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⚠注意⚠
『ご本人様とは一切関係ありません』
腐要素、カップリング要素を含みます。
※R指定無し
キャラ崩壊・話し方崩壊 注意
zm×emです。
(軍パロ)
地雷の方、読みたくない方、 苦手な方は
ブラウザバックをして下さい
再掲です。
zmemの小話読んでると面白いかも。
それでも良い方だけどうぞ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔??視点〕
ドカーン!!
??「?!」
部屋で作業をしていると、外から爆発音が聞こえる。
??「またか…。」
―誰やぁ!また爆発させてんのはぁ!!
窓から誰かが叫んだのだろう。とてつもない怒号が部屋の中まで響く。
-すまんてぇ!!
さっきの怒号に流石に気付いたのか相手側も相手側で謝罪をしている。なんとまぁ元気なことで。すると、もう一発あったのかまた爆発音が聞こえる。だが、今度は建物に近かったのか、爆発した後に甲高い音が鳴る 。
??「うわっ!!」
窓が割れ、壁が吹っ飛び、瓦礫が襲いかかって来た所で、私の意識は途絶えた──。
「──────────うっ!!」
??「あ、目ぇ覚めたか?」
「…えっと……此処は………?」
??「あー…そうなってると思った。」
「え?」
??「まぁええわ。とりあえずzm呼ぶな。」
「zm…?」
意識が戻ると、物凄い激痛に襲われた。少してから痛みが落ち着く。目を覚ますと、私はベッドの上だった。
…が、色んな記憶が抜け落ちている。さっきの人も知らない人だし、呼ぶと言っていた人物の名前も聞いたことがない。戻って来たら確認しようと思い、目を瞑ろうとした。その時。
バンッ!!
??「emさん!!」
em「えぇっと…どちら様で…?」
勢いよく扉を開けてきた男が、小走りで此方に近づいてくる。私は会話をする為に激痛と闘いながらも体を起こす。一応見渡したが、やはり知らない部屋だった。
em「いっ!!…ってぇ……。 」
??「そんな無理に起こさんでもええんやで。ゆっくり寝ときぃや。」
em「で、でも、こっちの方が話しやすいと思うので…。」
??「そんなん気にせんでええから寝ときって!」
em「じゃあもう起き上がってしまったのでこのままで…」
??「そんならええけど…。ってか、emさん俺のこと覚えてるか?」
突然自分のことを覚えてるか聞かれても、此方としては何も覚えていないので答えようがない。
em「……いいえ…。」
??「…まぁ、そうやよなぁ。」
em「す、すみません…。」
??「あ〜、ええってええって!な?」
em「ですが…。」
??「んー、ほんならじゃあ改めて俺自己紹介するな!」
em「あ、は、はい。あの、ありがとうございます。」
zm「よし、ほんで俺の名前はzmや!emさんとはタッグを組んで行動してるで!」
em「zmさん…ですね。」
zm「おう!元はと言えば俺が爆弾で遊んでたんが悪いからな!emさんが完治するまでの世話係になったで宜しくな!」
em「ぇと、宜しくお願いします…? 」
まさかの私が記憶を失ってしまった原因が目の前に居るとは。…あと聞き間違いであって欲しいがこの方が私とタッグを組んでる…?嘘でありたい。だが、真相は分からないので此処は大人しく自己紹介を受け入れることにした。
…そういえば、最初の眼鏡をかけていた人は何処へ行ってしまったのだろうか。キョロキョロと辺りを見回すと、それに気付いたzmさん、が、眼鏡の人について教えてくれた。
zm「あ、もしかしてtnでも探してんのか?」
em「tn…さん…?」
zm「そうやった、名前言ってもわからへんな。んー、あの、emさんが目ぇ覚ました時に居たのがtnっちゅーやつやな。」
em「あの人がtnさん…。」
zm「そーそー。とりあえず戻ってくるまで待とか。」
em「ぁ、はい…。」
そう言ってzmさんは近場にあった丸椅子に腰をかける。暫くzmさんの話を聞いていると、また扉が開いた。
??「ん、emさん起き上がれたんか。」
zm「いや、俺の為に無理矢理起こしてくれただけやで。」
??「は?おま、何してんねん!そんなら寝かせろや!」
zm「また寝っ転がると痛い言うからこのままなだけや!誤解せんといてくれ!」
??「はぁ…。そんならええけどさ…。こっちは後処理で地獄見たわ。」
zm「ほんますまんな!」
??「謝るなら俺じゃなくてまずemやろ。」
em「あ、えっと、私はもう謝ってもらったんで…。大丈夫です。」
またその人は大きく溜息をつく。この人がzmさんの言っていたtnさん…?なのかと考えていると、困惑している此方に気がついたのか、改めて自己紹介をしてくれた。
tn「あー…いきなりすまんかったな。俺の名前はtn。ここで書記長やっとる。んで、grさんっちゅう奴の右腕や。宜しゅうな。」
em「はい、よろしくお願いします。」
tn「一応、emさんが記憶無くした経緯を説明するとやな…。」
