見回り――
桜「……」
もう少しで事故が起こるのか…
絶対ぇ、運命を変えねぇと、!!
楡井「今日は喧嘩も無くて平和ですね。」
蘇枋「そうだね。前より喧嘩とかも減ったよね。」
桜「……な、なぁ、」
楡井「?桜さん、どうしましたか?」
桜「べ、別の道も行こうぜ、ほら、いっつもここばっか通ってるし、」
いけるか…?
楡井「いいですね!たまには別の通りを見てみるのもいいかもです!」
蘇枋「じゃあ、あっちの道も行ってみようか。」
よし、これで大丈――
街の人たち「兄ちゃんたち!!逃げな!!」
(桜の方に大型トラックが突っ込んでくる)
大丈夫だ…、あいつらは無事だったらいいんだ…、
楡井「桜さん!!!」
蘇枋「桜くん!!!」
(桜を庇おうとする)
桜「楡井、蘇枋ッ、!!!来るな…っ!!――」
(2人は桜を庇って轢かれる。2人は全身血まみれで倒れている)
桜「は…おい…、何でだよ…」
来たら駄目だって…分かってただろ…、?
楡井…蘇枋…!!
2回目――
桜「(また…救えなかった…)」
グズグズしてちゃいけねぇ、絶対、
ガラガラガラ(教室のドアを開ける
楡井「桜さん!おはようございます!」
蘇枋「おはよう。桜くん。」
桜「っ…おう、」
楡井「そういえば今日見回りの日でしたね!」
蘇枋「たしかにそうだね。そろそろ行こうか。」
桜「……」
見回り――
(トラックが桜の方に突っ込んでくる)
桜「っ…、!!」
楡井「桜さん、!!!」
蘇枋「桜くん、!!!」
(桜を庇おうとする)
桜「…、」
(桜を庇おうとした楡井と蘇枋を押し飛ばし、トラックが突っ込んで来ているところには来させないようにする)
楡井「っ…、!!」
蘇枋「桜くん…、!!」
桜「(これでいいんだ。こいつらが無事ならそれで…、)」
(トラックはそのまま突っ込んでくる)
桜「は…、」
(トラックは急に方向が変わり、楡井と蘇枋の方に来る)
楡井「ぇ…っ、」
蘇枋「……ぁ…」
桜「駄目だ、!!!!!!」
(そのまま楡井と蘇枋は轢かれてしまう)
は…、おい…何でだよ…
なんでこうなるんだよ、!!!
もうやめてくれ、こいつらが轢かれるところなんて見たくねぇよ、!!
もういい加減助かってくれよ…、
楡井と蘇枋が助かってくれれば…、
それでいいから、
3回目――
(今日の朝に戻る)
もう…やめてくれよ…死なないでくれよ…
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