テラーノベル
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nmmnのルールを再度心に刻んでお読みください。nmmnの意味が分からない方はそっとタブを閉じてください。マナーを守ってお楽しみ頂くようよろしくお願い致します。
「あ゙ーーーー、…つかれたぁ、」
ぼふん、と勢いよくベッドに飛び込む。スプリングが悲鳴をあげたようだが気にしない。今はこの疲れた体に休息を与えねば。しかし几帳面な彼はそんな俺のだらしない行動を許してくれないらしい。
「行儀悪いって。上着ぐらい脱げよ」
「祐希さん脱がしてぇ」
「いやだ」
「…けち!」
「ケチで結構でーす」
「ぅぅぅ…」
今回の合宿は彼と同部屋だった。貴重な合宿期間に俺は彼にめいっぱい甘えられると心の底から喜んでいた。現にこうして甘えるようなことを言ったら、言葉では嫌がるふりをしつつも笑って「仕方ないな」って言ってくれる。どことなく歳下扱いされている気がするのは否めないけど。
彼に咎められても尚動こうとしない俺を見かねたのか、ぐい、と背中側の襟元を掴まれる感覚がした。ほらね。目線だけ向けると、すぐ近くに来ていた彼とばっちり目が合った。
「特別に手伝ってやるから。早く脱ぎなさい」
「…ゆうきさんのえっちー」
「茶番やめろ。んなこと言うってことは一人でできるんだ?」
「嘘ですごめんなさいありがとう大好き祐希さん!」
「ははっ、なんだよ元気じゃん」
無駄口を叩きながらもスルスルと俺の肩から上着を剥いでハンガーラックにかけてくれる。相変わらず面倒見がいい。
「ゆうきさぁん〜」
「はいはい、今度はなに」
「…起こしてー」
「まじのガキかよ。何、今日すっげぇめんどくさいのな?」
「ひど…こんなに可愛ぇ恋人やで?」
「可愛くね〜」
ケタケタ面白そうに笑ってる。彼が笑った時に目の周りに生まれる皺が、猫のヒゲみたいで俺は気に入っていた。それを本人に伝えたら「馬鹿じゃねーの」ってちょっとだけ照れ臭そうな顔で返された。可愛かったからオールオッケー。
「はー、ったく。よいしょ、…って、うわっ、!」
「あはは、祐希さんおもーい」
「お前が引っ張るからじゃん…あーもう、ほんとに」
仕方ないなぁ、って。そんな顔で笑うもんだから。ほんまずるいねん。
俺に覆いかぶさっていた彼がゴロリと転がって隣に寝転ぶ。視線は合ったまま。なんだか逸らすのが負けな気がして、お互い負けず嫌いな俺たちはずっと見つめ合っていた。そんな2人の静寂を割いたのは彼の通知音。
「…あー、俺の負け。電話出ていい?」
「よっしゃ俺の勝ちー。どぞどぞー」
やっぱり勝負だと思ってたんや。可愛い人だな、と笑いながら彼を見遣ると彼も俺を見つめていて、再び目がかち合った。電話をしながらベッドに戻ってきて、彼の足の間に俺を配置して腕がお腹の辺りにまわった。耳元で彼の話し声が響く。いい声してんな、相変わらず。
その声が心地よくて耳を澄ませていると、お腹に回されていたはずの手が、いつの間にか肌着の下で腹筋をなぞり始めていて、擽ったさに身を捩ると逃がさないとでも言うようにより強く抱き締められる。より近くなった距離で耳たぶに吐息がかかった。
「………ん、っ…」
やべ、声でちゃった。電話の向こうの相手に聞こえてやしないだろうか、と振り向くと意地悪な顔をした彼が俺を見下ろしていた。一瞬スマホを耳から離して、口パクで俺に囁く。
こ え が ま ん し て
「ぇ、は、……っ、…………ぅ、」
今度は明確に目的を持った動きで胸の辺りに手が上ってきて、突起を優しく撫で始める。クルクルと円を描くように乳輪をいじめられて、その刺激で膨れた乳首をぐにって潰されて。
こんなの声我慢できるわけないやん!
