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記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事《極夜ノ暁金 編》の続きでございます…では、続きをご覧下さい。作者より
そこには見覚えのある男が、エルドが握っていたであろう混沌とした大鎌で、変貌した深き無貌のモノを串刺しにしていた。
深き無貌のモノ「神に…恵まれし子、愚かな人間!罪人の子が!」
ベリッジ「アベルは違……いや…僕らは、生まれ持っての罪人だ…」…
大鎌を振り払い深き無貌のモノを真っ二つに切り裂く。
深き無貌のモノ「……」
……彼の名は、ウィン=フリン・ベリッジ
かつて瀧奈と敵対した13死神の信託を持つ者であり…そして、
ベリッジ「アベル[ウィッカー]、君の記憶が僕と言う存在を呼び起こしてくれた事に感謝しかない……」…
……かつてエルド(?隠者)に消されたはずの記憶は、ウィッカー(アベル)が最後に残した自身の記憶をベリッジに受け渡し…
ベリッジ「今こうして立っている事……エルド、本当は君にも迷いがあったと思う……だから僕を殺さなかった」…
……倒れているラス、Tsアレフ、エルド(混沌)の姿を確認した後…
ベリッジ「アディス!……もう僕にはコレ(神託)すら使えないか……それでも」…
大鎌を構えて自身の魔術と身体能力だけで、駆け抜け始める…
森を抜け向かった先には、
発狂しているテットラに意地でも近づこうとする深き無貌のモノと深きモノ、それを遠ざけ様とするらピィーの姿…
ラピィー「うぅ…スーパーピコハンマーが効かない〜」小さな杵をぶん回し深きモノに対しては小柄な見た目と裏腹に吹き飛ばしているが、深き無貌のモノだけは地面に這い蹲り迫ってゆく……
ラピィー「ピィ!」
…ガシっと深き無貌のモノに腕を掴まれてしまう…
深き無貌のモノ「喜べ、それは確かに効いたぞ……お前の腕が折れるくらいにな」死んだ魚の目でゾッとする歪んだ形で耳元で叫び片手でボキッとラピィーの左腕を折る…
ラピィー「ピィーーーーィ!」簡単に腕を折られ痛み叫ぶ。
深き無貌のモノ「悲鳴が聞けて良い心地だよ…ありが…」……
〈ザッ〉…やってきたベリッジが大鎌で深き無貌のモノの腕を切り落とす。
ベリッジ「間に合わなかった……」
そのまま急いで残った周囲に居る深きモノを切り裂く、
ベリッジ「……ネメシスだと…」茂みの隙間から深き無貌のモノと戦っているネメシスとエウレカを見つける…
すぐさま向きを変えて走り大鎌を深き無貌のモノへ投げつける…
エウレカ「くっ……」身構える。
深き無貌のモノ「あ〜お疲れ」…
……グチャっと大鎌が深き無貌のモノに当たり弾け飛ぶ…が、飛び散った肉片が針のように変形し周囲に被害をもたらす…
ネメシス「クロートー!」
……ネメシスはクロートを使いエウレカを守り糸で自身を守る。…
……グザ…っと完全には防ぎきれなかった針は肉体へと減り込む……
ネメシス「グァァ」
エウレカ「ッ……コノ!」ナイフを取り出し自身に刺さった所全てくり抜く。
蔓延む寄混虫〈ジュゥゥ〉溶けて黒いシミだけが残る…
ベリッジ「後は……」急いで最後の深き無貌のモノを対処しに向かう…
ネメシス「…ハァ……ハァ………行っちゃたけど、ありがとう…」
走り抜けるベリッジを見る…
……燃え盛る炎の先からオグリとαメリーを抱えて走る不知川、
不知川「……落ち着いてきたかい?」
αメリー「う……うん」
不知川「良かった、2人で行けるかい?」そう言ってαメリーを降ろしオグリを持たせる。
αメリー「でも……」
不知川「安心して、」αメリーとオグリを置いて深き無貌のモノを対処しに向かう…
オグリ「ぅ……」不知川のお陰で安定してゆくがまだ狂気の根源が取れずにいる。
