テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
そして、次の日、例の場所に向かった。カイトさんはもう1人連れを連れて居た。
小柄で優しげな顔をした青年だった。
「あなた方ですか…」
『一度、ユグリアの聖戦で会ったことがあったな…
ロスト一番隊隊長カイトだ。
こっちは副隊長のロー。』
聖戦…?
何だろう、それ…
「聖戦、ねぇ…?」
ゼファーさんは意地悪く美しい顔を少し歪めた。
『転移者が聖戦を毛嫌いしてるのは、分かっている。
だが、こっちも仕事なんでな。
ロストはエデンの剣だ。』
「それはそうだけどね。
で、そのロストが僕に何の用だって?」
『もう聞いてるとは思うが、アルカ島の最後のダンジョンに古代石碑の最初の一文が眠っている可能性が高い。』
「らしいね。
でも、その情報、どこまで信ぴょう性がある?
そもそも古代石碑の在処があらかじめ分かるなんて…」
『詳しくは言え無いけど…
こちらに白術師がいるんです。
彼女の予言だから、間違い無いと思いますよ?』
「なるほど…
で、それが本当だと仮定して…
最後のダンジョンというのは、天墜の神殿の事か?」
ゼファーが尋ねた。
『まさに。』
カイトさんが短く答えた。
「まぁ、僕の力が必要だろうね。」
『あぁ、だからこうして頼んでる。』
「良いだろう。
天墜の神殿は僕も軽くしか攻略してないからね。」
『ありがたい。
じゃあ、早速行こう。』
「マリス、ちょっと行ってくるよ。」
「え、私も行くわ!」
『お嬢ちゃん、遊びじゃねーんだよ。』
「わ、分かってます…!
だ、だって…」
「…連れて行く。」
『おいおい、正気かよ!
天墜の神殿だぞ!?
そのお嬢ちゃんのレベルはせいぜい…』
「僕が責任を持つ。」
『まぁまぁ、カイトさん。
俺でよかったら、彼女のガードくらいはしますよ。』
ローさんが言った。
「必要無いよ。
彼女の事は僕が守るから。」
『あぁ…
はいはい。』
ローさんは肩をすくめた。
そうして、私たちは天墜の神殿に向かう事にした。
「アルカ島にはまだダンジョンがあったの?」
私はゼファーに尋ねた。
「まぁね。
天墜の神殿…
SSランクとされる超難関ダンジョンさ。
それに、ギミックも多くてね。
どこに古代石碑が眠っているか…
マリス、僕から離れるな。」
「わ、分かった…!」
何となく赤くなってしまう。
『ちっ、調子が崩れるぜ。』
カイトさんがすごく嫌そうな顔で言った。
『若いって良いですねぇ。』
ローさんが少しにやけながら言う。
『おっと、着いたぜ。』
それは…
崩れていた…
天から落下したかのように逆さまに地に突き刺さった神殿…
これを…
えーと、登る?または降りる???
くろぬか
3,099
柘榴とAI

441
#没入感フィクション
柘榴とAI

391
柘榴とAI

298
コメント
1件
うわあああ新キャラきたー!!ローさん優しそうでnice guy感あって好きだよ〜😭💕 でも「彼女の事は僕が守るから」ってゼファーが即答するとことか最高すぎるでしょ…!!この2人の距離感、毎回尊いんだが?? 天墜の神殿、逆さまに突き刺さってるのビジュアル強すぎて想像するだけでワクワクする…SSランクってマジかよ…次回めっちゃ気になる!!