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この作品めっちゃ好きです!!💚❤️の絡みとか、❤️が💚を守るために頑張ってるのめっちゃ尊いです🤦♀️💚が当たり前のように❤️を守ったのほんとにイケメンすぎます😭続きめっちゃ楽しみに待ってました✨続きめっちゃ気になります🫶🏻️楽しみに続きを気長に待ってます🫰長文(?)失礼いたしました
前置き無し(ネタ切れ)
本編LET’S GO!
〈💚side〉
先生「ここは〜…こうなるんだ。分かったか?」
💚「カキカキ………相変わらず暇だなぁボソ」
生徒「なぁすち、ここなんでこうなるか分かるか?ボソ」
💚「あーここは……こうなるからこうなんだよ」
生徒「うぉ、先生より分かりやすい!!」
先生「なんだと!?」
💚「あはは…………」
人間の授業のペースは本当に遅いなぁ……活用の仕方次第で覚え方が大きく変わるのに…。もったいない。
このペースだったら卒業までに全然知識身につかないじゃん、それでいいのかな人間って。
はぁ……やっぱり授業は効率悪いし、内容も理解しきってるから面白くない。
………授業の時間が1番の苦痛。
💚「(窓を見る)……」
💚「(本当に暇だなぁ………)」
ヒラッ……………
💚「……あっ………」
妖精「ポワワ~ン!!!」
妖精「フワフワフワッ………」
妖精「ポルルルッ~~」
窓の外で見た光景、それは妖精たちが能力を使っている様子だった。妖精生徒たちが各々の能力を使い明るく元気にはしゃいでいる姿はとても楽しそうで、見ているこっちもワクワクしちゃう。
💚「(みんな扱い上手……それに綺麗。)」
ひまちゃんの家で能力を使ったあの日から、俺はひまちゃんと隠れて能力練習と魔力制御をすることがある。最初は出力の加減に苦労したけど、優しいアドバイスのおかげでだいぶ慣れてきているところ。
能力を触れてみて言えることは、能力って奥が深いし何より楽しい。もっと極めたいって思うし…能力を扱えるようになったら、きっと強い自分になれる気がする。
💚「(……いいな、俺も使いたくなってきた。)」
その様子を見てたら、また同じように羨ましさを感じる。
けど、少し前まで感じてた妖精ヘの不快感、嫉妬は完全になくなっていた。
これも妖精としての考え方を変えてくれたひまちゃんのおかげなのかな?
💚「あっ…(ひまちゃん居た!!)」
❤️「ボワッ!!(炎を出す)」
💚「ほぉ…………」
❤️「(ー_ー;)……ボワッ…」
💚「(*´艸`*)クスクス…(ひまちゃん炎の強さ加減してるw調整大変そうww)」
いつもの彼なら人サイズの火球は余裕で出せるし、小さな火球だとしても熱さは熱した鉄球の10倍くらいの熱さはあると本人が言ってた。
なのに、周りの妖精生徒たちが余裕な顔で立っているのは必死に加減をしているからなんだろうなぁ。
💚「(やっぱりひまちゃんは優しいな…)」
俺はいつの間にか、授業なんかよりも能力をみるのに夢中になっていた。
〈❤️side〉
授業の一環として、能力を扱う授業が行われた。
俺はこの授業について1つ言いたい。
妖精って自主練をしない限りは、そこまで能力に触れる機会なんてない。
確かに今までの学校生活で何度か授業で触れることがあったのだが、たったそれだけだ。普通の妖精は能力に触れる機会など20〜50回ぐらいだろう。
もちろん例外はいる。俺は余裕で4桁は超えてるし、逆にすちは俺に出会う前は1、2回ぐらいだろ。
そんな奴が急に能力について本格的な取り組みをしたところで、得られるものなんかほぼ無いだろ。いや、あるんだろうけど……怪我するリスクが方が高い
❤️「(誰か怪我しねぇといいけど…ここに治療できるやつなんていねぇし。)」
先生「それじゃあみんな1回能力を使ってみましょう。」
妖精「いいんですか?」
先生「いいですよ!」
❤️「(いやよくねぇだろ、お前こんな大量に妖精居るのに全部見れんのかよ。)」
妖精「おっしゃ能力ー!!」
❤️「………はぁ……まぁいいや。」
取り敢えず先生の言う通りに、俺も能力使うか。
………といっても普通に炎を出したら、どうなるかなんて目に見えてる。
確か前すちにそのまま出したことがあって…
❤️[えっとまず火球を…ボン!!(火を出す)]
💚[あつッッ!?!?]
