる。だが、今日はもう終わりだ。あのサングラス野郎に会わないためにさっさと帰ろう。
『oh…ロシアChanじゃないか!』
(逃げれるわけないよな。知ってた。)
「…いいぞ。」
…あれ、なんで俺は…
まぁいいか。ただ口が滑っただけだ。それに、よくよく考えれば1人より2人のほうが時間はあっという間に過ぎる。
『え、いいの?!』
目をキラキラさせて聞いてくるが、俺は怪訝な顔で睨んだ。
「…そう言ってんだろ。」
嬉しそうに抱きついてくるあたり、こいつは本当に面倒くさくて…しょうがないやつだ。
帰り道。
『なぁなぁ、最近話題になってるカフェあるんだけどさ、今から行ってみないか?!』
「…は?」
あのアメリカがカフェだと?大声で話していたから聞いたが、こいつはジャンクフード好きだ。ハンバーガーとかポテトとかコーラとか、1日に5個以上は絶対食べてるらしい。きもすぎるだろ。
それに、今から行くのは面倒くさい。
「…行かない。」
『じゃあ明日は?!』
明日…火曜日か。まだマシだし、分かっていれば父さんにも帰りが遅くなることが伝えられる。
「まぁ、明日ならいいぞ。」
『っしゃぁぁぁぁ!!!!』
まじでうるさいな、こいつ。まぁ、そんなやつを甘やかしてしまう俺もダメだけどな。
明日が楽しみだ。なんて思う自分に、もう驚かなかった。