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1件
うわあああ読んだ読んだ!!😭💕💕 コバニキの愛確かめる作戦が回りくどすぎて笑ったけど、脳イキでトロトロになってる和ニキがエロすぎて言葉にならない…!!「イって下さい♡」の一言で身体ビクビクさせちゃうのとか、公共の場でインカム使われて悶えるシーンとか、もうキュン通り越して尊すぎて鼻血出たわ🤯💗 しかも最後に囁いた「アイシテル」で小林が顔真っ赤にしてるの、めっちゃ可愛くない!?自分ばっかり好きだと思ってたのが覆されて、しかも記念日って言ってシャンパン開けるの最高すぎるよ…。ラブラブエンドに涙ちょちょぎれた😭🎀✨ 続きも絶対読むからね〜!!かでる先生、素敵な作品ありがとうございますっ⋆♡
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簡単な内容説明🔞🔞🔞
素っ気ない和ニキの愛を脳イきで試そうとするコバニキ。
でも結局ラブラブ。
脳イき、汚喘ぎ、♡゛喘ぎ、潮吹き、小スカ、結腸責め、メスイキなどの要素あります!
ひとつでも苦手なものがある方は回れ右してください!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
天羽組の小林幸真は、兄貴分である和中蒼一郎のことが好きだ。
何度も好きだと迫って、頭の固い和中をやっとの事で落とし、付き合い始めたのだが。
──好き好き、大好き!
晴れて和中と結ばれて、小林の中で愛情が深深と降る雪のように募っていく。
しかし、せっかく付き合えたというのに和中は夜以外は素っ気なく、己ばかりが彼のことを好きみたいで、小林は彼に自分に対する愛を、確かめたくなった。
スマホで、恋人からの愛を確かめる為の情報収集をしようと、ネットの海を漂流していると、ある記事が目にとまる。
──合言葉ひとつで絶頂。
興味を引かれ、記事をタップする。
読んでいくと、所謂エナジーオーガズムというもので、催眠オナニーの仲間らしく、脳イキとも呼ばれ催眠と妄想で射精せずに射精の快楽を感じることや、訓練次第でメスイキが自由自在に主の言葉で操れる、というもの。
丁度恋人はガチガチの固定概念に囚われている、頭の固いタイプ。
こういう類の人間は、一度催眠をかけるのに成功するとズブズブにハマってしまうことを、コードELの養成施設でアサシンを自白させる教育を受けている時に、聞いた覚えがあった。
小林は、生粋の思い立ったが吉日人間である。
早速、この方法で和中が催眠にかかり本当に自分への愛があるのか、試したくなった。
──恋人の愛は確かめても試すものではない。
どっかの偉(奇)人か変人が、言ったような言わなかったような言葉だが、小林は和中の愛情を確かめたくて仕方なかった。
(どうやって催眠をかける話を、持ちかけるかだな…)
色々と思案した結果、とてもいいストレス解消法がある、と耳触りのいい言葉を餌に快楽ホイホイに誘き寄せるしかなさそうだ。
スマホの情報に何度も目を通して丸暗記し、早速和中を自分の部屋へ誘うことにした。
「今日も…?二日前にも散々シただろう…」
小林からの申し出を聞いた和中は眉を寄せ、冷めた目をしながら、心底嫌そうな顔でそんな事を宣う。
「頼むっス!俺ん家来て下さい」
催眠にかかってしまえば、そんな脆い理性なんてクソの役にも立たないんだけどね、と小林は掌を擦り合わせて懇願する態度とは裏腹に、内心腹黒く微笑んでいる。
元々、和中は性に対して淡白で玩具を使うのを嫌がったり、メスイキなどの深い快楽は苦痛にしか感じていない。
そんな雑事よりも、如何に己の剣の腕を上げることを刀の手入れをしながらイメトレするのが、趣味のようになっている。
まさに三度の飯より修練なのだ。
三大欲求…主に性欲と食欲に忠実なお前とは違う、と和中の冷たい目は言いたげだった。
「お願いします!お願いします!今夜俺ん家来て下さい!」
「…」
そんな和中を拝み倒した格好で、何とか部屋に誘うことに成功したのだが、ここまで頼まないと部屋にすら来てくれないのか…と、彼に小林への愛が、本当にあるのかを疑いの目でみてしまいそうになる。
それを試すのが、今回のエナジーオーガズム、つまり脳イキなのであるが。
小林の計算では初めての脳イキに戸惑い、可愛くにゃんにゃん啼いて、きっと最後に小林大好きっ♡と抱き着いてくる…となる。