αメリー「い……行かなきゃ」一歩、進もうと足を踏み出すが転けてしまう。
αメリー「どうして…動いて」足が思う様に動かない。
深きモノ「◯…◯◯……◯◯◯◯」…
…何処からかやってきた深きモノが震えた手で槍を持ちαメリーに近寄る…
αメリー「助けて……」
深きモノ「◯……◯◯◯…」必死に何か叫び槍をαメリーに向けて振りかざす
αメリー「い…」……
〈ザッ……〉……槍が刺さる音。
変貌したヒル〈……〉槍が刺さり暴れてまわり吸った血を出しす。
αメリー「……」困惑し深きモノの様子を見る。
……洗脳が溶け、死んだ目から意識を取り戻した感じの様になっていた……
りた ~伝説のちくわ~
記論落-桜桃〆
13
深きモノ「◯◯…◯◯◯……」そのまま何処かへ立ち去ってゆく…。
αメリー「……動ける」起き上がりオグリを抱えて戻ろうとする…
そうした瞬間に誰かが掴み止める…
ベリッジ「その怪我で向かうのかい?」何処かへ立ち去って行く深きモノを見送りながらαメリーを止める。
αメリー「お兄さん誰?……」
ベリッジ「それは後で答えてあげる……飲んで治して」そっとαメリーに治癒ポーションを渡して向かい走る。
αメリー「……」…
……少し進んだベリッジの目の前に木の根が壁の様に絡み合っていた。
ベリッジ「上から行くか」軽々しく木の根を登り壁を飛び越える。
〈パァン!〉っと破裂音が響く。
ベリッジ「あっちが主眼だったか」
……遠くの先で、深きモノの肉体が組み合わさり別の形へ変貌した深き無貌のモノと戦っている不知川の姿が目に映る。
深き無貌の覇者「その能力、実に欲しい……生命の概念を操る その能力を」巨大な肉体から黒い触手が無数に飛び出し不知川を捉えようと襲いかかる。
不知川「……」飛んでくる黒い触手を上手く避ける…
不知川「絶命」…
……不知川が黒い触手を軽く触れると、触手は連鎖する様に膨れ上がる……と、同時に危機を感じたかの様に素早く別の黒い触手が膨れた触手を切り離し千切れ取れる。
深き無貌の覇者「危ういな〜」
〈パァン!〉っと膨れた触手が爆発し細切れになって消滅する。…
不知川「……絶命」足元にあった木の枝を拾い能力を込めて木の枝を飛ばす。
深き無貌の覇者「グッオオ!」木の枝を片手で受け止め、直ぐに切り落とし不知川に向けて飛ばす。
不知川「……」飛んできた深き無貌の覇者の片手を回避しする……そのまま片手は同様にパァンっと破裂し散る。
その様な光景が、
不知川と深き無貌の覇者、2人の攻撃VSカウンターの連鎖が止まらず続く。
不知川『…まずい…確実に急所を避けられている……生死の概念が無いタイプには一度だけ命の概念を書き足さないといけないからロスタイムが1秒付くのは大き過ぎる』……
深き無貌の覇者「何を企んでいる」
不知川「何だと思う?」何か思いついた不知川は軽く飛び上がり近くの木にのる。
その木から枝をへし折り投げつける…
深き無貌の覇者「ほう…弱気でくるか」簡単に避け捕まえようと触手を伸ばす。
……不知川は深き無貌の覇者の攻撃を避け回りながら近くの木から木へと飛び移り、枝を折っては投げるを繰り返した…
深き無貌の覇者「小賢しい……」
…数打ち当たる……そんな言葉の様に不知川の投擲は深き無貌の覇者の触手を確実に減らし再生力が僅かに衰え始めてると見抜く。が、同時に……
深き無貌の覇者「捕らえた」
……不知川のパターン化されてしまった行動を先読みし分裂させた肉体の一部が不知川の右足を貫く……
不知川「ぐっ……」
そのまま引きずり落とされる……
ベリッジ「危ない……」助けに行こうと飛び出す…が、気付かぬ内に蔓[ツル]が足に絡まっていた。
不知川「展開……生命の理想郷(アニムス アヴァロン)」
……不知川の掛け声と共に一斉に植物達は金色[コンジキ]に輝き急成長し始める
