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たくきゅー神✨
tkkyが見たい!
ut「やらかしたッ…完全にやらかしたッ………」
hr「お ~い、うた ~。ネガティブ状態になってんぞ ~」
ym「きゅーの時もやったもんな、こいつ」
ut「う”ッッッ………」
tk「火に油を注ぐな…」
ym「ひにあぶら?…なんやそれ」
tk「………」
…みんなには言えへんけど、実は山田、ゆーまくんの家の事情のことを知っているんや。
部長のはるてぃーもしらへん、副部長のうたも知らへん。みんな知らへんこと。
多分うたも知らへんかったから言ってもうたんやろな。
まぁ、話を振ったのは多分ゆーまやから…、あれやけど。
てか、一年はいつになったらくるんや…?こっちは大惨事だって言うのに……
ut「…え…?」
ym「あいつ、昔から人を慰めるのが得意なんよ。だから、今もゆーまの事慰めてあげてるよなぁって…」
ut「………でも…」
昔、ゆーまに聞いたことがある。
yu『僕…、実はこむさんみたいな人になりたいんですよ。…え、なんでかって?そんなのッッ……僕とは反対ですから…w』
そん時のゆーまは、悲しそうな、諦めているような表情だった。
「決してこむぎのようにはなれない。だけどがんばりたい。なりたい。」そう言うような表情で、山田に話してきた。
ym「うた、ゆーまってな。人に心配させるのが一番嫌いやねん」
ut「…ぇ」
yu「今のあいつやったら、余計プレッシャー抱えてまう。だから、元気出せや」
ut「…うそ…、山田って慰められるんだ…」
ym「あぁ”ッッ!?なんやとお前ッッ!!人がせっかく……」
ut「ありがとッッ…、…ってことだけ言っておく」
ym「……おう」
たくぱんはゲームしてるけど…、はるてぃーはこの光景をニヤニヤしながら見つめていた。
ったく、気持ち悪いやつやな……すると、後ろからドアが開く音がした。
見慣れた紫髪と水色髪。ゆーまとこむぎだった。
ut「あ、ゆーまくん……」
yu「うたくん、もう僕大丈夫ですッッ!心配かけてごめんなさいッ!」
ut「…うん、俺もごめんね」
ゆーまの顔は、心なしかスッキリしたような顔に戻っていた。
さすがやなこむぎ。
そうアイコンタクトを送ると、「せやろ?」と、またアイコンタクトが帰ってきた。
hr「はいはい、暗い話は終わりッ!撮影すんぞ ~」
tk「あれ、げぼしっくすは?」
hr「補習だとよ。先やってようぜ」
tk「あぁそう……んじゃやろっか」
そのまま、平和な時間は過ぎていった。
○○
yu「ただいま」
家に戻ってくる。僕が嫌いな…、家。
だけれど、さっきのこむさんの言葉がとても大切なものに思えた。
我慢しないでたくさん楽しんだ方がいい。
他人を頼った方がいい。
プレッシャーを抱え込まない方がいい。
…まだ僕にはできる気がしない。
だけど,自分の意見を主張するのは本当に大切なことだと思った。
mm「おかえり優真、少し話があるわ。こっちへ来なさい」
yu「ぇ、…わかった……。」
帰ってきて、お母さんに声をかけられた。
お母さんの声は、いつもより低くて怒りが伝わってくるような言い方だった。
表情も、とても暗かった。
yu「話、って……」
mm「優真、あなた。帰宅部じゃないでしょう」
yu「…えッッ……?」
びっくりした。
ずっとバレていないと思った。
それと同時に、
ゲーム実況部にいられなくなってしまうんじゃないかって。
みんなと離れてしまうんじゃないかって。
もう一緒に、いられないんじゃないかって。
焦りと不安と悲しみが、頭に同時に流れてきた。
yu「ッッ…な、何言ってんのお母さん…。僕帰宅部、だよッッ……」
mm「…優真、あなた帰宅部に入ってるわよね?」
yu「うん、そうだってば……」
mm「学校終わったら、図書館行って勉強してるんでしょ?」
yu「う、んッッ……」
mm「あそこの図書館。潰れたらしいわね」
yu「ッッ………!!」
僕は、帰宅部に入っていると言ってお母さんに嘘をついていた。
そのあとは図書館に行って勉強しているという嘘もついた。
だけど、その嘘をついていた図書館が潰れてしまったらしい。
潰れてから一週間、ずっと遅かったからお母さんは不審に思った。ってことは……。
mm「優真に限ってそんなことないでしょうと思ったけど……、不安だから一応学校に電話してみたのよ。」
yu「………」
mm「先生が『月城くんの部活はゲーム実況部ですよ?』…って」
yu「ッッ…お母さん、僕……」
yu「ッ…え…?」
mm「ゲーム実況部を、辞めなさいと言っているのよ」
yu「ッッ……」
嫌,嫌だ。絶対に抜けたくない。
そう言いたい、言いたかったけれど……。
僕の口は震えるだけで、開こうとしない。
全部ばれていた。ずっと嘘をついているってばれていた。
勉強していなかったって、ばれてしまった。
辞めなさい。そう言われた。
だけど。絶対に辞めたくないんだ。
優しくて、心温まる人がたくさんの、温かい部活。
みんな優しくしてくれるんだ。
嬉しくて,楽しくて、こんな経験、したこともなくて。
絶対に、嫌だ。
yu「いやッ……、だッッ…!」
mm「ッッ……優真ッッ!あなたのことを考えていっているのよッッ!!」
yu「嫌だッッ!お母さんッッ!少しは僕の好きにさせてよッッ!」
mm「あなたは将来医者を継ぐのッ!!」
yu「ッッ ……」
mm「ゲーム実況部なんて馬鹿げた部活に入っている暇はないわッ!!」
yu「馬鹿げてなんかないッッ!!」
みんなッ…優しくて、すごくて、楽しくさせてくれて……
絶対に、抜けたくないッ……。
パンッッ!
頬に痛みが走る。多分、叩かれた。
健斗は来ていない。多分、部屋で遊んでいる。
mm「馬鹿げてるわッッ!そんな馬鹿げた部活に入っているからテストの点数が落ちるんでしょうッ!少しはお母さんのことも考えなさいッ!!」
yu「ッ…。なん、でッッ……なんでよッッ…お願いだからッ!!」
mm「つべこべ言っている暇はないのッ!あなたは医者を継ぐ、だから勉強しなきゃいけない、わかるでしょうッ!!」
yu「ッッ……」
僕の頭が判断している。
『このまま、お母さんがおかしくなって、暴力振るって、家庭が壊れるぐらいなら、絶対に抜けた方が良い』…と。
…仕方がないと思う。僕だって抜けたくないんだけれど…、医者を継ぐってことは変わっていない。
僕はもう、『はい』としか言えない。
yu「ごめん、なさいッッ……」
mm「わかったなら良いの。ゲーム実況部は必ず抜けること。いい?」
yu「…はい」
涙が、流れる感触がした。
この「有能という言葉」シリーズ終わったら誰メインで描こうか悩んでるんよね。
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