(兄貴が触ってもないのに、アンアン涙流しながら喘いでるの…想像するだけで勃起もんだわ♡)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
和中はあとから来るというので、小林は先に部屋に帰り着々と準備を進めた。
まずベッドルームの照明を間接照明で暗めにし、エアコンを二十五度くらいに設定する。
そして、アロマのお香を用意し、この日の為にとスマホにダウンロードしておいたASMRの音源も、ブルートゥースでベッド両サイドに設置したスピーカーに繋ぐ。
それからキッチンで、和中の好物ばかりを揃えた献立の料理に手を付ける。
ある程度料理が仕上がったところでインターホンが鳴り、和中が到着したようだ。
小林はわくわくしながら、玄関へと迎えに出る。
「来たぞ」
相変わらずの不機嫌そうな仏頂面の恋人…。
そんなに小林の部屋に来るのが、嫌だったというのか。
本当に小林に対して愛があるのか、うたg…(以下略)
「飯から食いますよね?もう少しで出来るんで待ってて下さい」
小林の言葉に、和中は頷いてテレビの前のソファに腰を下ろした。
テレビから流れるバラエティ番組の、騒がしい声を聞きながら和中は肘掛けに片肘をつき、その上に顎を傾けて置いて、詰らなそうな顔をして画面に目をやっている。
小林の部屋に来た時の和中は大体こんな感じなのだが、二日前に失神するまで抱いたせいか、態度がいつもよりも悪い気がしないでもない。
小林が仕上がった料理を運び始めると、和中は自分の好物ばかりだということに気付いたらしく。
「これは…」
と言いかけて、料理の盛り付けられた皿を持った小林の顔を見上げた。
「もち、兄貴の好きなもんばっかっス、今日は無理言って来てもらったんで」
愛情たっぷりに…だけど恩着せがましく、和中の心を足元から絡めとっていく。
それから、並んでソファに座り目の前に置かれた料理を食べる。
「兄貴、食べましょ、いっただっきまーす」
「あ、ああ、いただきます…」
飯を平らげ一息つく暇もなく、小林は和中を卑猥な遊びへといざなう。
まず額や頬、瞼に優しい口付けを落とし、次に半開きの唇を奪う。
前歯を上下に割るように舌を滑り込ませ、上顎を掠めながら舌に舌を重ね合わせるように、擦り付けた。
「は、♡んぅう…♡」
さすがの和中も発情には抗えないらしく、無意識に舌を動かして絡めてくる。
唾液が混じり合い、小林が注ぎ込むと猫は嫌がることなく口を開いて全て受け入れてくれる。
小林が薄く目を開くと、口付けに必死に応じようと眉を寄せている和中の顔があった。
(堪んねぇ…♡)
このまま抱いてやりたくなったが、今回の主目的はそこではない…とすんでのところで思いとどまる。
唇を離す瞬間、舌先を前歯で軽く噛めば猫の興奮が増すことを、小林はこれまでの猫との経験で知り尽くしていた。
その通りにしてやると、和中の身体が震え甘い痺れに、力が抜けたようにソファに手をつく。
「した♡噛むのははんそくだ…♡」
昂りで掠れた和中の言葉に、小林の腰の中心がズクズク♡と熱を帯び始めた。
(流されるな!俺!!)
両手で何度も自分の両頬を叩き懸命に理性を保って、小林の不可解な行動に、困惑したようにクエッションマークを頭の上に浮かべている和中に、例のストレス解消の話題を持ちかけることにした。
「リラックス効果のあるストレス解消、興味ないスか?」
「ストレス解消?」
和中が興味を示すと、頷いた小林はここぞとばかりに寝室の方を指差して。
「はい、日頃の鬱憤の発散になるかと思って用意してたんス」
すると、和中は考え込み始めた。
性欲の権現である小林が、そんな気の利いたもの準備しているはずがない。
──何か、裏があるな。
とは思ったが、何が目的か分からないので、取り敢えず言われたことに従うことにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ベッドルームに移動し、空調の効いた仄暗い部屋の中でベッドに仰向けに横にされた和中は、アイマスクをつけられ視界を閉ざされた。
アロマも焚かれ、落ち着く香りに眠くなりそうだ。
そして、何やらベッドの両サイドのスピーカーから、心地いい音が聞こえてくる。
それがASMRと分かるまで、そう時間は要しない。
雨がアスファルトに打ち付けるような音に加え、いやに耳に入り込んでくる男の声で。
──息を吸って下さい、深く、そして浅く吐いて下さい。
などと、柔らかく指示をされる。
この男の声には、なにか違和感のようなものがある。
「こば…こばやし、これなに…」
