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『 その日、俺は天使を見た 』

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『 その日、俺は天使を見た 』

4 - # 04 . 死ぬ時は。

♥

573

2024年06月22日

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stxxx . nmmn . 天使もの注意



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桃「 困る? 」

「 なんか、来られるの嫌そうなのに? 」


青「 僕と桃くんの邪魔されたら嫌だからね 」


桃「 そうかよ、 」

「 …邪魔、ってあの約束のこと? 」


青「 うん、そうだよ?笑 」

「 …でも、あの二人が居ないと 」

「 僕が桃くんの寿命、奪っちゃうから…笑 」


桃「 …天使は、簡単に人の寿命を奪う…か 」


青「 その奪った寿命は消滅する 」

「 僕の養分にすらならない 」


桃「 …悪魔は、天使と逆ってこと? 」


青「 悪魔は…寿命を与えてるんじゃないよ 」

「 一時的に時を止めてるの 」

「 物体にしろ、液体にしろ、人体にしろ 」


桃「 時を止める、ね… 」

「 頭こんがらがってきた…笑 」


青「 桃くんは、一回寝なよ笑 」

「 人間は僕達と違って睡眠取らなきゃ、すぐ弱っちゃうから 」


桃「 一睡しなかったからって 」

「 死ぬわけじゃねぇけどな 」


青「 人は睡眠をとってる間に 」

「 頭の中で情報処理が行われるんだって 」


桃「 確かそうだったな… 」

「 …じゃ、寝る…」


青「 おやすみ〜っ笑 」



正直な話、僕も頭がおかしくなりそうだ


悪魔や天使にはこの話を

知らないものは居ないくらいなのに、

人はこんなにも知らないから

説明する時、桃くんに嫌われないか


僕は桃くんに嫌われたら

きっと、身を投げるだろうね


投げてもきっと、生きてるんだろうけど


でも、桃くんは僕のことを

嫌わなかった


差別的なことも言わなかった。

僕のことを、理解しようとしてくれた。


なら、僕も

桃くんのことを理解したいけど


本当に何も話さないね。



桃「 あ〜あ、本当に臆病者だな… 」

「 本当にダメ人間…笑 」



アイツは俺の事を信用して、信頼して

守ってくれようとしてるのに


なんで、なんで俺は。


アイツを信用出来ないの。



青「 大丈夫だよ、僕は 」

「 桃くんが言える日まで待つから 」


桃「 …うん、… 」


青「 今は、弱く見せたっていいよ 」

「 僕はここに居るから 」


桃「 ごめ、ん… 」


青「 謝らなくていいよ笑 」

「 でも、笑えるまでは僕に甘えて欲しい 」


桃「 …あり、がとう… 」



この子の天使に、僕はなりたい。


他の奴から ” 悪魔 ” って言われても構わない


僕は、桃くんが死ぬ時に

桃くんに天使って思ってもらってたら

なんでもいいよ


でも、あんまり早く死なないでね。





コイツ、なんでこんなに優しいんだろ


悪魔みたいな性格なのに、たまに優しくする


本当にムカつくけど、本当に落ち着く


俺が死ぬ時は

きっと天使に見えるんだろうな。



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