1人でドラマを見るのが好きだった。
あまくて、ハッピーエンドっていう感じよりかは自分で考察ができるようなどろどろな終わりのものが好きだった。
………なのに…。
sm . side
ヒロイン「ありがとう ! 」
王子「いいえ。全てはあなたのためだったのです。」
ヒロイン「王子に……この国を救ってくれた王子に!!皆さん祝福を__end」
なんで… ? なかむと見た時はあんなにきらきらしてたのに
なんで… ? こんな俺でもハッピーエンドの映画、楽しめてたじゃん。
なんで幸せな気持ちになれないの ?
あんなに楽しかったのに……
なかむはどこに行っちゃったの ?
全然楽しくない。
sm「ん……窓って開けてたっけ… ? 」
風が気持ちよく感じる…
あ、もう朝か。
映画を何本か見てたから気づかなかったが太陽の光と風が俺に朝を教えてくれた。
一緒に過ごしていたこの空間。どんなに寒く、暑い日でもずっと過ごしてきたこのマンション。
nk「~~~~~、」
sm「あまり覚えてないけどほんとにここに来てくれたの ? なかむ」
sm「そのまま連れて行ってくれれば良かったのに…笑」
冬だからか余計凍ってるようなレベルの冷たい床から連れ出してくれたらいいのに
ちらっ、
そこには数え切れないほどの数のくすりがあった。
sm「ぇぁ…ッ」
あちこちに散らばっていたそれは明らかに最近飲んだ記憶のあるものばかりだった
sm「おれ …、 幻覚見てたの… ? なか、…む…ッ 返事 … 」
ひゅ ッッ
だめ、また過呼吸に …なっちゃ、
くすり、…… どれでもいいから、はやく飲まなきゃ。
それで … はやく … またなかむに会わなきゃ… 、 !
楽しみだなぁ。
sm「そろそろ眠くなってきたな」
最初は嫌だったふわふわする感覚もだいぶ慣れ、もはや最近気持ちよく寝るにはこの方法が1番いい。
ねぇ 、なかむ。 夢でいいからまた会いたい。
nk . side
nk「ひさしぶり ~ …あれ、窓の鍵空いてんじゃん、すまいる危なっかし ~ 」
あれ、また寝てる
nk「何この数のくすり……」
体調不良にしてはあまりにも多すぎる……まさか……、
nk「O…D…?」
ちゅ、
nk「俺がいないだけでそんなことしないで …、 。そっちのほうがおれ心配。
ば ~ か 。」
へへ、ひさしぶりにおでこにきすしちゃった
いい夢見れますように。すまいる。
sm . side
ねっっっっむ
なんで起きたの…俺
あ、なんかぼんやりだけどなかむがいる気がする…
なんだぁこれ夢かぁ…
あ… !! おでこになんかやらかい感触がした気がする
やったぁいい夢見れたね…おれ、
やっぱめっちゃ眠い
くすりって夢にまで影響するのかなぁ
なかむ見たいけど……眠すぎる、また夢見れることを期待しよ
OD(オーバードーズ)とは
多幸感を得て精神的な苦痛から逃れようと、医師が処方した薬やドラッグストアで買えるせき止め薬などを大量に摂取すること コピペ
終わり方変ですよねごめんなさい
でも割と歌詞に忠実じゃないですか?今回の歌詞パロ結構お気に入りです。いままで書いた中では圧倒的に。
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