確実に単なるストレス解消ではない何かに、視界を塞がれていることもあり、不安になった和中は横たわったまま、傍らに腰掛けている小林の腕に縋りながら聞いた。
「これ、疲れを取るASMRです♡楽になれるので言う通りにしてみて下さい♡」
小林は涼しい顔で大法螺を吹き、一旦ASMRを停止し、和中の手を握ってやり落ち着かせる。
緊張が緩んだところで、手を離してやり再びスピーカーから音声が流れ出す。
──息を止めて下さい、三秒ほど経ったらまた息を吐いて下さい、そして…──
和中が暫く言われた通りに従っていると、何だか身体が重く、頭がぼーっとして脳の回転数が鈍ってきた。
──ほら、下半身が疼きませんか?どんどんとあなたのペニスは大きく反り上がっていきます。
下肢のことを指摘され気づく、この声の違和感の正体は絶妙な“色気“だ。
この気怠げな“色気“に溢れた声が和中の耳に潜り込み、脳を蝕んでいく。
スピーカー越しだというのに、息遣いのひとつひとつまで伝わるように頭に響く。
そこに雨の音が紛れ、耳に残る声とノイズのような不思議な調和を生み出している。
耳で聞いているだけのはずなのに、まるでアダルトビデオと砂嵐のテレビを、同時に見せられている気分だ。
──アヌスを引き締めて下さい、反り上がったペニスからはカウパーが溢れ出しています。
すると、和中は声の通りに自分の陰茎がドクドク♡と脈を打ち、硬く勃起している感覚に囚われた。
実際に勃ち上がっているのか確かめるために、下肢に手をやり、まさぐろうとする度、小林の手によって阻まれてしまう。
今まで小林としてきた卑猥な行為の数々が、走馬灯のように鮮やかに脳内再生され、鈍った頭の中を走り抜けると、和中の唇からは湿った息遣いが漏れ出す。
「はっ…♡はあぁあっ♡」
──いい調子です、息が荒くなってきましたね。
己の状況をズバリ言い当てられ、通常の状態なら驚くところが何故かこの声を聞いていると、それも当然に感じ、和中の興奮は大きくなる一方だった。
──では、あなたをここへ導いた門番と共に、あなたを解放する合言葉でこの熱を吐き出してしまいましょう…三、二、一…
カウントが零になるのと同時、小林が和中の耳元で囁く。
「イって下さい♡」
すると、突如として烈しい射精の快感が脊髄から背筋を躍り上がり、脳を直撃して和中は身体を仰け反らせた。
「ひ!?♡♡ああぁあ゛あぁあ゛〜〜〜〜〜!!♡♡」
アイマスクの下で目を見開き、ビクンッ!♡ビクンッ!♡と身体が跳ね、本当に射精したのか、花芯の先端からジワァ♡と下着を濡らすような熱が広がる。
この快楽は明らかに射精のものだが、一体何回分の吐精のものなのかも分からない。
快感で頭の中を掻き混ぜられた和中の意識が、次第に黒い雲で覆われていく。
絶頂の余韻に浸る間もなく、スピーカーからは男の声が響く。
──ちゃんと熱を解放出来ましたね、このまま門番の言葉と共に、二度目の頂きへと達してみましょう…三、二、一…
小林は、再び耳元で囁く。
「イって下さい♡」
その言葉に、否が応でも立て続けの快楽の濁流が襲い、和中を呑み込んでいく。
「うあ゛っ♡あ゛んあぁあ゛ああ゛〜〜〜〜!!♡♡」
理性をめちゃくちゃに踏みつけられ、下肢がドロドロに溶けていく。
あまりの快感に、ガクガクガクッ♡♡と身体は不随意に震え、行き場のない手はシーツをきつく掴む。
口端からは涎が零れ、ダラダラと止まらない。
また熱いものが下着に染み出す感じがして、猫はASMRと小林の言葉に流されていくことに、微妙な感情を持ち始めていた。
──二度目も成功しましたね、ここからは門番兼パートナーと楽しんで下さい。
男の声が遠ざかり、しとしとと落ちる雨の音だけになった。
アイマスクが取り去られ、和中は我に返るとすぐに下肢に手をやった。
あれほどリアルに精液が溢れた感覚があったというのに、陰茎は射精どころか勃起すらした痕跡もなかった。
「こばやし、これ、なんだ?」
目に飛び込んできた照明の明るさで、靄がかっていた意識が浮上してきた和中が、蕩けかけた顔で変わらず傍らに座っている小林に問うと、彼は笑顔で。
「これ、脳イキってやつっス♡」
「脳イキ?」
「そうっス、これ、こんな事も出来ちゃうんスよ♡」
頭の中がハテナマークの和中の耳元で、三度小林が低く囁く。
「イって下さい♡」
途端、和中の全身を強烈な射精の快感が駆け抜ける。
「っつ♡んん゛っ!?♡♡お゛ぉあぁ゛ああ゛ああ〜〜〜〜!!♡♡」
ザワザワザワッ♡と、まるで性感帯を直接撫でられて達するような快楽が猫の身体を支配し、勃起も射精もない頂点へ上り詰めた。
