瑠衣『それが可能かどうかは森の先がどうなっているかによるな。』
まどか『行って確かめてみよう』
まどか……
まどか『パパ……』
そう言葉にした時まどか手は震えてた、平気なはずがないだろ。パパは
まどか『(恐ろしいな、パパこそ顔に出していない今まで一度も今朝何一つ変わらなかった穏やかな笑顔。あの笑顔の裏で何人の子供を死へ導いて来たのか)』
まど瑠衣『(だけどなんで、あんなにやさしくしたんだよ、パパ!)』
まどか『……塀だ』
瑠衣『よっと!』
まどか『どう?上に何かあるかな?』
瑠衣『何も見えねぇ!だけどこの塀は2〜3メートルある!高いな』
まどか『でも見張りは居ないね…………静かだ、瑠衣どう思うかな?』
瑠衣『固くて丈夫起伏どころかつぎめもねぇ、おまけに表面はさらからだ。普通こんなのは登れねぇ、諦める塀だろうが俺やまどかならロープ1本でいけるな!』
まどか『うんそうだね(問題はどうやって皆を連れ出す?見張りはパパ1人だ周りに鬼の気配はしないね)』
そんなのものか?いや考えてみれば表向きはあくまで孤児院子供が気づくこと自体ないのが当然ならば!
まどか『ともかく(この農園は逃亡を前提には造られていない?ともかく阻むのは固くて高い塀一つ)』
まどか『この塀は超えらるね(ロープさえあれば)』
瑠衣『次はロープだな!(無理じゃねぇ!)』
【日が沈む】
瑠衣『まずいそろそろ戻らなきゃいけねぇ!』
【広場】
杖道『みんないるか?』
健三『すいません2人たりません』
瑠衣『(あっぶね〜💦)』
ナット『いないのはナイラと……』
マルク『パパ〜ッ!』
杖道『マルクどうした?』
マルク『どうしよう森でナイラとはぐれちゃった!いっぱい探したけど見つからないんだ!!もう日が暮れるすぐに真っ暗だよ』
杖道『……大丈夫だ。みんなここから動くなよいいな』
マルク『パパ……』
【数分後……】
千ト『あ!パパ!』
マルク『ナイラ!』
杖道『疲れて寝てしまったみたいだ見ろ怪我ひとつないな』
ナイラ『スース〜』
マルク『良かったぁ、ごめんごめんねナイラ』
まどか『早過ぎないか?パパはまるでナイラがどこにいるか分かっているみたいだ』
そういや昔からパパは俺達を見つけるのが上手かったどこへ居ても見つかるあれは時計じゃないのか?
瑠衣『発信機……俺達の体のどこかに埋められているのかもしれないぞ』
だとしたら脱走の決行……いや計画がバレた時点で、アウトだ、それにパパはわざと見せるように見せたパパは気づいていたリトルバーニーがコニー以外の誰かの手で持ち込まれたということに
誰であろうとは逃がさないパパが言いたいことはそういうことだな
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