自己嫌悪から戻らない君

佐々木冬和です。ささきとわって読みます。

主のどうでもいい自己紹介は置いておいてそれでは物語へいってらしゃーい

チャットで…

楠「柊さん梶君が…」

柊「梶がどうしたんだ？」

楠「この前の喧嘩から自己嫌悪になったままで戻らないんです」

柊「そんなにでかい喧嘩だったのか？」

楠「いや、そこまで大きな喧嘩ではなかったんですけど」

柊「まあとりあえず明日も同じ様なら教室から引っ張り出してきてくれ」

楠「分かりました」

次の日

楠「おはよう梶君！」

梶「…………」

楠「梶君？」

梶「……おはよ」

楠(やっぱり元に戻ってない…いつもならすぐに返してくれるのに)

楠(今日の昼休みに連れて行く絶対に)

榎「楠見どうしたんだ？」

楠「今日の昼休みに柊さんのとこに梶君連れて行くの！榎本も手伝って」

榎「あぁ分かった」

昼休み…

楠「梶君！お昼ご飯たべた？」

梶「…食べてない…て言うか食べる気ない」

楠「食べないなら着いてきて！」

梶「なんだよ…どうでもいい用事なら俺はいい…」

榎「ぐだぐだ言ってないで早くしろ」

梶「分かったよ…」

楠(めっちゃ不機嫌そう…)

楠「ちょっと梶君まってて、榎本ちょっとこっち来て！」

榎「お、おぅ」

楠「やっぱり梶君不機嫌だよね」

榎「まぁとりあえず一回連れて行ってみようぜ。なんか変わるかもしれないし」

楠「そうだよね…連れて行こ！」

梶「おいまだか？着いてこいって言ったのお前らだろ」

楠「ごめんねじゃあ行こっか」

3年1組

楠(柊さんはどこかな…)

梶「嫌だ行きたくない…」

楠「梶君？」

榎「教室にいないのか？」

楠「そうみたいだね」

榎「じゃあ屋上か？」

楠「行ってみよう」

柊「楠見来たか」

楠「柊さん！教室にいないから屋上にいると思ってました」

柊「ちょっと梅宮に呼び出されてな」

梶「……」

柊「梶？どうしたんだ」

梶「俺やっぱ教室戻る」

梶が走ってどこかに行く

楠(どっか行っちゃった)

楠「柊さんすみません…せっかく来てくれたのに」

柊「大丈夫だ。今度話したくなった時に話してもらう」

楠(いつもは嫌がらないのに…)

9月25日(水) 天気　雲のち雨

今日は梶君を柊さんのとこに連れて行ったけど梶君がすごく嫌そうだった。少しでも話をしてくれればいいのに何にも話してくれない。話せる時が来るといいな。今日の梶君はすごく不機嫌そうだった。ちょっと悲しかった。前の梶君が消えちゃったみたいで寂しかった。次の作戦はどうしよう。普通に散歩とかリフレッシュできるんじゃないかな！。最近雨多いから散歩できるかな？。とりあえず梶君が元に戻るように頑張ろう！