本人の意識しないところでかけられた催眠は簡単には解けず、ASMRがなくとも和中の潜在意識の中で蠢いている。
それはまるで、数十回分はあるであろう射精の快楽を、脊髄に注入されていくようで、大きな波となり背筋を競り上がってきた。
「ぅんん゛んぅうう〜〜〜〜!!♡♡」
絶頂感が身体を震わせ、訳の分からない悦に無力に浸ることしか出来ない。
今回は手始めにしか過ぎない。
小林の声で達するように、刷り込みを行っただけだ。
最初の見立て通り、和中が催眠にかかりやすいタイプだということが判明したし、小林に取っては大収穫だった。
催眠はその場限りの場合もあるが、潜在意識にある限り長ければ三日ほど解けない。
その間、和中に卑猥なイタズラを仕掛けてやろうと考えている小林。
そして、最終的には和中の愛を確かめられるはずだ。
「はっ♡はぁっ♡」
「上手くイけましたね♡」
また腰の中心が濡れた感じがしたが、手で探ってみると変わらず勃起も射精もしていない。
「なんでぇ…?♡」
「俺の特定の言葉で、脳でイくようにASMRで仕込んだんス♡だから実際には射精してません♡」
(脳イキ、本当に不思議な現象だ…)
当初考えていた疑いも忘れて、なるほど…と頷いている和中に、小林は腹黒い笑みを臆面もなくみせている。
(その脳イキを、明日、嫌になるほど味わって下さいね♡)
──そして、俺への愛を囁いて下さい♡
小林の声の刷り込みは、今の試みで成功している。
あとは、催眠が解けるまで蕩けてもらうだけ。
その日はそのまま解散となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次の日、事務所で小林に不意に口を耳元に寄せられ、絶頂の合言葉を言われる…を何度も繰り返された。
和中は頭にはきていたが、ただ黙って悶えるしかない。
小峠に具合が悪いのかと尋ねられても、本当のことなど言えるはずもない。
小さな声で、“イって下さい“としっかり囁かれ、和中の背筋を快感が迫り上がる。
「んん゛っ!?♡んんぅんん゛うんん゛〜〜〜!!♡♡」
声を殺し、震える膝を叱咤して平静を保とうとするが、どうしても快感に身じろいでしまう。
小峠が明らかに様子のおかしい和中を心配しているが、小林は素知らぬ振りでソファに腰をかける。
同じことを度々するので、脳イキの快楽に疲れた和中は小林の近くに寄らなくなった。
射精のないはずの絶頂なのに、繰り返したことで和中はムラムラし始め、そのタイミングで誘ってきた小林の言葉に従うしかなかった。
しかし、そんな和中に小林は…。
セックスの最中もそのあとも、和中が愛の言葉を囁くことはなく、イライラする。
それどころか、事後の猫の態度が悪い。
恐らく快楽を与え続けたせいで怒っているのだろう。
事務所で絶頂させ続けたことは申し訳ないとは思ったが、和中の様子は小林の癪に障るものだった。
(ちぇっ、なんだよ…)
小林は、次なる作戦に出た。
その翌日の早朝、和中は小林にショッピングモールに、チャットアプリで買い物に誘われた。
普段利用しているスーパーにはない食材などを、見たいとのことだった。
丁度、和中も見たいものがあったので、オーケーはしたが…。
昨夜、セックスをして快楽漬けだったというのに、彼の目的がはっきり見えない。
初めは、脳イキをする自分を見て楽しみたいだけだと思っていたが、どうやらそれだけではなさそうだ。
一応、昨夜の内に部屋のあるマンションへ帰れたが、鍛錬のために寝ずに事務所に行こうとシャワーを浴びたあと、すぐにまた早朝、小林からお呼びがかかった。
正直、溜め息しか出ない。
嫌という程、小林といる時間は長いのに彼の心が全く読めない。
一昨日の脳イキだって、それならそうと言ってくれればいいものを、“いいストレス解消がある“なんて回りくどい言葉ではぐらかしたりして。
その上、翌日には事務所で耳打ちの連続だ。
「あいつ、一体何を考えてるんだ…」
掴みどころのない恋人に、和中は内心怒りと共に呆れていたが彼の無邪気な笑顔や、突き放した時の捨てられた子犬のような表情を思うと、無碍にも出来ない。
チャットアプリで指定された時間に、約束したショッピングモールの入口の巨大水槽の前に着くと、先に待っていた小林が声をかけてくる。
「俺、食材が見たいだけなんで、一緒にいてもつまんないと思うんス…兄貴も見たいものがあるなら、別行動にしませんか?」
「ああ、いいぞ」
「じゃ、その前にトイレに付き合って下さい」
そう言って、小林は和中の手首を掴んで強引にトイレへと歩き出した。
「おっ、おい」
