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ダーリンとギンジローちゃんを乗せた時渡輝夜号はジャポポン諸島にあるカムイちゃんのナワバリの近くの図書館の近くの芝生に戻ってきました。
「ただいま。」
「おかえりなさいですよぉダーリン。ダーリンが戻るまで暇だったから友達とわからせ団の雑魚どもをボッコボコにしてましたぁ。」
カムイちゃんの隣にはカムイちゃんの友達の
ムザシちゃんとコォジロォちゃん。
彼女達は 最近SNSで知り合ったカムイちゃんのメスグマ友達です。
そして図書館にはカムイちゃん達によって
わからされた大量のわからせ団の 下っぱ達の山とボッコボコにされた わからせ団幹部のレイニーとロボがおりました。
「ふぅ、すっきりしたぜ。潰れちまえこんな
クソ組織。」
元わからせ団幹部のカニドーラクの娘、
ムザシちゃんは手をパンパンしながら言いました。
「ごめんなさい。わからせ団の皆さん!!!」
JKグマ最強の剣士、コォジロォちゃんは
愛刀ツバメを持ちながらわからせ団に
ペコペコ謝りました。
「…….あんたたちー?JK達に負けて恥ずかしくないわけー?……今日はさっさとおうちに帰って休みなさい。」
ボコボコにされたわからせ団達を能力で
一瞬で治してギンジローちゃんは彼らを
さっさと帰しました。
ぐーきゅるるるる。
カムイちゃんのおなかが鳴りました。
「ダーリン、おなかペコペコですよぉ。」
そう言ってカムイちゃんはダーリンに抱きつきました。
「今からルナティックパンケーキを作る。
おまえはシャワー浴びて待ってろ。」
ダーリンは無愛想に言いました。
「えー、ボクシャワー嫌ですよぉ。」
カムイちゃんはブーブー言いました。
「シャワー浴びねぇとパンケーキ食わせねぇぞ。」
ダーリンはグラサンをクイッとして言いました。
「ダーリンの鬼!!!」
「私達と入ろカムイちゃん。」
「そーだな、汗かいちゃったしな。」
カムイちゃんとコォジロォちゃんとムザシちゃんは口々に言いました。
「ぐへへへへ、お、おねえちゃんとシャワー
ぐへへへへへ。」
「おまえはそこで待ってろクソ妹。」
「そんなーー。」
ギンジローちゃんとカムイちゃんの姉妹は
そんな やり取りをしました。
ダーリンはお店に戻り、早速《ルナティックパンケーキ》作りに取りかかりました。
まずダーリンはカムイちゃんからカムイちゃんのお気に入りの制服、《世界制服》をカムイちゃんから借りて着ました。
「ダーリン、なんか異世界で変なモンでも 食べたですか?」
女友達とシャワーを浴び終えたカムイちゃんはめずらしく困惑しながらもとりあえずスマホでJKの制服を着たダーリンの写真をパシャパシャ撮りました。
「俺はJKだ俺はJKだ俺はJKだ俺はJKだ……。」
どうやらダーリン、自分をJKだと思うことで能力《ミルククラウン•オン•ソーネチカ》
を使えるようにしようとしてるみたいですね。
果たしてうまくいくのでしょうか?
それではいよいよダーリンの脱法クッキング特別編のお時間です。
ダーリンは手早く高級パンケーキの生地を作り、そこに《龍の頸の玉七つ》、《仏の御石のハチミツ》、《蓬莱の玉の枝豆》をミキサーにかけたものを入れ生地がふわっふわになるまでかき混ぜました。
どの食材も伝説級の食材。爆発的な生命力を
持った食材界のレジェンドです。
「おいしそー!!」
「ダーリン!!!!早く焼いてくださいーー!!!!」
「俺パンケーキ食うのはじめてなんだわ。」
「がんばれーダーリンさーん!!」
ギンジローちゃん、カムイちゃん、ムザシちゃん、コォジロォちゃんは涎を垂らしながら
口々に言いました。
ダーリンは超高級フライパンの上に《火鼠の皮衣》を敷き、物凄い勢いで《ルナティック•パンケーキ》を焼きました。
ジュッ…..ワアアアアととてつもなくおいしそうなパンケーキの匂いがしました。
「ガルルルルルルルグアアアア!!!!!!!!!!」
大変です。カムイちゃんがパンケーキ食べたさに凶暴化しました。
「ここは私達で食い止めるわ!!!ダーリンさんはパンケーキ作りに集中して!!!!!」
クマ界屈指の実力を誇るギンジローちゃん、
コォジロォちゃん、ムザシちゃんは必死で
凶暴化したカムイちゃんを抑えました。
「グアアアアパンケーキグワセロォォォォ!!!!!!!!!!」
「こいつ…..!!??なんて馬鹿力だよ…..!!!」
「ダーリンさん急いで!!!!お店壊れちゃう!!!!」
JKベアー達の声をダーリンは全く聞いていません。彼は全神経を《ルナティック•パンケーキ》作りに注いでいたからです。
ルナティックパンケーキが焼き上がりました。
とてつもなく芳しいいい匂いがします。
いよいよ仕上げです。
ダーリンはルナティックパンケーキに
《ハッピーターンの粉》をパラリとまぶしました。
ダーリンは手を若干凍らせながら《ミモリンの一滴》を一滴垂らしました。
パキリ、とルナティック•パンケーキが凍りつきました。
「ミルククラウンンンンンン!!!!!!!!!!
オンンンンンン!!!!!!!ソォネェェチカアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーリンは手でハートを作り気合いを込めて
叫びました。
するとパンケーキが大爆発し、中から中秋の名月のように美しいパンケーキが現れました。
「やった…….成功したぞ!!!!!!」
ルナティックパンケーキ、完成です。
「「「「いただきまーす!!!!!!」」」」
カムイちゃん達JKベアーは涎を垂らしながらルナティックパンケーキを頬張りました。
カムイちゃん達JKベアーが大爆発しました。大丈夫なのでしょうか???
「お…….おいしいーーーーー!!!!!!!!!
えっなにこれうっま!!???シャーベットみたいなところとトロトロしたところがあって
うっっま!!!!!!!!!え、うっっま!!!!!!!!」
コォジロォちゃんはそう言いながらパクパク
パンケーキを食べました。
「パンケーキってめちゃくちゃうめーんだな。」
他のパンケーキを食べたことのないムザシちゃんは呑気にもぐもぐしながらそう言いました。
「すごい…….力が溢れてくる…..!!!
今なら絶滅した生物だって甦えらせれる…..!!!」
身体中にキラキラとした銀色の光を纏い
髪が伸びおっぱいが少し大きくなった
ギンジローちゃんはそう言いました。
ギンジローちゃんはまだまだ若き獣。
彼女の伸び代に期待ですね。
「やっぱりダーリンのパンケーキは最高ですねぇ!!!!いつもとおんなじ味です!!!!!」
味の違いがわからないベアーカムイちゃんは
そう言ってガツガツルナティックパンケーキを食べた後。
「おかわりぃぃぃ!!!!!!!!」
と元気な声で吼えました。
「あのなぁ、俺がどれだけ苦労してこのパンケーキ作ったと思ってんだ……。少なくとも二回死にかけたんだぞ…….。」
そう言いながらもダーリンは、大好きなカムイちゃんとその仲間達のためにたくさん、
たくさんパンケーキを作りました。
ダーリンとカムイちゃんと、その仲間達は
これからもいつまでも、いつまでも、幸せに
暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
(最後まで読んでくださりありがとうございました。)