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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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こんにちは

わたあめです

純愛もの書けないよぉぉ…ごめんね…

まぁ中日ですよ

注意点

胸くそ悪い

自殺

浮気

結構中国がヤバい

日本が女だよ

まぁとりあえずなんでも許せる人は見ていって!

いってらー






ガチャッ

深夜1時頃だろうか

貴方は相変わらず遅く帰ってくる

日本「お帰りなさい!」

私がトテトテと家の中を走り貴方の元へと行く

日本「今日のご飯はですが貴方が好きな━━」

私が言葉を言い終わる前に貴方は私の横を通りすぎていった

中国『今日も飯いらないアル、他の店で食ってきたアル』

貴方は私に背を向け、風呂場に向かって行きながら言葉を伝える

中国『それに、どうせ惣菜アル』

貴方はそんな言葉を吐き捨てて

ガチャッ

リビングとの間にある扉を閉めた

日本「…そうね」

ねぇ知ってるかしら?

私は毎日欠かさず貴方の分のご飯を作っているってこと


ねぇ知ってるかしら?

貴方のご飯の為に、私は2/1ほどしか食べていないの


ねぇ知ってるかしら?

貴方が家にお金を入れなくなったから毎日幾つも掛け持ちして働いていること


ねぇ知ってるかしら?

私は貴方がまだ好きってこと

けれども貴方は他の可愛らしい恋人ができたみたいね

日本「はぁ…こんなところじゃ止まっていられないわ」

なんて呟き私はリビングに入った

中国『~!ー!ーーー!』

貴方は楽しそうに誰かと会話しているわね

私にはそんな顔すら見せてくれないくせに

日本「………」

貴方の為に用意した料理は

無慈悲にも貴方によって捨てられている

日本「あの…中国…さん…?」

中国『ちょ、うるさいアル、黙るヨロシ』

私達は夫婦なのに“さん”を付け合う関係なのね

私より優先するなんて、何回目かしら?

貴方の服、私が使わない口紅がついてるわね

私が使わない香水の匂いもするわ


幼馴染で昔から仲が良くて、親同士も仲が良かったわね

だからこうやって結婚できたのよ?

なのに…

会って一年程の女に奪われちゃうなんて


私は顔もよくないし

スタイルも良いわけでもない

なのに

貴方は昔

『貴女を何があっても!ずっと好きでいるから!守ってあげるから!』

なんて言ってくれていたのに

あの言葉が嘘みたいね


中国『またね』

貴方の電話が終わったみたい

日本「あの…中国さん、お願いがあって」

中国『チッ…何アルか?』

貴方はキツく強い目で睨みを効かせる

日本「…貴方と…一緒に寝たくて…」

最近は一緒に寝てすらいない

何一つ夫婦らしいことはしていないでしょう?

中国『はぁ?お前と?』

貴方は一つため息をつくようにして

中国『無理アルよ』

ケッと嘲笑うように言う

貴方は人が変わってしまいましたね

日本「…わかりました、ごめんなさい」

きっと貴方は何一つ私のことを知らないのね


センスがない私でも

貴方に似合うようなネックレスを買って渡してあげても

翌日にはゴミ箱に捨てられていること

それで私、ずっと泣いていたのよ?

私、もう寝不足と栄養不足で痩せてしまったこと

5キロも痩せちゃったのよ?

私、情けないでしょ?

でも貴方はなにも気付いてくれないのね


けれども私は貴方のことをよく知っているわ


裏で私のことを邪魔だと言っていること

浮気相手の方がずっと好きだってこと

早く離婚したいと思っていること


私達は幼馴染

貴方のために癖もわかっているの

だから…わかりやすいの


でもそれは私だけで

貴方は前まで見抜けていた癖もわからなくなっているのでしょう?

私の好きな食べ物もわからないのでしょう?

日本「……中国さん、今日は…何の日かわかりますか?」

私は内心期待しながらも伝える

中国『…ぁー…え、えーっと…』

明らかに迷った貴方

今日が結婚記念日だと言うことも覚えていないのね

日本「…そうですか…もう大丈夫ですよ」

泣きそうになる自身の声を押し殺し

自室に逃げるように入った


日本「…ッ…」

そうだ

あの人はもう私のことなんてどうでもいいんだ

貴方が言うように私は邪魔なのね

朝御飯も食べることはせずに行ってしまう貴方

私には好きと言える人が貴方しかいないのに

貴方はまだいるなんてずるいわ

貴方が幸せになってくれれば私はそれでいいの

私はそのままベッドにダイブした


深夜四時

トテ…トテ…

とゆっくりと足音を鳴らしては台所に向かう

大丈夫よ

もう貴方は寝てしまっていない

ここは真っ暗だから気付かれることはないわ

台所の棚から包丁を取り出す

日本「ッ…」

改めて見ると震えが止まらない

大丈夫

これであの人は喜ぶから

遺書もしっかりと机の上に置いた

なにも怖いことなんてないわ

ただ…

貴方が私を思い出すことも

寂しがって悲しんでくれることも

きっとないのだと考えるとそれが気掛かりね

日本「…ふぅ…ッ…ふぅ…ッ…」

自身の腹に包丁を立てる

嫌だ!死にたくない! まだあの人に愛されていたいのに!

私なんて早く死んでしまえばいいのよ!それであの人は喜ぶのだから!だから包丁を刺すのよ!

二つの思いが同時にあるの

どちらも本音なのよ

私はその想いと数分戦った後

グチャッ

冷たいものが体の中に入るような感覚がする

そしてどろどろと

自分が持っている暖かいものが流れ出していく

味わったことのない感覚

けれども本能は告げる

「もう助かることはない」と

このままきっと私は死ぬのだろう

これは私からの最後のサプライズよ

きっと貴方は喜んでくれるのね

……

一瞬

戦死してしまった父が

私を迎えに来てくれた…

そんな風に見えた

私はそこで目の前がゆっくりと暗くなった


ひらり、ひらり

ただ誰もいない夜

テーブルから紙と写真が一枚だけ落ちる

写真は頭に星を付けた人と着物姿がよく似合う女性とのツーショット写真

紙には愛しの人の幸運を祈ることを綴られているのであった





fin





えーと、はい終わりですね

相変わらず後味悪くてすみませんね…

まぁなんでもいいでしょう!

とりあえず次回!

さよなら!

最後のサプライズ

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