そうして、手を引かれるままに連れ込まれた、トイレの個室。
抗う間もなく、慣れた様子で和中のズボンを攻略し、下着ごと膝上までずり下ろす小林に、猫は嫌な予感しかしない。
「なに…んっ♡」
背中に身体を密着させてきた小林の手から、和中はアナルに僅かに振動するローターらしきものを挿入された。
ローターには潤滑剤が塗ってあったらしく、入口から抵抗なく性感帯を刺激出来るところまで入ってくる。
「んんっ…♡」
「上手く奥まで入りましたね♡じゃ、これもつけて下さい♡」
「っは…♡これ…」
「インカムっス、俺の言葉聞き逃さないで下さいね♡」
「……」
「聞き逃したら、玩具の振動強くするんで♡」
小林は微笑んで、スマホの操作ひとつでローターの振動を強くも弱くもすることが出来ると、スマホの画面を見せてくる。
それから後孔に玩具を挿入され、インカムを付けた和中は、本当に小林と別行動にされてしまった。
肉筒のローターは前立腺をモロに捉えており、僅かな振動でも息が弾む。
前も自然と隆起してくるが、今日はたまたま少しサイズに余裕のあるズボンを着ているせいか、周りの人間にバレることはなさそうだ。
昨日のことといい、耳元で通信するインカムは嫌な予感しかしない。
ザザッと耳のインカムが音を立て、小林の声が聞こえる。
「兄貴ー?今日の晩飯何がいいスか?」
見たかった新しい竹刀袋を選ぶ気にもなれず、取り敢えず座れる場所を求めてフラフラ歩いている和中は、それどころではなく。
「知らん、お前が決めろ」
すると、少しの沈黙のあと。
「イって下さい♡」
「っつ!?♡♡」
突然囁かれた言葉に、凄まじい射精の快感が和中の身体を駆け抜け、踏み出そうとした足が縺れ、膝がガクガクと笑う。
小林の目論み通り、催眠はまだ解けてなどいない。
「んんっ〜〜〜〜〜っ!!♡♡」
射精の心配はないとはいえ、この快楽は身体に毒だとしか思えない。
口元を手で必死に抑え、声を殺しやっと見つけたゲームセンターのスペース前のベンチへ腰を下ろす。
その一部始終を見ていた心優しい(迷惑な)爺が、声をかけてくれた。
「アンタ、大丈夫かね?具合が悪いのか?」
「だ、大丈夫…だ、♡なんでもな…♡」
言いかけると、突然ナカのローターの振動が強くなった。
「〜〜〜〜〜っ♡♡♡」
脂汗を滲ませ、また口を抑え顔を伏せた和中に、爺は嘔吐でもするのかと驚いたようで。
「大丈夫か!?だ、誰か…」
「大丈夫だと、いって♡はぁっ♡いるだろう!♡頼むから!♡放っておいて、!♡ふぅ♡くれ♡」
吐息を混じらせながら、邪魔だと言わんばかりに突っ撥ねると、爺は心配しながらも去っていく。
爺がいなくなったことを確認した和中は、インカムに恨み言を並べる。
「な、何故、振動を強くした…♡くぅ♡や、約束が違う…♡」
「あー、さっき言いませんでした?♡今松阪牛か飛騨牛かで迷ってるって…答えがなかったんで振動強くしました♡」
「き、きいてな…♡」
「あ、じゃあ俺の言い忘れっス♡サーセン♡」
昨日から、小林に言ってやりたいことは山ほどある。
しかし、今は我慢するしかない。
ローターもそうだが、一番の問題は脳イキだ。
小林の一言で絶頂してしまうという状況が、一番まずい。
「兄貴、♡」
「…、なんだ?♡」
「…イって下さい♡」
「あ!♡んんん〜〜〜〜〜っつ!!♡♡♡」
不意に囁かれ、駆け巡る快感に声を上げそうになり、慌てて口元に手を当てる。
同時にローターの振動もまた一段階強くなり、ゴリュゴリュ♡と前立腺に当たる感覚に、和中は思わず身を捩らせた。
ゲームセンターで遊んでいた家族連れ達が、不審そうな視線をあからさまに和中に向けていたが、多少のことは気にしている余裕のない猫が、声を殺しながら悶えているあいだに、ジロジロこちらを見ていた家族連れ達は、いつの間にか視界から消えている。
傍目から見ればひとりで悶絶している様子は、酷く滑稽だろう…しかし、持て余すこの熱は本物なのだ。
そんな状況の繰り返しが、買い物を終えるまで続き、大量の食材を買い込み大満足している小林に、疲れきった表情の和中、二人が客待ち停車していたタクシーのトランクに荷物を載せ、後部座席に並んで乗り込む。
小林のマンションへ向かう道程。
ショッピングモールからそう遠くないはずなのに、マンションに着くまでが酷く長く感じる和中は、尻に挿入された振動するローターに快楽を与えられ続け、下肢がうずうずして仕方ない。
すぐ近くに気配を感じて顔を上げると、小林の顔が至近距離にあり、そのまま運転手の目も気にせず唇を奪われた。
