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コメント失礼します☺️ お話読みました、今回のもとても良かったです☺️続きがどんどん楽しみになってきました!これからも小説作りをゆうらんさんのペースで頑張ってください☺️ 応援してます♪
くちゅ‥‥。
乾いた室内に響く乱れた音。
イッたばかりだというのに‥執拗に祐希さんに舐められ、開いたままの足が震える。
「らん‥きもちいい?」
‥どうしてそんなに優しい声が出せるのか‥開ききっていた俺の足を上に持ち上げ、その足をペロリと舐めながら祐希さんに問われるが‥
答えられるわけがなかった‥。
しかし、祐希さんの指が最奥の場所に触れた時にビクンと身体が反応してしまい‥‥そこに、さっき出したばかりの俺の愛液を指に絡ませながら‥内部に侵入してくる‥
「んっ‥‥‥」
思わず声が上擦る‥。
当たり前の事だが、祐希さんと別れてからは一度だってしていない‥。
久しぶりの感覚は‥快感よりも痛みと異物感が強かった。
「‥らんのここ、凄く狭い‥俺と別れてからしてないの?」
‥なんでそんな事を聞くんだろうか‥そう思うが嘘をついても意味がないだろう‥
「んん、し‥してない、してるわけがない‥あっ!?」
まだ答えてる途中だったのに、挿入されていた指が激しく動いた事により‥俺の口から悲鳴のような声が漏れる‥。
「してない‥の、そう‥俺以外は‥」
まるで喜んでいるかのような祐希さんの声に、指の動きに耐えながら‥眉をひそめる。
何故‥嬉しい?
わからへん‥
祐希さんが俺を振ったくせに‥‥‥‥。
俺がどんな気持ちで一年過ごしたと思っているのか‥。
最初の頃は毎日泣いていた。
また前みたいに戻ってきてくれるんじゃないかとそんな淡い期待を抱きながら‥
長い夜を過ごして‥‥‥。
その間に‥告白だって幾度となくされたし、気になる人だってできた‥。
でも、そのたびに祐希さんがチラつき、本気になれなかった。
心のどこかに祐希さんがいる限り、恋愛は出来ないんだろうと半ば諦めるようになったのに‥。
「‥らん?何考えてるの?」
自分へ意識が向いてないと思ったのか‥内部を弄っていた指を引き抜き、すでに屹立している祐希さんのモノを入り口にグッと押し当てられる。
「あっ‥‥!」
圧迫感を感じ‥思わず逃げ腰になる。そんな俺の腰を擦りながら‥
「らん‥嫌だったらやめてもいいんだよ?」
‥また残酷な言葉が降りかかる。
今すぐにでも祐希さんを蹴飛ばせたら‥どんなに楽なんだろうと俺自身が痛いほどわかっていた‥。
でも、
出来なかった‥。
震えながら‥ただじっと待つ以外は‥‥‥。
「らん‥入っていいってことだよね?チュッ」
首筋にキスをしながら、祐希さんが侵入してきた‥
久しぶりなこともあり、気遣いながらの挿入だったが‥それでも強烈な異物感と痛みが襲う。
痛い‥。
言葉にする事も出来ず‥グッと喉の奥に閉まいこむしかなかった‥そんな俺の瞳からポロポロと涙が零れ落ちる。
「らん‥ごめん‥‥」
何に対しての謝りなのか‥祐希さんはそう呟くと、動きを早める‥
ギシッギシッ。
ベッドが軋み、祐希さんが動くたびに俺の身体も搖さぶられ‥痛みを伴う行為だったが‥
ふと、俺の弱点でもある部分に祐希さんのが擦れ‥そこを突かれるたびにジワジワと甘い痺れのような快感が沸き起こるのを感じた‥
思わず声が出そうになってしまい‥慌てて枕に顔を埋める。
精一杯の抵抗だった。
声を出してしまうと‥隠している俺の気持ちまでもが伝わってしまいそうで怖かったから‥
そんな必死で枕に顔を埋めていると‥
