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── FILE No.13
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Lです。
……この名を名乗るようになってから、
随分と長い時間が経ちました。
……まず最初に、ひとつだけ確認させてください
この物語は
『DEATH NOTE: Another Note』では綴られなかった
「ウィンチェスター爆弾魔事件」を、
作者が独自の視点で構成した二次創作です。
公式設定とは異なる解釈、補完、推測が多分に含まれています。
とくに──
私、Lの「過去」という、非常に扱いづらく、
正直に言えば“触れない方がいい領域”に、
遠慮なく、靴のまま踏み込んでいます。
ですので、
・Lの過去は語られるべきではないと考える方
・解釈違いを致命傷と捉える方
・Lに「親」や「出生」があると世界観が崩壊する方
──ここでページを閉じることを、強く推奨します。
……それでも続きを読むという選択をされた場合、それはあなた自身の判断です。
私は、止めません。
では。
この先に描かれるのは、
「私が、まだ子供だった頃」の記録です。
もっと正確に言えば──
今の私から見れば、
「できれば思い出したくない時代」の話ですね。
なお、ここで一つ、非常に重要な補足があります。
この文章は、
私の後継者候補であった
ビヨンド・バースデイが、
本人の判断で、
私に無断で、
しかも遺書という体裁で書き残したものです。
……はい。
私が依頼したわけではありません。
確認もしていません。
公開の許可も出していません。
つまりこれは、
「公式記録」ではなく、
「勝手に書かれた回顧録」──
もっと率直に言えば、
非常に迷惑な私的文書です。
ですから当然、
脚色、偏見、悪意、
そしてB特有の“余計な演出”が含まれています。
念のため言っておきますが、
私は自分の過去を「黒歴史」だとは思っていません。
……思っていません。
ただ、
あえて人に見せたい記憶でもないわけです。
それを、わざわざ掘り返して、
名前を付けて、
遺書にして、
残したあたり、
実に、彼らしい。
もしあなたが、この先を読むなら。
それは、
「Lという名前が、生まれる前の話」を、
第三者の歪んだ視点で覗き見ることになります。
──覚悟は、よろしいですか?
それでは。
……始めましょう。
これは、『世界一の発明家キルシュ・ワイミーことワタリと、当時推定8歳のLとの出会い──世紀の名探偵L誕生のきっかけとなった、第三次世界大戦をすんでのところで食い止めた爆弾魔事件』
(以降、苦情は、ビヨンド・バースデイ宛でお願いします)
※この物語は完全なフィクションです。
登場する事件・人物・国家・組織・研究・思想は
すべて架空であり、現実の政治・外交・社会情勢とは
一切関係ありません。
これから、このシリーズを
毎日投稿していきます。
少しずつ世界観を広げていく予定なので、
よかったら気軽に見ていってください。
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