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俺は今回首席で入学した
最初は喜んだよ、お母さんやお父さん、弟にも褒められた
今はとても後悔している 首席は演奏しなかればならない
演奏といっても俺はクラリネットしか持ってないので
それで吹くことは確実だった
「クロノア君に演奏してもらいます」
校長先生の声が舞台上から響く
その合図とともに階段を登った
一歩 一歩 一歩
重い、進みたくない
でもそんな我儘いっている場合じゃないのでしぶしぶ足を出す
ケースからクラリネットを出し、そっと触れる 冷たい
指を置いていく 息を吸う
〜〜〜〜〜♪*✧
吹きながら、指を動かしながら俺は思う
(これは、、何のため、、?自己満足か?吹いていても楽しくない)
昔とは違う醜い感情ばっか溢れていく
演奏の結果は大成功だったが俺の心にはぽっかりと穴が空いたままだった
早く舞台袖に隠れようと足を進めた
客席をちらっと見てみた 特に意味はない が
俺は目があった
オレンジ色の髪の毛のをした 俺と同じように失った目をしていること