「…ぁ、ぅ……ひ、っぁ…、!ん、………ッ、!」
「しー」
「…っう、」
静かにしろって意味で言ったんだろうけど逆効果。耳元にダイレクトに息がかかりふるりと身体が震え、力が抜ける。くたりと背後の彼に身体をあずける姿勢になった。見上げる形で彼の顔を覗き、キッと睨みつけるけど涙目になってる今の俺なら多分意味無い。むしろ興奮する、とか前にほざいてたし。
「…んぁ、………ふ、!…ッぅ、…」
「……うん、じゃあまた明日。お疲れ様」
「ぁ、……おわ、った、?」
「うん終わった。もー、藍が可愛い声出すから聞こえちゃうんじゃないかってヒヤヒヤした」
ちゅ、とこめかみにキスを落としながらにこやかに告げてくる。いや待て、誰のせいでそうなったと。
「そんなこと言われたって、祐希さんがこんな触り方するからやん!」
「えー、こんな触り方って?どんな?」
「ひ、ぁっ!ちょ、…っん、!」
止まっていた手の動きが再開される。今度は両手で両方の乳首を弄り始めた。
「ぁ、あ、……ッゃ、…」
「きもちい?」
「…う、…きも、ちぃ、……ぁう、…」
「でも物足りなそうな顔してる」
あぁ、もう。そりゃいつもは、もっと噛み付いて舌で嬲られて痛いほど吸われて腫れ上がるほどに弄ばれてる部位なんだから、これくらいじゃ満足できるわけが無い。そんなこと、彼には全部お見通しのはずだ。
「っ、ぅ〜〜、…や、って、いつもはもっと、」
「んー?」
「舐めたり、とか、してくれるやん…」
「して欲しい?」
「…うん」
「じゃあ、ちゃんとおねだりして?」
力が抜けきっていた身体をそのままベッドに横たえられる。パサ、と自分の髪がシーツの上に広がる音がした。
「ほら、祐希さんの口で、乳首いじめてくださいって」
「は、ぁ?!」
「言わなきゃやってあげない」
「…っ、!」
なんか、今日、目がいつもよりギラついてる。饒舌だし、手早いし。でも俺が欲しいとこはまだ触ってくれない。意地悪だ。
「っ、……ちで、…くだ、…ぃ、」
「なーに、聞こえないなぁ?」
「っ〜〜〜、!…祐希、さ、の…くち、で、乳首いじめて、くださ、ぃ、!」
「はは、上等。よく言えました」
満足そうに口角が弧を描き、次いで熱い舌が右の突起を這った。待ち侘びていた快感にびくん、と腰が大袈裟なくらい跳ねる。
「あッ、!……ふ、ぅ、……んぁっ、!…」
「今日初っ端から声よく出るね。ノリノリじゃん?」
「そ、こで喋んな、でっ、…」
「えー、でも気持ちよさそうな顔してる」
「……んひ、っ、!…ぁ、、…、!」
舐めしゃぶっていた動きを止めて、ふー、と息を吹きかけられる。初めての感覚に驚きながらも触られてもない後ろが疼いた。
「…ぅ゙、……祐希さんこそ、ぎらついとるやん、」
「あは、バレた?…今日さぁ、俺絶好調だったじゃん」
「…うん、」
「まだ、興奮覚めてないんだよね」
ほら、とすでに硬くなったソレを押し付けてくる。それに擦れて俺のモノまで質量を増した。あぁはやく、俺の奥深くまで入ってきて、ぶち犯してほしい。脳がドロドロに溶けてしまうくらい、愛されたい。
「だから、今日は優しくできねーかも。…いい?」
「…っ、ぅ……ん、えぇよ。俺、も…熱覚めとらんし、」
「うん知ってる。だって…俺に犯されたくて堪らないって顔してる」
恍惚とした表情でさらりと頬を撫でられ、ドクン、と胸が高鳴る。いつもニコニコしてばかりいると思われがちの彼だが、意外と表情がころころ変わるし、俺の前じゃいやらしい笑顔の方が多いんじゃないかって思う。そんな顔に惹き込まれてしまった俺はもう手遅れだ。
「ん、ッ……あ、は、なんや、バレとったん?」
「ばればれ。だからさ、……も、いい?シャワー、行こ?」
「…行く」
熱を吐き出すには、結局のところ快楽がいちばん手っ取り早いのだ。それも愛する人となら、尚更。きっと明日の朝には俺の腰が死んで彼はつやつやと元気で。ナニをしたかなんてみんなにバレバレなんだろうけど今更だ。
歳下の甘えん坊らしく、図太くあざとく素直に振舞ってやろう。だって、そうしたらもっともっと愛してくれるんだから。
「…ね、祐希さん?」
彼からの甘いキスを享受しながら見遣った風呂場の鏡には、上機嫌に口角を上げて笑う自分がうつっていた。
fin.
⚠️本作品のセリフやストーリー、言い回し等の盗作はお止め下さい。
ちょっと一言。
最近、ある作品を読ませて頂き思うところがありました。まずひとつ、この界隈の危険さを本当に理解されているのかということ。ふたつ、目に余るような過激な描写と人物像の改変が酷いこと。どちらも私の主観に基づくものですから、「気のせいだ」「そんなことを言う筋合いはお前にない」と言われればそこまでです。しかし読者の皆様には今一度考えていただきたく思います。自衛というものを心がけてください。書く方も読む方も、互いにマナーを守らなければならないと思います。nmmnというジャンルの危険さを再度認識し、どうかお気をつけください。
コメント
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作 品 が 神 過 ぎ ま す 。 そ れ と 、 n m m n の こ と 。 同 感 で す 。 タ グ 付 け が 不 適 切 で あ っ た り し て 、 自 衛 が で き て な い な 、 と 感 じ ま す 。 法 律 に も 関 わ っ て き ま す し 、 下 手 し た ら ア ン チ に な り う り ま す 。 こ の 界 隈 の 人 た ち に 再 確 認 し て ほ し い で す ね 。