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此処に 居住してから がらりと変わった。


” 執事 ” 所謂 、 お手伝いさん というものは もう少し


雑に扱われて 、 こき使われる 存在だと 思ってたから 。



俺は かなり 安堵した 。





________________♡






h「 うたく 〜 ん ! 一緒に 遊ぼ ー ! 」


u 「 勉強は … ? 」





この前 俺がずっと 敬語で 口にすると 貴方は


「 敬語 はずしてよ 、 肩苦しいじゃん 。 」 と けら と微笑んだ 。



今の儘では 友達感覚 だったので 、 王様や はるてぃー 以外の 人たちが

居るときは 、 敬語に 戻すことにした 。



h 「 え 〜 飽きた ! 」


u 「 俺が 教えるから … やる気だしなよ 」



自由気ままな 貴方に 少し 妬き 、 羨ましいなと 小さく 嘆息 した 。


u 「 はぁ … 。 」



h 「 じゃあ ゞ 此処 の 範囲 全部教えてくんね ? 」


u 「 割と多いな … んまあ 、 この範囲 得意だし 五時間コースでいいなら いいよ 。 」



h 「 なっっっが … !! 」



はるてぃーは 顔を 青くし 肩を 一気に下げた 。

そんな彼に 俺は くす 、 と 微笑み 勉強用の 本を 開いた 。







_______________





h 「 はぁ 〜 … やっと終わった 、 」


u 「 お疲れ様 。 よく頑張ったな 」


h 「 疲れたマジで … スパルタ (泣) 」


u 「 そんなでもないだろ 」



無駄に 幅がでかい 机にペンを置き 、 その場で はるてぃーは 就床する 。



u 「 風呂 まだなんだけど … 」


u 「 ま 、 いっか 。 頑張ってたし 」





______________





u 「 … ( カキカキ ) 」



俺が 将来有望に ならなくちゃいけない ん だから 、

もっと 、 もっと 頑張らないと 。



u 「 ふぅ … もう2時か … 。 」



時計を確認すると 日付は変わり 深夜の 2時も 回っていた 。



u 「 いや … まだ 、 完璧に 覚えるまで 、 するか … 」



毎日 一日の 三分の二 は 机に向かって 勉強を していた俺は 目の下には

黒く 隈がかかっていて 、 体力は 略略 無かった 。





そんな 努力 は 報われず 、 失った 。

今まで 必死に 勉強してた 意味も … この国に 居た意味も 何もかもが なくなった 。




? 「 __ ぁ 〜 ? 」


? 「 ぉ __ だ 、 … __ か ? 」




? 「 _ た ッッ !! 」




h 「 うた ッ … !? 」



u 「 ん … んぅ 、 … 」



目を擦ると 心配したような 目つきで 彼は 俺の方にしがみつき 目を丸くした 。



h 「 よかった … すげえ 唸ってたけど 、 変な夢でも見たのか ?! 」



どうやら はるてぃーと 一緒に 寝落ち したらしい 。

居候 させて 貰ってる側が なにしてんだ 、 と 俺は ガバっと 起き上がり

ズボンの 膝下を 少し だけ 払う 。




u 「 すみません 、 … 少し 」


h 「 ぃや 、 うたくんが 無事だったから 良かったけど ! 」



嗚呼 、 貴方は何処まで 心が綺麗 なんだろう 。

こんな なにも 出来ない 価値のない人間に そこまで 慕ってくれて 心配して

くれて 、 俺は どう貴方に 敬ったらいいのか 疑問だらけだ 。



王 「 明人 、 お客さんだ 。 御崎も ご一緒 しなさい 。 」




u ・ h 「 杯 ッ … ! 」





遠くから 王様の声が 聞こえ 、 俺と はるてぃーは 声の

ある方へと 小走りに 向かった 。









王 「 ローヴィス国の 王様の 息子様だ 。 明人に 会いたく 、 態々 来てくださったそうだ 。 」


h 「 ぁ 、 あの 佐人 様の 息子様 、 !? 」


王 「 そうだ 。 御崎 部屋へ招き お紅茶を 用意 してやれ 。 」



u 「 承知いたしまいした 。 」


? 「 … ? こいつ って 、 ( ボソ ) 」




ローヴィス国 。 元俺の国 、 ソフィア国は 父があまり 交友関係が

宜しくなく 、 一匹狼 ならぬ 一匹国 だったのだ 。

そのため 、 アサザスト国や ローヴィス国の 王様や 息子は 全く 把握していなかったし

お会いしたことが なかった 。



それに 比べ 、 ソフィア国と ローヴィス国の 関係は 親しく

この3年以内に 国通しを 連合するかどうかも 悩んでいるらしい 。



? 「 ま 、 まずは 自己紹介 からやな 。 」



少し変わった 口調で 目を俯け乍 彼は 口を開く 。



y 「 ローヴィス国 の 王の息子の 清太 って言います 〜 。 よろしくな っ 」



y 「 ホンマは 、 山田 って 名字やねんけど 、 離婚して こうなっただけやから 、 山田 って 呼んでほしいな ? 」



h 「 気に入ってるんだな ッ ! 」


y 「 せやねん ゞ 。 かっこええやろ ? 」



この二人は 意気投合したのか はじめましてで もう タメ口だった 。


u 「 … 佐人 清太 、 どっかで 聞いたような … ( ボソ ) 」




y 「 … そこの 青髪さんは 、 お手伝いさん ? 」


u 「 ぁ … はい 。 そのとおりです 。 」



y 「 なんか 、 見覚えあんねんけど … 〜 、 気の所為かな ? 」


h 「 言っちゃ悪いけど 、 うたは 元々 ソフィア国の 息子 だったからな 、 」


h 「 山田も 少しは 面影あるんじゃない ? 」



y 「 あ ーー … ね って 、 は !!?? 」


さっきの 嘘っぽい笑顔 から 本気で驚いたのか 俺の顔を まじまじと

見つめ 、 険しい顔をした 。



y 「 お前 … 国 放ったらかし ? 」


u 「 違います 。 」



失礼なことを 平気で 言う 彼に 即問いに答えた 。



その後は はるてぃーが 全部 説明してくださった 。

山田も うんうんと 相槌を打ち 、 納得したように 「 あ 〜 そうやったんや … 」 と

申し訳無さそうな顔で 俺に 眼光を向けた 。




u 「 ( 辞めろ 、 その顔 。 ) 」



と言いたい衝動 を 抑え 、 三つの カップを 台所へ 下げた 。








________________♡






2800 文字も いった ! すごお お お






続く


♥…↑900

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552

コメント

2

ユーザー

すごおおおい! はるうたが違う世界線でも解釈一致で凄い

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