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#ほのぼの
206
カラスバと交際してから約束を破られるのは何度もある。
カラスバ「堪忍な、仕事が入ってもうた、この埋め合わせは必ずするさかい。」
うん、毎回言ってるけどしてないよね。
カラスバ「スマン、残業になる…、今日は会えそうにないわ…。堪忍な。」
うん、予定立てて絶対早く帰るって時に絶対そうなるよね。
カラスバ『ホンマにすまん、急な会食が入ってもうて……、スマン。』
うん、もう分かってたよ。
同じ事の繰り返しでカラスバと会わない日が続いて半年……。
スマホを見れば何の通知も来ていない。
結局俺は期待しても無駄なんだ……。
期待したところで、其処には何も無い。
止めてしまおう。
この想いも、待つ事も……。
数日後
やっと出逢えたカラスバ。
目の下に隈を作って明らかに寝不足で休んでもないのが見て分かる。
その姿に心が痛んだが……、俺が居なければ良かった話では?と心にストンと嵌った。
カラスバ「テオ?どないしたん?考え事かいな……、折角逢えた恋人やのに寂しいわァ。」
テオ『……うん、そうだね、ごめん。』
カラスバ「?何や?なんかあったんか?」
この口から出る言葉は多分、カラスバを傷付ける……、でもこれ以上カラスバの荷物になりたくない……。
テオ『……カラスバ。』
カラスバ「おん、急に真剣な顔するやん?緊張してしまうわ。」
俺は両手をギュッとズボンをギュッとしがみながら……。
テオ『……別れて欲しい。』
カラスバ「……ほうか、ええで、別れたいんなら別れたらええ。」
はぁ?俺の事…どうでもよかったんだ……
。
テオ『……そっか、カラスバの中では俺はどうでも良かったんだ……、安心した。さよなら。』
カラスバside
散々時間作れると、会えると、何度も何度も約束したくせに……何一つ守れんかった。
ほんなら、俺が消えた方がええ。
結局悲しませたのは事実や……。
すまん。
数週間後
あれから吹っ切りれて他地方に引っ越して平和に過ごしていた。
思った以上に遅くなったな……。
近道でもするかと道を歩けば後ろから誰かの足音。
ははっ、他地方来てもこれかい。
テオ『ルカリオ、波動で読み取れ。』
ルカリオはそのまま相手の心情等を読み取り俺にとっての悪だと知らせてくれる。
テオ『どっかの組織のやつか知らんが…、まぁ相手してやるか、なぁ、相棒!』
ルカリオ「グルッ! 」
テオside
目を開ければ真っ暗で……。
最後に確か怪しいひかりをトレーナーにわざとうったんだよな…。
身体は動かない。
縛られてるんだからそりゃそうか。
周りを見ればどうやら地下室だ。
必死に逃げようとしたが…紐はワイヤー素材。
逃げれねぇなァ。
?「あぁ、目が覚めたんだね!」
誰だよ。
?「俺の事、覚えてない??
財布を落とした俺に君が持ってきてくれたんだよ?運命だと思ったよ!」
テオ『それで?これ事件沙汰になると思うけど?』
?「うん、だからコレ今からテオくんに刺そうと思って!」
片手に注射器。
待て、ダメだろっ!
テオ『止めろッ!巫山戯んなッ!止めろッ!!』
俺の声も虚しく空振り、首元にチクリと針が刺さった。
?「数分後には気持ち良くなるからね♡それまで……そうだなぁ、お尻気持ちよくなろっか♡」
やだやだやだやだやだやだッ!!
頭では考えは出来るけど身体は動かない……。
カラスバ……、今何してんだろうなぁ…。
きっと彼が俺と恋人のままなら血眼で探してたんだろう……。
最後に思い浮かぶ奴が元彼って…俺も終わってんなぁ……。
瞼がゆっくりと落ちる……。
落ちかけた時……。
暖かいモノに支えられた気がした……。
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