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蘭side
「あ、やばい!私、買い物頼まれてたの忘れてた!」
「私付き合ってあげるよ!いこ、園子!」
えーと…これでいいのかな?
ちらっと園子を見るとばっちり!とでも言うように頷いてきた。
えーと、事情を説明すると…
数分前
「…ねぇ、蘭」
「なに?園子」
なにやらこそこそ喋ってきた園子に合わせて、私も小声で返事する。
「見てよ、歌心ちゃんを」
「……」
歌心ちゃんの方を見ると、ハムサンドを食べながら
なにやらじーっと安室さんの方を見ていた。
「これって……」
「そう、恋よ、恋!」
(ちなみに歌心は恋心からではなく敵意を込めて安室を見ていたのだが。)
「今、店に私たちだけしかいないでしょ?」
見渡すと、園子の言った通り。
客はもちろん、店員でさえ梓さんが居ないため私たちだけになっていた。
「つまり、私たちが帰ったら2人きり……」
「そう!だから、帰っちゃわない?」
えー……。
なんとなく分かるんだけど、気まずくならないかな?
まいっか、恋愛マスターの園子に任せておこう。
「んじゃ、私が適当な用事を作るから、蘭は一緒に着いてきて」
「分かった。」
それで、今に至るという訳…なんだけど、
安室さんはいつも通りにこにこしているから置いといて、歌心ちゃんは…すごく驚いた顔をしている。
これでいいのかな…?
まぁいっか、
それで私たちは2人だけ残して店を出た。