牡の舌が口の中で這いずり回り、奥で縮こまる和中のものに絡めてくる。
「ふっ♡はあっ♡」
その口付けに、アナルがキュウ♡と牡を欲しがるように虚しくヒクつく。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
タクシーを降り荷物を持って、マンションのエントランスからエレベーターに乗る。
小林の部屋がある階につき、鍵を開け部屋に入ると、和中は不機嫌そうに言った。
「昨日といい、今日といい、よくもやってくれたな」
昨日までは、まだ和中もお遊びの範疇だろうと許せたが、今日のことは洒落にならない。
不特定多数の人間の前で絶頂させられたのだから、怒り心頭だ。
しかし、小林は悪びれる様子もなく、寧ろ笑っている。
「事務所とモール、脳イキとケツマンの快感を両方味わえて幸せでしたよね?♡」
「このっ…!」
常に持っている竹刀袋から刀を抜きかねない和中を相手に、小林はソファに腰を掛け本音を告げる。
それは、和中自身に対する答え合わせでもあった。
「…そもそも、兄貴が悪いんスよ?俺、兄貴にどんなに好きだって言っても、兄貴は一言も答えてくれないじゃないスか」
だから脳イキに辿り着いたし、脳イキさせることで和中の気持ちを知りたかった。
しかし、どんなに脳イキさせても和中は悶えるだけで一向にもう、これ以上はやめてくれと降参しないし、ましてや愛の言葉など一度も聞くことが出来ない。
そこは、小林の失策だった。
愛の言葉が聞きたければ、素直に問えばよかっただけの話。
変に拗らせた事で、脳イキという回り道にもならない…逆に袋小路に迷い込み行き止まりという結果を迎えた。
「でももういいんス…兄貴と俺は身体だけの関係って事で…」
そう、小林が一方的に匙を投げかけると、焦った和中は大きく首を横に振った。
「違う!お前に愛がないなんて、誤解だ…」
「え…?」
小林がソファから立ち上がり、傍らに立っていた和中の顔を正面から覗き込む。
和中は逃げるように顔を逸らしながら。
「その…俺は…愛情表現が下手なだけだ…本当はお前のことを…」
そこまで聞いた小林は、和中を抱きしめていた。
そして、獲物を狙う肉食獣のように、小林は目をギラギラさせながら、腕の中の和中に問う。
「じゃあ、仲直りのしるしに、昨日に続いて本当に射精してみましょうか?♡」
目を合わせたくない和中は、小林の首筋に顔を埋め、この性欲大魔神め…と思いつつ恥ずかしそうに顎を引いて頷く。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
まだ、日も沈みきらない時間だというのに、発情を催された二人は交わり合う。
遮光カーテンを閉めきり、最低限の照明だけを灯した薄暗い寝室で、ギシッとベッドが軋み、和中に覆い被さった小林はまず唇を奪いにいく。
「ふぅっ♡」
唇を唇で塞ぎ、舌を差し込むと応戦した猫と夢中で絡め合った。
そうしながら、上顎をコスコス♡と刺激し下の歯の裏をぐるりとなぞる。
何度も角度を変え、唾液を混ぜては吸い上げ、そしてまた注いでいく。
この時も、猫は美味そうに牡の唾液を味わっているようだった。
ショッピングモールで散々脳イキで絶頂に溺れていた和中の腰の中心は、敏感にすぐにテントを張り下着とズボンを押し上げていた。
チュッ♡と音を漏らしながら唇を解放する刹那、今度は猫の下唇に軽く歯を立てると酸欠による涙で、潤んだ紅い瞳が蕩けていくのが分かる。
「ん、♡ふはぁっ♡」
そのさまに、小林の下肢を骨まで掻き毟るような熱が宿る。
和中の服と下着を剥ぎ取り、小林も服を全て脱ぎ捨てると胸のふたつの尖りに吸い付いた。
片方をレロレロ♡と舌先で転がし、もう片方を指先でカリカリ♡と弄ぶ。
「んんん♡」
胸だけの快楽では絶対に達せないのに、嬲られる感覚は複雑だろう。
ヂュウウ♡と吸い上げ、もう片方を親指と人差し指できつく摘み上げた。
「ふっ♡うっ♡」
乳首が育ちきり、ぷっくりと勃ち上がると漸く納得した小林は、和中の下肢に思考を向ける。
猫の花芯は、腹につく勢いで自身を主張しており、握っただけで絶頂してしまいそうだ。
そんなペニスを、ゆっくりとした動きで握り締め、少しずつ扱き上げる。
「おお゛っ♡あぅう…♡」
ビクビクビクッ♡と腰が上下に跳ね、身体が艶めかしく波を打つ。
「気持ちぃスか?♡」
「ん♡うん♡」
小林の質問に、快楽に流され理性を忘れている和中は、素直に頷いた。
さっき告白に近い言葉を言われるまで、愛情表現はなかったけど、セックスの最中だけは素直だったんだよなぁ…などと思いながら、小林の上下する手にスピードが乗っていく。
