(無視しちゃった)
電車に乗り込んだわたしは心の中でそう呟いた。
優しくされていた事実を知ってしまった今、どんな顔をしたらいいのか分からなくて話すことも、目を合わせる事すら出来なかった。
今日だって、本当は最近恒例となっていた勉強会を無断で休んだ。
だから尚更、顔を合わせずらかった。
(これから、どんな顔して会えばいいんだろう)
窓から外を眺めながらそんな事を考えていた。
それ以降も、わたしは彼を避け続けた。
図書委員の子に聞いたら、彼はバイトのない日には必ず図書室に来ていると聞いた。
それでも、わたしはいかなかった。
会っても、どんな顔をすればいいのか、何を話したらいいのか分からないから。
そんな状態が数週間続いた、ある日。
「話がある」
彼が、わたしの前に現れた。
「…急ぐので」
校門の前で待っていた彼。
そんな彼に一言言って通り過ぎようと**********************
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