感情のない紫色

朝から2本目投稿〜〜

僕は今から学校なので、頑張って登校してきます……w

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shp side

まだ12時過ぎたばかりだからだろうか。

食堂にはあまり人が居なかった。

kn｢今日は………レバニラの気分やな、うん。｣

そう言って食券を取りに行くコネシマさん。

ut｢え〜俺どうしよ〜〜〜…｣

メニューとにらめっこしながら選ぶ鬱さん。

ci｢…ショッピくんは何にする？｣

shp｢俺は特に……｣

そう言ったところでコネシマさんがトレーを持って帰ってくる。

kn｢後ろの方にバイキングみたいな感じでサラダとかもあるからそんなんでもありやで！好きなの食べや？｣

後ろを向くとたしかにサラダとかがあった。

…サラダにしよう。

そう思い、サラダを取りに行く。

でも、オムレツにも気が引かれてしまい、オムレツもとってしまった。

席に着くとチーノさんも帰ってきていた。

どうやらラーメンにしたらしい。

俺はサラダとオムレツを机に置いてコネシマさんの隣に座る。

ci｢え、ショッピくんそれで足りる！？｣

kn｢お前…！少なすぎんか！？｣

2人が俺のご飯を見てワイワイ言ってくる。

ut｢ぴーくんあかんよ〜？これ食いな？｣

そう言って鬱さんは俺のお皿にからあげを載せる。

ci｢俺のもあげるって！｣

チーノさんは唐揚げの上にチャーシューを。

それと同時にコネシマさんは未開封の納豆をそのままくれた。

shp｢え、あ、ありがとう…ございます｣

家で全く食べさせてもらえなかったから、こんなに貰うと逆に混乱してしまう。

そしてようやく俺もサラダに手をつけ始める。

サラダはドレッシングがかかっていて美味しかった。

その時

？？？｢よぉ、シッマ〜！！｣

レバニラを食べてるコネシマさんの上に誰かが乗った。その拍子にコネシマさんは思わず吐き出しそうになる。

顔を見ると、そこにはショートカットの人がいた。

男性なのだろうが、一見女性にも見える。

kn｢おい、シャオロン！！お前それやめろって言うとるやろ！｣

口の中のものがなくなったのか、コネシマさんは怒鳴った。

正直怒鳴りは苦手なので、やめて欲しい。

sho｢え〜？ええやんけ〜w｣

シャオロン、と呼ばれた人は笑いながら俺の隣に座る。

そして俺に向かって言った。

sho｢シッマの部屋の1年生やんな〜？俺シャオロン！部屋隣なんやで〜？よろしくな！｣

shp｢どうも、ショッピです…｣

シャオロンさんはニコニコしながら俺を見る。

sho｢ショッピくん…野球部に入らんか！？｣

ニコニコしたと思えばいきなりそんなことをぶっ込まれる。

sho｢俺、野球部とゲーム実況の兼部しとんねん〜ゲーム実況の方でもええんやで？？｣

その瞬間、シャオロンさんの頭にゲンコツがとんできた。

rbr｢ショッピくん引いとるで？それぐらいにし？｣

声の方を見ると、小さい人が…()

rbr｢どうも、ロボロです。シャオロンがごめんな？｣

どうやら話を聞いているとロボロさんも部屋が隣でコネシマさん、鬱さんとクラスが同じらしい。

ちな、部活に関しては考えときます、って言っといた。

一日は早いもので、もう夜の８時になっていた。

部屋ではコネシマさん達がわいわい遊んでいるので、俺はベランダに逃げてきた。

shp｢……疲れた｣

本当に今日は疲れた。

これからの学校生活どうなる事やら……

でも、寮ってことはつまり、嫌われたら一瞬だってこと……

家から通う学校であれば、休む事が出来る。

でも、寮だと、ある意味お互いの監視下。

そういうとこがデメリットやな…

とりあえずどうであれ、家から逃げ出せたのは良かった。

薄々感じてると思うが、俺の家では暴力などは当たり前だった。

俺は両親の奴隷だった。

ご飯は食べさせて貰えないし、発言権や拒否権すらない。

だからこの高校を受けさせてくれたのは奇跡としか言いようがなかった。

正直、もう両親に会うのは無理だ…怖くて怖くて、会うだけで震えてしまう。

だから、もう家に帰らない。

大丈夫。要らないものは全て処分し、必要なものは寮に持ってきた。

携帯は嫌だったが家に置いてきた。

これで両親からの着信も、自分からの発信もない。

俺がいた部屋はすっからかん。

両親も驚いていることだろう……

ｶﾞﾁｬﾘ

扉が開く音がした。

振り返るとコネシマさんがいる。

kn｢…疲れたか？｣

shp｢あ、いえ……｣

するとコネシマさんは静かに笑って言った。

kn｢顔に疲れたって書いとんで〜？w｣

コネシマさんはそう言うと、俺の頭を撫でる。

正直怖いけど、怖がったら変に思われるだろうから我慢した。

でも、やっぱり恐怖から震えていたのだろうか。

kn｢大丈夫か？寒いか？｣

コネシマさんが聞いてくる。

shp｢大丈夫…ですから｣

どうにかして誤魔化す。

コネシマさんはそうか、とだけ言った。

kn｢まぁそろそろ消灯時間やから寝よ〜、部屋入るか｣

俺とコネシマさんは部屋に入ってお互い別々の寝室へ入っていった。

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少し補足？します。

knut、shpciで寝室別れてます。

実際の寮がそんなんなのかは分かりませんが、まぁ私立なので…w