まるで楽園にある森かと見間違える様な光景が現れるが……
不知川「条件は揃った」一点と人差し指を向けて触れようとする…
深き無貌の覇者「貰い受けるぞ」再生した腕で襲いかかる…
2人の攻撃が振れると…
〈パァ…サァ……〉……
……訪れる光景は、右腕が砕け物凄い角度に折れ曲がっている不知川と、
不知川「……絶命の送り火を、」
深き無貌の覇者「概念の死…」…
バチっと突然発火し始める深き無貌の覇者の肉体は色鮮やかな炎に包まれる…
不知川「鳳閻火葬[ホウエンカソウ]」
……不知川の能力で生命を宿した植物達が、うねる様に動き深き無貌の覇者を囲い始める……やがて草木は命を燃やし極楽浄土の邪を拒絶する炎となった。
不知川「後は……燃え尽きるのを待つか、直接手をくだすか」少し歩き木の壁に触れて森を元の形へと戻す。
それと同時にベリッジも解放される。
ベリッジ「待つにしても時間は足りません……」鎌を振り下ろし深き無貌の覇者にトドメをさす。
……倒された深き無貌の覇者は消滅し、それと同時に鎌の白黒とした混沌が消える。
ベリッジ「……」元に戻った見慣れた大鎌を確認し、やはり能力は使えないと確信する。
不知川「……確か君は…見覚えがある。大広場で派手に暴れ回ってた1人だね」
ベリッジ「……そして貴方はそんな私達を簡単に追い込んだ探偵団…」…
ベリッジ「改めて…僕はウィン=フリン・ベリッジ、あの時は迷惑をかけた…本当に申し訳ないと思ってる」
不知川「出会った時から君が向ける眼差しに敵意は無かったけど……今はしっかりとしているね」
不知川「……これからどうしたい?」質問をしながら戦闘で折れた腕を自身の力で治療し完全になおす。
ベリッジ「ここまで来るのに犠牲にし奪われた魂を……解放させたい」
不知川「わかった。今から君を信用しよう…………」ベリッジの意思を確認し、αメリーの居る方へ歩いてゆく。
不知川『……なんだか違和感あるな…今の彼のオーラにピンク髪の女の子もだ、見てると、この言葉が出てくる……』
不知川「エデンの創世…」
ベリッジ「エデンの創世?」
不知川「………とある厄介人が一度は考えてた楽園創造物語だよ。気しなくていい」
……そのままαメリー&オグリと合流し車のある方へ移動する…
ラピィー「ふっか〜つ!」
ラス「……」端で少し休憩している。
エウレカ「はぁ……ヘマした」
不知川「治療は終わり、それにしても神経まで綺麗に縫える技術は凄いね」
オグリ「なぁ……本当にアイツを連れて行ってよかったんかな?」
不知川「相手が外なる神と呼ばれる存在であるなら、少なくとも生命の概念とは逆の死の概念を扱える彼は私よりか役に立つからね……」…
オグリ「歴戦の探偵様が言うほどなら…信じるんだな」
不知川「心配なら後で私が見にいくから」
……場所は移動し、
αメリー「大丈夫?」
ネメシス「……ふぅ…えっと、あの時はありがとうね」少し一息し言う。
ベリッジ「いいや……感謝される様な事はしてないよ…君にもこれまでの事で謝らなくてはいけないし」……
ネメシス「……話はお終い。さぁ、エルドとアレフの状況をどうにかしないと」
……目の前には、アレフとエルドの2人に謎の力が渦巻き繭の様になっている。
ネメシス「エルドの方を頼めるかしら?話を聞き出させたいからやらないでよね」
ベリッジ「わかった……だけど警戒は怠らないよ」
…ネメシスはTsアレフを覆う力を取り払いながらクロートを使い引っ張り出す。…
…ベリッジは大鎌を使い自身の能力を込めてエルドを覆う力を削り取る…
ネメシス「あら?意外に問題無さそうね」目に見える禍々しさとは裏腹に簡単に事が進みTsアレフを引っ張り出せる。
ベリッジ「終わった」元の姿に戻ってるエルドを引っ張り出し終わる。
〈コロン…〉っと、エルドと一緒に虹色の石が転がり落ちる。