溢れるカウパーを潤滑剤代わりに絡めながら、亀頭部分を中心に掌の真ん中の窪みで擦るように可愛がってやると、限界が近いのか猫の腰が一段と激しく跳ねた。
「イくっ♡イくぅ♡」
そう早口で言ったかと思うと、和中のペニスからドロドロ♡と小林の躾けた通りに、勢いのない精子が溢れてくる。
「はあぁ♡あぁう♡んんんっ♡」
今度は脳イキではなく僅か一日ぶりの射精だが、脳イキさせられ続けた和中は、やはり実際に精を零すことは素晴らしいと、彼の頭の中はその達成感と、多幸感で満たされていく。
小林は、射精の感慨に耽る和中にそのいとまを与える気はないらしく、ベッドのサイドテーブルの引き出しを乱暴に開けると、半分ほど中身の残ったホットローションのボトルを取り出した。
そして、ローションを手に垂らして温かいことを確認し、和中の花芯から菊座にかけて伸ばしていく。
体温を感知すると、熱を発するタイプのローションなので猫の顔が冷たさで歪むことはないが、足を広げさせその間に身体を滑り込ませた牡に、ローターを抜いて欲しいと腰を淫らにくねらせて無言のアピールをしてきた。
気付いた小林は、分かりましたからと苦笑いで宥めながら、アナルから少し出ている紐を引っ張った。
「あんん゛っ♡♡」
性感帯を撫でるように出ていく玩具に、声が漏れてしまう。
チュポッ♡と玩具が体内から消え、和中は漸く安心出来た。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
牡に片膝を肩に担ぎ上げられ、アナルにホットローションを塗りこまれ、中指が一本、解すために当てられる。
和中は身体を震わせ、クチュッ♡と音を立て皺の抵抗程度で指が侵入を開始する。
指が根元まで埋まると、グッと第二関節が曲がる。
そこは和中の性感帯で、前立腺がある場所。
ローションの擦れる音に聴覚を犯されながら、前立腺が隠れている所を何度も刺激した。
「やっ♡そこ♡いやだっ♡」
「何言ってんスか♡ココ、解してるだけっスよ〜♡」
小林は意に介さないが、何度も波のように寄せては返す快楽に、和中は生理的な涙を零しながら頭を横に振った。
前立腺を突かれる度に、ナカがキュンキュン♡と締まり、ビクビク♡と身体が勝手に反応する。
中指一本ではだいぶ緩くなり、今度は人差し指を添えて挿入し、次は前立腺の少し奥の精嚢が隠れている場所を押しながら撫でる。
すると、前立腺への刺激で再び頭を上げていた和中の陰茎の先端から、トコロテンの要領でトロッ♡トロッ♡と粘度の低い精液が零れてきた。
「せーのー!♡やだぁ!♡」
僅かな快楽が何度も神経を冒し、和中は咄嗟に腰を捩ろうとするが、片膝を担ぎ上げられてしまっているために、思った通りにいかない。
「えー♡これ、気持ちよくないスか?♡」
「いやだぁ♡」
「もう、ワガママっスね♡」
そう言われ指が抜かれたと思えば、次に宛てがわれたのは、指とは比べ物にならない質量のものだった。
「ひっ!?♡」
それは、他でもない小林のフル勃起になった傘高なペニスで、和中の腰が思わずズリ上がろうとするが、逃すまいと腰のくびれを両手で掴まれ固定されてしまう。
ズリュン!♡♡とローションのヌメリで、そのまま一挙に奥の扉の前まで貫かれ、猫は思わず身体を大きく仰け反らせた。
「んおぉ゛!♡♡ほお…ぉおっ!!♡♡」
「ナカせっま♡やっぱ、ちゃんと解さなきゃですね♡♡」
いやいやとワガママばかりいう和中を、黙らせてやりたくて挿入したが、これでは動きにくい。
しかし、こんなところで折れないのが、この小林幸真という男だ。
ナカコキを通り越して奥コキをしようと、強引に律動を始め、和中のナカを無理矢理自分のカタチに拡げていく。
ピストンしながら、起立している猫の花芯を扱いてやると、メス襞がざわめき立ち更にキツく締まろうとする。
「んおぉ゛っ♡♡ぃや!♡いやらあ゛ぁあ!♡♡」
「っ…(怒)」
いやだばかりの和中が気に食わない小林は、せっかくの雪解けムードが台無しだと言わんばかりに、ガツガツ♡と腰を動かし奥コキしながら、最奥に続く扉を叩き始めた。
猫のペニスを扱く手も止めずに、乱暴な律動を繰り返す。
突き入れる途中、一度目の精を零しながらスクリューのように挿入し、前立腺をねじる感じで抉ってやると、猫の身体が強ばった。
「やめれ!♡な、♡なんかれりゅうぅ゛!♡♡」
叫んだかと思うと、猫のペニスから大量の潮汁が噴き出してきた。
潮は大きく派手に飛散し、ビシャビシャ♡と和中の身体を濡らしていく。