要約すると、自室で作業していた私の部屋の近くにzmさんが設置した爆弾があったとの事。それが爆発して私の自室の壁やら何やらが吹っ飛んだ。そしてその壁等の瓦礫が私の頭を直撃し、頭から軽く血を流した状態でtnさんという方が発見し、ここまで運んでくれた。
…えぇ、怖。
tn「zm、お前暫く爆弾禁止。emさんの記憶取り戻すまでは使った瞬間即刻報告するからな。」
zm「…はぁーい。」
tn「自業自得やでほんま。んじゃ、俺はとりあえず戻るから。emさんは暫く療養。治ったらリハビリするで。」
em「わかりました。記憶も戻るよう頑張りますね。」
tn「まぁ、それに関しては別にゆっくりでええよ。どうせ一番困るのコイツやし。」
zm「emさんほんまごめん…。」
tn「zmは反省するとええわ。じゃ、皆にも伝えなアカンで大人しく寝とけよ。」
em「あ、ありがとうございました!」
お礼を伝えると、tnさんはヒラヒラと手を振ってそのまま部屋から出て行った。
…この人にお世話されながら療養か…。なんだか心配やな。爆弾で私の部屋吹っ飛ばしてるらしいし…。
そんなことを思っていると急に椅子からzmさんが立ち上がった。吃驚してzmさんの方を見る。
zm「あーすまんすまん。なんか腹減ったかな思って、俺、飯取ってくるな! 」
em「あ、はい。」
そう言ってzmさんは 早々に部屋から出て行ってしまった。
待っている間に記憶を少しでも思い出そうとすると、また扉が開いた。もう持って来たのかと思い、扉の方を見る。
…zmさんじゃない、知らない人達だ。
??「よぉ、em。お前記憶無くなったんやってぇ?」
??「大きな怪我が無くて良かったわ。」
??「ホンマになぁ。あとでzm煽っとこw」
??「やめとけやめとけ、アイツのことやで何されるかわからんぞ。」
em「えっとぉ…?」
ぞろぞろと部屋に入ってくるなり私に話かけてきた。
えっ…。知らない人達ばかりで怖いんやけど…。zmさん早く戻ってくれないかな…。
ut「あぁ、すまんすまん。名前教えんの忘れてたわ。俺ut。」
rb「rbやで。」
sh「sho〜。」
kn「んで俺はknや。」
em「は、はぁ…。」
そんなに一気に名前を教えられても覚えられないし、思い出せもしない。私はzmさんの帰還を一身に願った。
…遠くから足音が聞こえてきた。zmさんだ。私はこれで一安心できると思い、胸を撫で下ろす。
扉が勢いよく開き、求めていた人の声で名前を呼ばれた。
zm「emさん!」
em「あ!zmさん!」
kn「うおっ!?吃驚したぁ、なんやzmかいな。もっと静かに開けろや。」
zm「お前ら来てたんか。」
ut「来ちゃ悪いかよ。これでも仲間の心配してるっちゅーのになぁ?」
sho「そうやぞzm。utがこんなに心配することあらへんのやぞ。」
ut「ん?shoチャ…?」
rb「兎に角やな。皆心配してるんやぞってことや。」
訳が分からないまま話が進んでいく。
すると、zmさんが一喝する。
zm「もーとりあえずemさん飯食うからお前ら出て行ってくれ!」
kn「お、おぉ、すまんかったな。」
ut「あー、ちと騒ぎすぎたな。すまん。」
sh「emさんまたね〜。」
rb「安静にしときやよ。」
em「は、はい。ありがとうございました?」
zm「早う出た出た。」
そうしてゾロゾロと部屋から出て行った。
zm「遅くなってしもたな。飯持ってきたけど、自分で食えそうか?」
em「あんまり…というか痛すぎてちょっと動かせそうには…。」
zm「そか。なら俺が食べさせたるわ!…はい、emさんあー!」
em「うぇ、ぁ、あー…。熱ぅ !うっ…。」
zm「あ、ちゃんと冷まさないかんな!まじですまん!ちょっと待ってな。ふー…。はい、今度はちゃんと冷ましたから!」
em「ぅ…いただきます……。…ん、美味しい。」
zm「よかったぁ…。ごめんな、次からは気をつけるから。」
落ち込んだ表情しながらお粥を冷ましているzmさんを見て、なんだか申し訳ない気持ちになった。少し過剰に反応してしまったかな…と反省する。今度は私も落ち着いて食べようと決め、zmさんにご飯を食べさせてもらった。
em「ふぅ…美味しかったです。」
zm「ホンマに火傷してへん?大丈夫?」
em「はい、すぐに冷ましたので大丈夫ですよ。」
zm「ごめんなぁ…何から何まで…。 」
em「気にしないで下さい!あ、あの、お願いって聞いてくれますかね?」
zm「emさんの頼みならなんでも聞くで。」
em「じゃあ私、本が読みたいです。」
zm「本な、ええで。すぐ取ってくる。なんでもええか?」
em「はい、お願いします。」
お世話してもらっているのに頼み事までしちゃっていいのかな、と思う。だが、よく考えたらこんな事にした犯人なので、ちょっとくらいこき使ってもいいかとも思う。
zm「持ってきたで!」
em「ありがとうございます。」
zmさんから本を受け取り、早速少し読み始める。
zm「……。」
em「…。」
持ってきてもらったのはいいが、じっと見られると流石に気まずい。
em「…zmさん、色んなお話、聞かせてください。」
zm「…!おうよ!」
本を閉じて、zmさんの方を見る。そのまま私達は雑談をしたのだった。