ベリッジ「……これはアレフの信託が持っていたモノと同じ」虹色の石を拾い上げる
ベリッジ「重い……水晶の様で中に緑の炎が燃えてる……火系の魔石だろうか?」
〈……ドクン…〉虹色の石が鼓動を脈打つ…それと同時に不思議な音が聞こえる。
ベリッジ「!……何だこれは」
……虹色の石から、僅かな鼓動の様な音が段々と大きく鳴り響く。
ネメシス「その石から鳴ってるの?ちょとヤバいんじゃない?」
〈ドクン……ドクン…〉心臓の様な音がすぐ近くまで聞こえてくる。
ベリッジ「……」…
〈…………ドクン…〉…
ネメシス「……」…
〈ドクン…〉虹色の石が鼓動をうたごとに光り輝く。…
ベリッジ「……くるか」虹色の石を置き大鎌を構える…
〈ドクン…〉……
〈カラン♪〉鐘の様な甲高い音がなる。
αメリー「ぃ……」混乱し始める。
ネメシス「!!」αメリーを抱き移動する。
ベリッジ「……まさか!」大鎌を投げ、アレフとエルドを掴みその場から離れる…
……虹色の石が割れて、緑色の炎が舞い燃える。その炎は9mにも及ぶ高さまで大きくなり姿を表した。
ネメシス「うっ……冷たい…何この炎」
ベリッジ「…わからない……ん!、目覚めかエルド」大鎌を取りエルドの方に向きなおす…
エルド「おはよう……ベリッジ。…それにネメシスまで……」…
ネメシス「エルド……」
ベリッジ「教えろエルド!コレは何だ!」
……ガッとエルドを掴むベリッジ。
エルド「はは…アイツも彼も僕も見誤った…失態だよ…。まさか、アレフを生かしていた存在が神格の1柱…トゥールスチャだったなんて……通りで、夢のクリスタライザーにしては違いがあった。アレフが持っていたアレは、メガロソムヌス[偉大な眠り]の大魔石……言わば夢見る根源」
エルド「あ〜ぁあ…欲しかったな〜割れちゃうなんて勿体ない!でも…その先にある存在に出会える権利がアレフにあるだなんて許せないな〜…」
……エルドはベリッジの手を払い起き上がると緑の炎を見る…
エルド「でも、あのままアレフの魂が持ってかれるのも困るかな〜……一時休戦だね、魔石を回収して離れる事を進めるよ。」
ベリッジ「信用できない…が、言ってることは事実か」…
エルド「勿論!アレフを助けた後は〜僕、逃げるから覚悟しといてね」ベリッジの警戒をすり抜けて、魔石の破片を回収しに走り緑の炎へと突っ込む。
ベリッジ「っ……素早い」跡を追いかける。
ネメシス「ねえ…この炎 動いてない」
……ネメシスが緑の炎が動いている事に気づくとそれを伝える。…
エルド「そりゃそうさ……この炎は生きている!概念的だけどね」動く緑の炎(トゥールスチャ)を避けながら魔石の破片を回収して戻ってくる…
エルド「アッ熱だな〜」服についた火の粉を握りしめて消火する。
エルド「残り2つはトゥールスチャが立ってるから無理だね…アレを退かすのは君達の仕事だよ?ほら早く」欠片を繋ぎ合わせアレフの胸元に置く。
ベリッジ「……わかったが…アレが何を目的として存在しているのか、お前は何か知ってるのか…」
エルド「勿論、記憶が正しければ……それに、この状況を収めれるのはアレフだけ。権利を持ってるのもアレフだけ…非常に残念だよ」しょぼくれた顔を見せる。
ネメシス「アレをどうにかできるのは目覚めたアレフだけってことね」クロートを呼び出しトゥールスチャを移動させる事を試みるが…
……炎が揺らぎクロートの糸に緑色の炎が伝わり燃え上がる…
ネメシス「全体が炎だから厄介ね」
エルド「ベリッジ、契約だ……君に死(アディス)の権限を渡すけど、僕を害する事はできない条件付きだ……どう?欲しい?」
……エルドはベリッジの手元にある大鎌に触れて交渉を持ちかける…
ベリッジ「構わない……1人の隠者を見逃した所で計画の根本は変わらない」
エルド「即答……そうだね…止めて構わないさ!僕の目的は目の前にある!もう彼の手助けは必要無い!」