❤️[!す、すまん…(火を消す)]
💚[……微火傷したかも…]
❤️[…結構離れてたから大丈夫だと思ってたのに……すまん、]
💚[いいよいいよ!]
❤️[早く医務室行くぞ!!]
💚[え、別に…]
❤️[俺が良くねぇ!行くぞ!!]
💚[あ、ちょ、引っ張るなぁ〜!]
あの日から能力を教える時は火球に結界を纏ってる。
けど………正直纏うのは繊細な技術が必要だから、それをここでするよりも加減したほうが楽。授業の一環なら大きな火球を出す必要もないしな。
取り敢えず加減して使うか
❤️「ボワッ!!…………(ー_ー;)」
………撤回。ちっさくても加減はむずい。
おかしいな、すちに教える時はこのぐらいなら加減しなくてもいいけど、周りの奴らはこれぐらいでも加減しなきゃいけねぇ。
あぁそっか…あいつ突然変異種だから能力耐性がついてるのか。
あーよりダルくなったわクソ。
❤️「はぁ………(火を消す)」
先生「あれ?出さないのか?」
❤️「…しなくていいかなって」
先生「なぜだ?お前の力を前面に押し出せよ。」
❤️「(前面に出したらお前ら4ぬけど大丈夫ー?)」
先生「もっと出してくれていいんだけどな〜」
❤️「…………はぁ、」
❤️「ボワッ!!!!」
『!?!?』
先生「うぉ!…何だその緑の炎!」
❤️「これは熱くない炎、調節すればこのぐらいは作れます。ただ熱いだけが炎じゃないんですよ。」
先生「………………」
これで静かになったか、たく…。
俺の炎に口突っ込むんじゃねぇよ。
先生「皆集合だ!!」
❤️「(?…集合、何だ?)」
『タッタッタッタッタッ…』
先生「えー今皆の能力を見ていったけど…みんな久しぶりの扱いであまり上手く活用できてないみたいだね!」
❤️「(そりゃそうだろ)」
先生「だから!お手本として、なつくんのを見てもらってどんな感じか分かってもらいたい!」
❤️「………は?」
先生「じゃあ、なつくんお願いね!!」
❤️「…意味わからん、やるわけねぇだろ」
先生「いや本当に君の炎に感動してね!皆にも見てもらいたいんだよ!!」
❤️「…………………ダルいって…ガチでよ…チッ」
意味わからん。これ一番避けたかったことなんだけど………
炎の扱いがより難しいし、俺の炎は対妖戦用だから誰かに見せるように炎でもねぇんだよな。
…上手くいくか?
❤️「……変なことになったらお前(先生)が責任取れよ」
先生「えっ?」
❤️「……ファサ!!!(空を飛ぶ)」
先生「空で能力を使うのか!それもいいな!」
❤️「空の方が距離遠いから調節が少し楽なんだよ…ボソ」
先生「いつでもいいぞ!」
❤️「……………はぁ、やるか」
『おぉ!!!』
❤️「温度調節、火球の大きさ完璧。後はこれをいい感じに投げればッッ…」
❤️「シュン!!!!(投げる)」
『おぉ!!!!!』
❤️「!?…(やっべ!!)」
❤️「(コントロールミスって校舎側に…)」
❤️「…………えっ?」
あらぬ方向へ向かって行った火球は急にその場に留まり、すごい勢いでクルクル回った後に爆発した。
『パチパチパチパチ!!』
妖精「すごい!火球が爆ぜたから炎が火の粉がキラキラ舞ってるよ!」
妖精「なつお前そんなことできるのか!炎すげぇな!!」
先生「流石なつくんだ!!あの技術を身に着けてるとはすごいぞ!!」
❤️「………………俺はそんな小細工してないボソ」
俺の火球の速さを完全に理解して座標を合わせて速度を消した。止めたやつは誰だ?少なくとも俺の火球を理解してるやつ…………
❤️「……………まさか…チラッ」
俺は咄嗟に人間棟を見た。
人間棟のほとんどの人間は俺の投げた火球の火の粉に見惚れていた。
…だが、唯一俺と目が合ったやつが居た。
