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ある日のこと

2 - 第2話奇病

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2026年01月08日

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春奈「う〜ん、わ!」

いつの間にか私は眠っていたようで朝になっていた慣れない病室の風景だったため思わず声をもらした


佐久原「大丈夫?春奈ちゃん」


春奈「大丈夫です、すみませんお騒がせして」

私の声を聞いたのか看護師の佐久原さんが慌てて駆け寄ってきた


佐久原「それならいいけど何かあったら言うのよ」


春奈「わかりました」

そう言うと彼女はホッとしたのか私に手を振り、病室から退出した


春奈「は〜あ」

ため息がこぼれる、腕や足の裾をめくると牡丹や秋桜が新しく身体に咲いていた。自分の体から生えてなかったらとても綺麗と感じただろうにと私は思った


春奈「そろそろ支度しないと」

私はベットから起き上がり、顔を洗い、歯を磨く。身なりを整え、廊下に出る


外に出ると一気に冷たい空気が流れる。春とはいえまだ少し寒かった。静かな廊下を通り、リビングに向かう


???「おはよう!春奈ちゃん!」


春奈「お、おはよう」

急に挨拶され私は少し驚いたが、反射的に挨拶を返す。その子は薄茶色の髪をなびかせ嬉しそうな表情で私を見る


時雨「あ!?そういえば名前言い忘れていたね。私の名前は時雨って言うのよろしくね」


春奈「よろしく。」

彼女は嬉しそうに自己紹介をした天真爛漫な女の子ようだ。薄茶色の髪がよく似合っていた


???「何してんだ?時雨」


時雨「あ!蓮!もう起きてたの?」


蓮「ああ、お前の声のせいでね」


羽の生えた子が私と時雨に近づく。片手に本を持っていて綺麗なエメラルド色の瞳でこっちを見ていた


時雨「ひどくない」


蓮「そうか?本当の事を言っただけだ」

そう言うと時雨は頬を膨らまし、少し赤くなった顔で蓮を見つめる


蓮「そんなことよりも早くご飯食べたいんだが」


時雨「もうそろそろでできるみたいだよ!

あと春奈ちゃんに自己紹介してよ」


蓮「春奈?」

彼は私を見て悩んだような表情で私を見た


蓮「ああ、お前の名前春奈って名前だったね。俺の名前は蓮よろしく」


春奈「よろしく」


時雨「挨拶も済んだし、ご飯食べに行こうか!」


蓮「ああ」

時雨に手を引かれ白い机の近くにあった椅子に座る。辺りを見渡すと昨日見た子が居た

ご飯が来るのを待っているようだった


時雨「おっはよ!竜斗!」


???「おはよう」

そう返したのは額に角が生えている少年だった金色の髪がとても特徴的だった


蓮「ついでにこいつに自己紹介してあげて」

私は指をさされる。少し驚いたが名前が分からないので正直助かった。なんだかんだで蓮はそのへんを気遣ってくれいるのかもしれない


竜斗「僕の名前は竜斗。好きなものは遊ぶことだよよろしくね」


春奈「よろしく」

彼は笑顔で私の顔を見る。薄緑の瞳が光で照らされ、とても美しかった


蓮「後一人雪菜って言う奴がいるんだがなにしろ臆病でなあまり出てこなくて」

蓮は渋々と答える。多分雪菜って言う子はあのときいた水色の髪を三つ編みにしていた子のことだろう確かに彼女はここに来たときも泣いていた


蓮「まあ機会があれば会うだろう」


佐久原「ほ〜らご飯の時間よ。手を合わせて」

後ろから佐久原さんが顔を出す、私達は手を合わせる


佐久原「いただきます」

ご飯は食パン、野菜、卵焼き、ウィンナー、ヨーグルトがあった。とても栄養のいいものが使われていた。味もとてもおいしかった


朝食を済ませ、皆で少し遊ぶ。


時雨「見て!鶴!」

そう言い時雨が見せてきたのは折り紙で作られた鶴だった。とても丁寧に作られており、思わず声を出してしまうほどだった


春奈「すごい上手だね」


時雨「ありがと!」


蓮「まあお前にそれしか特技がないからな」

後ろから少し低い声が聞こえる。振り返るとそこには蓮がいた


時雨「それ以外にもあるもん!」


蓮「へー、なら教えてもらおうか」

二人が喧嘩を始め私は止めようか迷ようとした


春奈「ふ、二人もと喧嘩は……」

私は止めようとしたが二人とも気づいていなかった。どうしようか悩んでいると後ろからポンと肩をたたかれた


竜斗「ごめんね2人が迷惑をかけて。すぐとめるよ」

竜斗がそう言い、時雨と蓮の喧嘩を止めた

驚くほど早く喧嘩が収まったため私は驚いた


竜斗「ほら、二人とも!春奈に謝って!」


時雨「ごめんね……春奈……迷惑かけちゃった」


蓮「悪かった」


春奈「いやいや、そんな謝らなくても」


竜斗「春奈、甘やかさないで二人には反省が必要だよ」


時雨「ほんとにごめんなさい」


竜斗「はい、じゃあ次からは喧嘩しないでね」


蓮「ああ」

しばらく遊んでいると……


蓮「そういえば春奈は何の奇病だ?」

突然の質問に驚く、確かにここに来たなら何かしらの奇病にかかったと知っていて当然だ。しかしあまり言いたくはなかった。多分、自分が奇病にかかったということを信じたくないのだろう


だけどここで言わなかったら変に思われるだろうだから私は自分の腕の袖をめくって花の咲いたところを見せる

春奈「私の奇病はこれ」


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