……甲高い声で高揚し始めるエルドはベリッジに所有権を移行させ、大鎌はキューブ状に戻り、ベリッジの手元に託される。
エルド「でも…彼らの計画は既に終わっている……今起きてる事は、彼の探究心と僕ふくめて仲間達のエゴで起きてしまった事さ……」…
……話しを聞きながらべリッジはアディスを呼び出す。
べリッジ「それで…何が言いたい」
エルド「彼は世界の扉を開け支配者にもなれる力を得ても玉座に座らなかった……」右手から星形のマークが刻まれたコインを取り出し力を込める。
エルド「チャンスは1回…お互いに」
……コインがトゥールスチャの中に入ると、
急激に神力や魔力とは違う別の原理が青い光と共にトゥールスチャ全体に黒い結晶が覆い動きを止める。
ネメシス「止まった…今なら」クロートを操り動きが止まったトゥールスチャを引っ張り移動させる。
エルド「さぁて…」べリッジに向けて『早く行けよ』と言ってる様な目配りをする。
べリッジ「アディス!」
……ガッと、べリッジ&アディスがトゥールスチャを掴み押し始める。
……3人の力で移動させる事に成功し、
エルド「……行くよ」軽く跳ね準備する。
べリッジ「…断罪!」アディスが大鎌に変貌し、止まったトゥールスチャを砕き切始める……
バラバラになったトゥールスチャから、魔石の破片が2つ落ちる…
その瞬間を逃さずにエルドは欠片をキャッチしてゆく…
エルド「やった……」欠片2つを握りしめ走り出す……が、
……〈ドクン〉……鼓動が唸る…
エルド「っグ!代償が」心臓が締め付けられる痛みを堪える
……その痛みと同時にトゥールスチャの動きを止めていた黒い結晶は溶けて霧の様に消えていく。
〈ボワッ〉と燃え上がる緑の炎が瞬時にして大きな柱へと戻り、エルド達を呑み込もうと動き始める…
べリッジ「っ……」大鎌を振り炎を削り切るが腕に火傷を負う…
エルド「待たせんなよ!」欠片をネメシスに向けて投げる…
……投げられた欠片をクロートでキャッチして急ぎ繋ぎ合わせるネメシス。
エルド「ゴルゴーテリア!半分やる!幻影から実態を現せ!」
……歓喜混じりの声で叫び、エルドはマグナコアキューブに力を込め握り壊す…
キューブの神託とエルドの魔力を媒介にし、黒く恐ろしいモノが現る。
べリッジ「こんなモノを……」
……それは、エルドが彼(クロウリー)や他の誰にも内緒にしていた奥の手。
幻閻の魔獣…ゴルゴーテリア…
ゴルゴーテリア「出し切って1分半、いいのかしら…ぼうや!」
エルド「構わない…使え!」
……エルドの命令によりゴルゴーテリアからは異様に溢れ出る黒い霧がトゥールスチャを囲みおおう…
…パキッ…キィィィンと黒い結晶がトゥールスチャを捕らえる。
ゴルゴーテリア「呪詛された水晶[ マレディクトゥスクリスタル ] 」
ネメシス「組み上がったわ!」
エルド「ッ……ウェイトぉぉぉ!」
……エルドはメガロソムヌス[偉大な眠り]の大魔石に触れ、聞き慣れない言語を使い魔術を唱える。
大魔石から、満天の星空に似た何かが外に勢いよく溢れ出る。
エルド「離れろよ……寝過ぎは体に悪いって知らないのかい?フォスタル・ハス・ビアス……いや、お母さんか…」
エルド「シェス・W・オーガスト」
……星空の様な黒い液体から出てくる赤い目がエルドを見る。
エルド「ハァァァ!」右手を突っ込み引きずり出そうと掴む…
グチュ…プシュ……綺麗な星空みたいだった光景は真っ赤に血の色へと変わっていた。
(狂気と混沌)「私の子よぉぉぉおお!』
エルド「違うね!産んだのはシュブ=ニグラスの生物部の母性だ!″お前達″は元々 僕の血肉になる存在だった!」
……〈ブチッ…〉… 繋ぎが千切れる。
(狂気と混沌)「ァァアア″ア″…』低く鈍い音が唸り…静かになる。
……クチャ…クチャ
エルド「くそ不味い……」ニャリと不気味な笑みを浮かべる…