💚「…ニコ」
❤️「……はぁ、やっぱりお前かすち」
火球を止めるのも風を使えばできるだろう。それに俺の火球が好きなお前は火球の座標も予測することだってできる。
……まさか数日前まで能力初心者だった奴にこうやって救われるとは…繊細な技術を実践で完璧に使っている姿は教えてる側から見ると、とても嬉しい。………助けられた側が俺じゃなければ、だが。
先生「なつくん!戻ってきていいぞ〜!」
❤️「……ファサ」
先生「すごかったぞ!また頼むな!」
❤️「ピキッ…もうしねぇよ馬鹿が!!💢」
先生「えぇ〜!?」
❤️「ガチャ」
💚「おっ!ひまちゃ〜ん」
❤️「おっつーすち」
💚「お疲れひまちゃん」
❤️「…なぁ、早速で悪いが…」
💚「ん?」
❤️「…………火球…止めたのお前だよな?」
💚「違うって言ったら?」
❤️「嘘つけ、俺の火球の軌道を予測して尚且手加減してたとはいえ俺の火球を止められる能力の強さ………お前以外居ないと思うけど。」
💚「………なぁ〜んだ、そこまで分かってるんだ」
❤️「それに目が合ったのも理由」
💚「まぁ………ずっと見てたからね能力を使ってる所」
❤️「え、ずっと!?」
💚「うん、ひまちゃんが苦しそうに加減してるところもw」
❤️「はぁ……最悪、」
💚「何が最悪なの。俺はひまちゃんの能力使ってる所とか、あんまり見ることができない所とか見れてよかったよ!」
❤️「それが嫌なんだよ………」
💚「えっ?何で」
❤️「ダセェじゃん、教えてる側が教えられてる側に助けられるとか…何か、立場がないというか」
💚「いや別にそんなことないし、かっこよかったよ」
❤️「かっこいい?」
💚「本当に!…ずっと思ってるけど、ひまちゃんの炎はカッコいいんだよね。唯一無二の綺麗さと鮮やかさがあってさ、「うぉすげぇ!」ってなっちゃうもん!」
❤️「…火球もミスったけどな」
💚「俺のサポートがあったけど、それでも火球の火の粉すごかったじゃん!」
❤️「…………そう?」
💚「そう!!」
❤️「……………そっか、あんがと」
💚「お礼にまた能力教えてね?」
❤️「はいはい」
💚「やった!!」
❤️「てか、すち能力の使い方上手くなってたな」
💚「魔力の引き出し方に慣れてきたから、大分できるようになってきたよ。」
❤️「飲み込みが早いな、もっとかかると思ってたけど」
💚「早く身に着けたいからね」
❤️「なら今度、魔技を教えてやろうか?」
💚「魔技?」
❤️「魔力だけでできる技術のこと。魔力は能力を使うのに必須な力だけど、魔力だけでも色々できんのよ。ほらゲーム機だって既存のゲームとか無料でゲーム入れれたりとか、ゲーム機だけでも中々楽しめるだろ?それ。」
💚「へぇそうなんだ!例えばどんなことがあるの?」
❤️「例えば……俺が使えるのとかでいうと、魔力を剥奪するのとかも魔技だし、火球を使うときに張る結界もそう。」
💚「あーなるほど」
❤️「後俺は今修行中だけど……魔技を防ぐ技術とか跳ね返す技術とかもある」
💚「知れば知るほど奥が深いね」
❤️「そうだろ?だからこそ時間をかけて修行しないと能力って危ないんだよな。こんな授業でしていいやつじゃねぇんだよ」
💚「あはは……」
❤️「……まぁもういいけど」
💚「(すっごく怒ってたなぁ…そんなにミスったのが悔しいんだ。)」
❤️「とりあえずもう今日分の授業は終わったから能力稽古する?」
💚「する!!」
❤️「ん、」
………あんなのでミスするなんてな。手加減する方の技術も身に着けて置かないと
もっと磨いて…………備えておかないとな、いつでも戦えるように、守れるように……な。
適正率ー40%、残り60%
第8話「王族、庶民の遊びを覚える」