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███のダメな子ちゃLife past
チャプター1 離鮒 流沙
私はいわゆる優等生だ。
勉強出来て、運動も出来て、クラスの子と仲良くて、みんなから信頼されて、褒められて
すごく嬉しかった。
でも、そんな中、両親は褒めてくれなかった
私がコンクールで優勝しても、テストで100点とっても、私が1番活躍した運動会も。
全部褒めてくれなかった。
初めて100点を取った時、みんなにすごいね、って言われた
それが嬉しくて両親にも見せた、
「お母さん!見て!私100点とったの!」
「……」
「お母さん?」
「そんなことでいちいち呼ばないでよ
たかが100点でしょ?そんなのとって当たり前じゃない。」
「え……?」
なんで?みんなは褒めてくれるのに?なんで?辛かった。
なんで褒めてくれないのかな……?
気づいたら優等生になっていた
ある日運悪くテストの点数が下がってしまった
こんなの見せれないと思って私は見せなかった
そうしたら……本当に私は運が悪い。
お母さんにテスト用紙を見られた。
「流沙?これはどうゆうこと?」
「あっ、お母さん、えっと、これはッ」
「はぁ……なんでこんなのも取れないの?
あなたはバカなの?」
その言葉を聞いた瞬間、あたまがまっしろになった。
私っていらないの……?
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
中学に入って定期テストは毎回1位をとった
でも褒めてくれなかった
音楽が好きだったから吹奏楽部に入った
「離鮒 流沙です。クラリネット希望です」
どうせ期待したって無駄なんだろうな……
「琉沙ちゃんって言うの?」
え……?今褒めてくれた?
もっと……もっと褒められたい
こうして翠蘭中学校吹奏楽部
クラリネット演奏者として
チャプター1 離鮒 流沙
愛されたいダメな子ちゃん。
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