テラーノベル
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今日は 智さんちでのんびりオフ
2人でバレーの話したり ゲームしたり いつもと変わりない時間を過ごしていた
「智さん リクエストありますかぁ?」
智さんは キッチンでコーヒーをいれてくれている
「ん〜〜 智の好きなのでいいよ 最近あんま観てないから」
さっき ゲーム勝負で負けた方が サブスクの映画を選ぶことになった
智さん 恋愛系いけるかな?
そういえば 智さんとそういう話したことないから 反応みたいかも
「よし 決まりましたよ」
俺も初めて観るし 何より智さんの反応が楽しみ
「はい コーヒー ブラックで良かったよな?」
「あざす」
受けとるカップは 智さんが俺が来た時用に準備してくれてるやつ
2人で買い物した時「これいいなぁ…」って 俺が手にしたのを覚えててくれて 智さんは言わないけど 色ちがいで2人揃えてあるのを知ってる
ホント 可愛いことしてくれてるから 大好き
「何系?」
「恋愛系 俺も初めてみるやつ」
「へぇ…藍とか好きそうだね」
「あ〜 あいつ恋愛モノ好きだもんね 夢みちゃってるガキだから」
「はは 確かに」
「智さん苦手なら 変えるけど?」
「ううん 智のチョイスなら大丈夫 自分の選ばないヤツを智と観るの楽しいからさ」
ニコニコで お揃いカップを手に 俺の隣に座る
「そ…そう?」
「うん!」
うわぁ〜〜無自覚にかわいいこと言うのやめてよ!
顔があつい…
「ん?智?」
不思議そうに 顔を覗いてくる
「じゃ 上映開始ね!」
コーヒー飲むふりで 照れを隠す
不意打ちに可愛いのなしでしょ?!
ストーリーは 静かな展開の恋愛 思わずストーリーにハマってる
「ん?智さん?」
クッションを胸にぎゅっと抱き締めて 赤くなってる
画面をあらためて見ると やっと再会した恋人同士の熱烈なキスシーン
まさか 智さん…照れてんの?
「どした?」
「こ…こういうの…恥ずかしく…なる…」
え?
「う…ドキドキする…」
マジか…
「止める?」
「いや…大丈夫…だけど」
「ん?」
「手 握っていい?」
手をすっと 俺の膝にさしだしてくる
なに?かわいすぎるだろ!
「はい これでいい?」
差し出された手をぎゅっと握ると柔らかい智さんの手が握り返してくれる
冷静なふりしてるけど こっちもドキドキしてくる
話は進み 映画の2人は別れることになる
別れのシーンに 繋いだ智さんの手が少し震えている
見れないのか クッションに顔を埋めている
「智さん 苦手ならスキップするよ?」
声を出さずに 首を横にふる
「ちょっと 止めるね」
一時停止して
「顔あげてください 大丈夫だから…」
俺の手を握ったまま ゆっくり顔をあげてくれた
「…ごめん…苦手じゃなくて…その…」
涙をぎゅっと我慢して 目を潤ませている
「自分に重なって…辛くなってきちゃった…
お…おかしいよな?そんなわけないんだし」
視線を泳がせて 戸惑っている
「もう…智さんは…」
どんだけ感受性高いんだよ
さっきのラブシーンといい 純粋すぎだって
いつか来るかも知れない別れ…か…
自分の方に 智さんをゆっくり抱き寄せる
「もしかして…俺とのこと考えたの?」
「う…ん…」
胸で 小さくうなずく
「俺は 智さんとの関係を こんな風に悲恋にする気はないですよ 大体わかりもしない先のことは考えない」
「智……」
「俺は 智さんとの1日を大事にしたい 何にでも最後は来る その時に後悔ないように…今の俺には この胸に智さんがいてくれることが 何より幸せなんだから」
「うん…そうだよな…」
溜めた涙を つーっと流しながら 笑顔になった
「俺も 智と一緒にいる時間を大事にするよ こうやって くれる 智のあったかい腕の中 大好きだから」
「安心して ずーっと いていいからね 」
髪にキスして ゆっくり抱き締める
答えるように 智さんも背中に手をまわして ぎゅっと抱き締めてくれる
「続き 一緒に見よう きっとハッピーエンドだから」
「…それでも…俺 泣くかも…」
「俺の前なら いくらでもどうぞ 」
誰にも あなたの泣き顔は見せないで…
俺だけの智さんなんだから
コメント
1件
あおいです🌷 第5話、めちゃくちゃ良かったです…!映画を観ながら智さんが不意に見せる照れや涙に、こちらの胸がぎゅっとなりました。「ずーっといていいからね」って台詞、優しさが沁みます。お揃いのカップのエピソードも大好きで、そういう積み重ねが二人だけの世界を作ってるんだなって。智さんの泣き顔を「俺だけのもの」って思う藍くんの独占欲、ちょっとグッときました。続き、きっとハッピーエンドですよね…楽しみです🤍
Haru
423
かるび🍖
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