……その下で目覚めるTsアレフ…
エルド「じゃあ……アレフを生かした見返りを貰おうかな…」
Tsアレフ「この柱をくれてやる……魔皇に近づく異端者……」
……Tsアレフとエルドの周囲に魔力が混じり飛び交い始める…
エルド「さよなら……」
……Tsアレフの心臓あたりから緑の炎が少し燃え上がりエルドの胸に繋がる…
炎は強く光輝きを見せると、Tsアレフの雰囲気が少し落ちつき…エルドに緑の炎が宿り混沌と入り混じる。
ゴルゴーテリア「終了」姿が消え、同時にトゥールスチャを止めてた黒い結晶が溶け、
大きな緑の炎は動き出す……
エルド「出よ門の鍵」アレフを左手で掴み起き上がると、トゥールスチャに向けて鍵の形へと変わる右腕を伸ばす…
アレフ『鍵の門を越えて…」…
……突如、トゥールスチャの間から黒い空間が開き、そこに鍵穴が現れる…
エルド「開け…」
〈ガチャ〉っと鈍い音がなり、
開かれた門から、大きな螺旋階段へと続く空間が目の前に現れる。
開かれた門から、どんなに鈍感で愚か者でも突きつけられる異様なオーラが勢いよく溢れ出る……
ネメシス「くっ……」クロートで身構えαメリーに覆い被さり守る。
べリッジ「……」少し振り向くと、異変を感じて走ってくる不知川を見かける。
不知川「この状況……」…
……少しまばたきした瞬間、気絶したままのアレフが不知川の方へと飛ばされ来る。
不知川「危ない…」飛んでくるアレフを優しくキャッチする…
エルド「約束通り…じゃあね…」…
全員の方を振り向き手を振ってニャリとし、
そのまま門の入り口へと進むエルド…
不知川「その向こうは」…
紅に光る矢が通り過ぎ…
エルド「……マジか…」貫かれる。
そのまま門は閉じて消える。
続けてもう一回と、紅に光る矢がトゥールスチャに命中し大きかった緑の炎は半分へと縮む……
アレフ「………止めないと」
……意識が戻ったアレフは走り大魔石を拾いトゥールスチャに向けて、魔術を唱え始め星空の様な黒い空間が現れる…
アレフ「逸れモノの君に居場所を…」
……大魔石から出てきた黒い空間にトゥールスチャは吸い込まれ消える……
べリッジ「待て!何をしている!」
さっきまで見ていた光景を思い出し、やっと解放されたアレフがまた自信に戻そうとしている行動を止めに行く。
アレフ「あ、君は……」手に持った大魔石が光輝きだし粉々に散ってゆく……
アレフ「夢はいつか消える……だけど実現させた夢は夢じゃなくなり手元に残る」
べリッジ「……」立ち止まる。
アレフ「あの人(エルド)、涼しげにしてるけど生き急いでた……必死で自分の創造主に生き様を見てもらいたいって」少しもの落ち着いた感じでネメシスの方へと歩く。
不知川「標準の人の魂に色の変わり様……話しに聞いた君が人間その本人かな?」
アレフ「はい…」
……ネメシスの所に着き歩みを止め、
ネメシス「アレフ…」
アレフ「ごめんね、ちょといい?」
……そう言いαメリーの頭を撫でる、すると神格達の狂気に侵され錯乱状態だったαメリーが落ち着きを持ち治る。
αメリー「ぅ……あ…アレフ?」意識を取り戻し上を向き見つめる…
アレフ「改めて……仲良くしてくれてありがとう。α=メリー=クレイナさん」
αメリー「ぁ………うん!」元気に答える。
……2人のやりとりを見て、ふと微笑むネメシスと不知川。
べリッジ「……さてと」ふと先程のエルドに起きた矢の事を思い出し『あれはティファレットの矢だったはず……目覚めたのか?。それに、ここからの距離を射抜いたのか……あのティファレットが…』そう思い考え…
手元にある大鎌をキューブに戻す。
べリッジ「急ぎたい…先に戻る」不知川に話しかける
不知川「わかった、行って」べリッジに触れて傷や体力を回復させて、背中を押す。
……ザッと、走る足音が響きわたる……
続く→