俺たち三人は急いで、音の出所の場所へを走っていく
エミさんは、腕時計についているライトで辺りを照らす
tn「なんやッ!これ…….」
zm「ッ……!」
em「なんでッ!?」
俺たちは、呆然とそれを見つめる
予想外の……
zm「ロボロ……?」
そこには、血まみれで倒れていたロボロの姿があった
微かに息をしているらしく、苦しそうに肩を揺らす
em「とッとりあえず…..すぐに医務室へ!」
zm「なんでッ…….あんときに離れへんかったら…こんなことには(((カタカタ」
tn「くそッ…!」
ーーザーッザーッ
俺は無線機に着信を入れる
tn『こちらトントンだ。至急幹部に告げる。
ロボロが…屋上から転落したものと思われる。至急救護班は裏庭に来てくれ。
……..残りの幹部は総統室に集合してくれ』
そう言うと、すぐにグルッペンから返事が返ってくる
gr『グルッペンだ。わかったんだゾ。
幹部は急いで総統室へ向かえ。最重要命令だゾ』
救護員「トントン様!ロボロ様はどちらに?」
tn「こっちや!はやくッ!」
救護員「あんたはこっちをもってッ
……緊急措置をとるよッ!」
救護員「衰弱してってます!
脈が…どんどん弱くなっていっています」
救護員「ここは私たちにお任せを!
すぐに手術を行いますッ!」
tn「わかった……」
em「ゾムさんッ!?
いきますよッ……心配ですが、必ず助かると信じましょう?」
zm「そんなッ……!ロボロッ!」
zm「死んだら許さへんからなッ!」
tn「ッ……」
em「……」
わかってるけど
変な方向に折れた腕や足
辺りに散ったロボロの血
すべて、見慣れている
数々の戦争をいくつも勝ってきた
……………だからこそやなッ
仲間が死ぬのは怖い……
em「トントンさん?着きましたよ?」
エミさんは、俺の顔を覗き込む
あ、着いたんか……
tn「すまんボーッとしてた」
em「…でしょうね。ゾムさんも同じみたいです」
エミさんはそう言ってゾムの方に目線を送る
まさかの……
ゾムは、なにかブツブツ呟いていて、エミさんはゾムの腕をガッチリと握っている
tn「なんや….それ」
em「逃げてしまうかもしれないので。前にもありましたよね?何度も。」
tn「せやけど……」
zm「ブツブツブツブツ……….」
相変わらずエミさんは力強いな……
味方最大の脅威と言われてるゾムをここまで簡単に押さえれるなんてな
俺でもしんどいのに……
em「ゾムさん?トントンさん?大丈夫ですか?
入りますね……?」
tn「ん……悪い。またボーッってしてたわ」
em「いえ。いいんですよ」
ガチャッ
エミさんはゆっくりとドアを開ける
中に入れば、コネシマ、ぺ神、ロボロ
任務中で出掛けている兄さんとひとらん、マンちゃん以外全員が揃っていた
gr「全員揃ったな……
今から緊急会議を始める。まず、トン氏の無線であったように、ロボロが今、手術を受けている
……屋上から転落した…らしいが。何があった?」
zm「ブツブツブツブツ……」
ut「ゾムがなんかブツブツ言っとるけど?
なんかどうしたん?大丈夫なんか……?」
zm「ギロッ((睨」
ut「ッ!」
tn「……俺から説明してもエエか?」
syp「ビクッ((震
……ギュッ」
ci「ショッピ……?」
tn「….エエか?
まず、ゾムはロボロといつものように走ってたんや。
休憩しとるときにある人が声をかけてきて、ロボロとゾムはバラバラに戻った……そしたら、あれやった」
em「ゾムさんがこうなっているのは
たぶん、自分のせいや……そう思っているからだと思います」
sha「そっか……コネシマのことと、ロボロのことさ……
立て続けに幹部がこう、重症を負うってさ、偶然なんかな?って俺は思うけどなぁ」
gr「それは俺も同意見なんだゾ
……こちらで少し調べておく。深夜に急に集めて悪かったんだゾ」
ut「エエよ……..だって、ロボロが……
仲間の緊急事態で無視するやつなんておらへんやろ?」
gr「たしかに…そうだな」
ci「グルッペン……終わったならエエか?
…ショッピがちょっと….チラツ」
チーノは俺に目線を送った
やっぱり、ショッピだけは怖がらせているみたいやな
ごめん……
gr「…….行っていいゾ
各自、自由に解散ッ」
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ロロロぉぉぉぉぉぉゾムぅぅぅぅぅぅぅ