「らん?声聞かせてくれないの?前みたいに聞かせて?」
枕に顔を埋める俺の耳にキスをしながら、祐希さんが呟く‥が、それでも枕から顔をあげなかった‥
あげたくなかった‥。
「‥‥そか‥‥」
ポツリとそう呟くと‥急にグッと挿入してあるものをさらに奥へと押し込まれる。
「んっ!?」
強い衝撃に、枕に埋めていた顔を思わず反らしてしまう‥
その瞬間を狙っていたかのように‥
祐希さんがグイッと俺の顎を掴み、キスをしてくる。
素早く侵入してきた舌が、奥深くまさぐり‥その間も祐希さんの動きは止まることなく、腰を上下し、卑猥な音を立て続けた。
「やっ、ん、あっ‥」
唇をふさがれ、我慢していた声が時折漏れ出てしまい‥祐希さんによって吸い上げられてしまうような感覚だった‥
唇から離れても‥
「らん?こっち、見て‥」
「‥い‥や‥」
「見てくれないの?見ないと‥しないよ?」
‥昔から意地悪なのは良く知っていた。でも、ここまでだったなんて‥
悔しく思いながらも、身体は正直だ‥もっと祐希さんが欲しいと思っている。
もっと感じたいと‥。
俺の心とは裏腹に‥
悔しい‥そう思いつつ、泣きながら祐希さんの方を見上げる‥。
「らん‥きもちよくしてあげるから‥泣かないで、声を聞かせて‥ねっ?」
最後までしたいでしょ?と祐希さんが俺自身を触る‥。触られた部分は‥さらに熱を帯び、喜ぶかのように先走りが垂れていた‥。
「あっ、やっ‥」
「はっ、らんは嘘つきだね‥本当はきもちいいんでしょ?ここも‥」
胸の突起物も愛撫され‥
激しいキスも与えられ‥上も下も犯され‥
思考が停止する。
何も考えられなくなる。
「あっ、‥‥‥‥‥やっ‥‥‥‥‥い、い‥‥‥いく‥っ(プシューーーーーー)」
自分の腹部が盛大に濡れる。
「らん、久しぶりなのに潮吹いたの?やらしーね‥びっしょりじゃん」
‥もう祐希さんの言葉にも答えられない。
この快感にすがる事しか頭になかった。
あんなに押さえていた声も‥ひっきりなしに出てしまう。その声を聞いて満足したのか‥
「らん‥きもちいい?」
「あっ、ん、もっと‥‥‥」
「かわいい‥らん」
祐希さんの動きが一層激しくなり、限界が近づく。
「あっ、イキそ‥」
祐希さんが耳元で呟くのと同時に俺の熱が解き放たれる。
そして‥その少し後に俺の奥深くで祐希さんの熱を感じた‥。
はぁはぁとお互いに息が上がる‥。
ふぅーっと、深呼吸をしてゆっくりと自身を引き抜き‥身支度を済ませる祐希さんを微かに感じながらも‥まだ起き上がれずにいた‥
身体が‥重い‥
やってしまった‥‥‥
俺はアホや‥‥‥‥‥
すっかり身支度を整えた祐希さんが、俺を見下ろす‥
「藍?起きれる?大丈夫?」
「‥もう‥いいから‥構わんとって‥帰って‥」
この言葉を言うだけで精一杯だった。必死の強がりでソッポを向いた俺には‥
祐希さんの表情は見えず‥
おやすみ‥‥と呟いて帰る祐希さんの足音と、扉の音しか分からなかった。
祐希さんが帰ってから‥ソロリと上半身を起こしてみると、やっぱり腰に痛みが響き、シャワー室までが長く感じる程だった。
2度目のシャワーを浴びている間も、ちょっとした事が腰に響き、力が入る‥
すると‥‥‥‥‥‥
さっきの祐希さんの‥出したモノが足を伝って流れ出てくるのがわかった‥。
何をしているんだろうか‥俺は‥。
闇雲に洗いながら、たまらなく惨めに思えて‥
シャワーの音に掻き消されるようにと祈りながら‥床にうずくまり‥泣いた。
ようやく消えた愛する人の匂いが‥
また俺に染み付いて‥
呪のように感じた‥‥。
憎いとさえ思う‥。
なのに‥‥‥
この想いは消えてくれないようだ‥
自分の心に嘘はつけない‥‥。