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#カンヒュでもみんな女の子
なもなき@ペア画中!
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榎本くもり
11,280
#魔法少女
#ファンタジー
masyu
85
――
翌晩、厚い雲が空を覆い、まるで神が目を閉じ、地上で繰り広げられる現実から目を背けているかのようだった。
目黒駅近くの寂れた路地で、降りしきる雨の中、かすかな足音が響いていた。
黒いレインコートを着た青年が、アルバイトを終えて寮へと歩いていた。
彼の名は武田俊、19歳。
大学1年生――そして、『魔法少女プリン★ハート』の第一世代ファンの一人。
歳を重ねてもなお、俊は漫画を深く愛していた。
彼は今でも、自分で描いたファンアートをファイルに大切に保管している。
そして、プリンが「自分を犠牲にした」時の言葉を、今でも鮮明に覚えている。
「もし私の愛が無価値なら、この世の最後の光と共に消えてしまえばいい…」
彼はその結末を読んだ時、涙を流した。
…しかし、彼はそれが「やりすぎ」だと感じずにはいられず、当時、グループチャットで友人たちと笑い合っていた。
だが今夜…
耳元で囁く声が聞こえた。誰もそばにいないのに、
「俺が泣いている時、笑った…だろ?」
彼は凍りついた。
左右を見回した。誰もいない。
息が熱くなり、雨が冷たくなった。
すると突然、桃色の影が闇の中から飛び出した…!
シュンは力の限り叫んだが、誰も彼の声を聞かなかった――
そして、世界は血まみれの笑みに飲み込まれた。
翌日…
またもや一面記事。
「目黒駅裏の路地で若い男の遺体が発見された。遺体には胸部と眼部に複数箇所の刺し傷があった。」
「奇妙なことに、遺体の周囲はまるで魔法少女の変身シーンのように整えられており、地面には再び血痕のついたハートと星の模様が描かれていた。」
捜査官たちは超常現象の可能性を疑い始めた。
しかし、唯一、地に足をつけて現実を見ようとしていたのは……
黒沢葵警部だった。
彼女は目の前の報告書を読み、深くため息をついた。ファイルを閉じる前に、彼女は独り言のように呟いた。
「これはただの殺人事件ではない……」
「まるで……漫画の一場面を、ページごとに『再現』しようとしているかのようだ……」
一方、
宗一は部屋の中で、製図台をじっと見つめていた。
彼は何年も絵を描いていなかった。
しかし今……彼はまるでベッドの下の空間を怖がる子供のように、自分の製図台を恐れていた。
そして、プリンはまだそこにいた。彼女はいつも、宗一が最も弱っている時に現れるのだ。
彼女はきしむ木の床を裸足で歩き回った。
多くは語らず…ただ微笑み、指先で空中に絵を描いた。
指先を軽く動かすたびに、ハート型の星の模様が空中に現れ…赤い光がアニメの魔法のように渦巻いた。
>「今夜もまた…終わりね。」
宗一は立ち上がることができず、床に崩れ落ちた。
涙がとめどなく頬を伝った。
>「もう…お願いだ、プリン…」
>「あなたはこんな人じゃない…」彼女はかつて愛を信じていた…かつて人々を助けていた…かつてこの世界の光だった…
彼女は絵を描くのをやめ、彼の視線を受け止めた。
微笑みが消えた。
>「光は勝手に現れたんじゃない…あなたが私を光として描いたのよ。」
「でも結局…あなたは自分でそれを消した。」
宗一は沈黙した。
拳を握りしめた。
罪悪感が彼を蝕み始めた。
彼女は身をかがめ、彼の耳元で囁いた。
「これを終わらせたいの…?」
「もし終わらせたいなら…新しい結末を書いて。」
第4章 終わり
コメント
1件
第4話、読み終わりました。雨のシーンから一気に引き込まれました…「神が目を閉じた」ような空の描写が、もう不穏で。俊くんがかつてあのラストを笑ったことが、こんな形で返ってくるのかと思うと背筋が寒くなりました。そして宗一さん。プリンの「あなたが私を光として描いた。でも結局、あなたが消した」という言葉、重すぎます…。罪の所在がふわふわして、読んでいて苦しいけど目が離せないです。続きが気になります。素敵な物語をありがとうございます。