それでも手をとめなければ、潮の勢いを落とした陰茎がドクドク♡と、握っている小林も感じるほど烈しく手の中で脈打ち、今度は小便がジョロロロ♡と、溢れてくる。
「エッロ♡♡」
「やらっ!♡みるな!♡♡みるなぁあ!♡♡」
飛び散った潮に上塗りされていくように、尿に濡れていく和中の鍛え抜かれた肉体に、小林の興奮は増すばかりだ。
ドクンッ♡♡と、牡の肉杭が一段と大きく膨れ上がり、それに驚いた猫が声を上げる。
「あ゛っ!♡なんかおっきく♡♡」
「兄貴がエロすぎるんスよ♡」
ドチュンッ!♡ドチュンッ!♡と、狙いすまして正確に扉を突かれ、和中は狂ったように悶えた。
「おっ!♡お゛っ!♡♡おお゛っ!♡んお゛おぉっ!♡♡」
不意に、ズルゥゥウウ♡♡とカリ首まで引き抜かれていったかと思うと、ゴヂュゥウウウン!!♡♡と、これまでにない重さで扉を叩かれた。
「ぐぅうう゛!♡♡」
この衝撃で扉は打ち抜かれ、そのまま牡が結腸奥深くまで押し入ってくる。
そこで二度目の射精をした小林は、息を吐き頭の奥が痺れるような余韻に酔う。
「はっ♡兄貴んナカ、気持ちよすぎ♡」
更なる快感を求めて、賢者タイム知らずの牡が最奥の角を殴りつけ始めた。
前立腺をペニスの背で刺激することも忘れず、律動を続けていると、和中の方はメスイキの波紋が背筋を這い上がってきたのを感じ取る。
「むりっ♡うごかない、れ!♡い、♡いや…!♡」
「全く…煩いっスね♡」
そう言って、小林が身体を倒し和中の唇を己のそれで塞いでしまうと、猛烈なスピードで押し寄せてきたメスイキの奔流に、猫は呑まれた。
「〜〜〜〜〜っつ!!♡♡♡」
嬌声は小林の口によって食まれ、絡み合っていた舌が硬直し、筋肉という筋肉が収縮して痙攣を起こす。
潮汁と尿で濡れた猫の身体が、噴き出した汗で更に濡れ、かっと熱を孕んだナカが激しいうねりをみせ、ムチュムチュ♡と異物を押し出す動きで締め付けてくる。
(あ、これ、メスイキしてる♡)
猫の状態を的確に把握した小林は、唇は塞いだまま腰を動かし結腸コキを始めた。
直腸と結腸を繋ぐ入口の段差に、カリを引っ掛けるように律動するのが堪らなく気持ちいい。
息苦しい和中が、小林の上肢を手で押し返そうと手を添えるが、メスイキと口付けに気を取られて力が入らない。
チュクッ♡チュクッ♡と音を漏らしながら、牡が舌先で猫の口の中を掻き回し、翻弄していく。
最後に唾液を吸い上げて解放すると、猫の唇からは堰を切ったように嬌声が溢れ出した。
「ほお゛っんほぉ゛おんおぉお゛〜〜〜〜〜!!♡♡♡」
メスイキは性に対して淡白な和中に取っては、毎回底の知れない快楽である。
恋人の小林が性欲旺盛のため、開発段階でメスイキアクメまで教え込まれたが、知らない方がよかった…というのが正直な感想だった。
小林は和中の締まる内壁を割り、興奮で尖る陰茎の尖端で結腸の行き止まりの最奥の奥の蕩けた腸壁を、ガヅンッ!♡と思い切り穿つ。
メリメリッ♡とキツくめり込む感触は、牡に優越と悦を与えた。
「はぅ!♡お゛ぉおあ゛あっ〜〜〜!!♡♡」
──あたま…からだ…ぜんぶ、とける…。
頭の中が快楽で濁っている和中は、そんな事を断片的に思いながら、メスイキの痛烈な愉楽に苛まれている。
小林にキツく腰を繰り出され、尻壺の奥の奥を暴かれる度に、マグマを孕まされたような熱病が繰り返し和中を襲い、メスイキアクメの快楽が堆く積み上がっていくのが分かる。
メスイキの特徴は、賢者タイムのあるオスイキとは違い、冷めずに無限に悦を得るのが出来る事。
その赤い丘から滑降していく猫は、自分ではどうしようもない快楽の沼に、足の爪先から頭の天辺まで浸かっていくのだ。
三度目の白濁を、結腸内で思い切りぶちまけた小林は三度達しても猶、萎えない陰茎で腸壁を突き破らんばかりに、尖端を叩きつけてくる。
そうすると和中のアクメは続き、ズルズルと尾を引いて彼の理性を奪う。
──きもちぃ…よぉ。
身体を揺さぶられながら、朧気な意識の中でこれは快楽だと認めざるを得なかった。
「んほぉお゛おお゛ほっほぉお゛〜〜〜〜!!!♡♡♡」
白目を剥き、舌を突き出したアヘ顔を晒した和中は、ドロドロに蕩けきった表情でただただこの拷問に近い悦楽を享受するしかない。
「ふふっ♡気持ちよさそ♡」
小林はそう笑いながら、激しく腰を打ち付けてくる。
「きもちぃかりゃ♡きもちぃかりゃ♡もう…♡♡」
「駄目っスね♡俺怒ってるんで♡まだ許しません♡♡」
そして、ドチュゥゥウウン!!♡♡と、また一際強く最奥の奥である淫肉で出来た腸壁を突かれた。
「おっほおぉお゛…!!♡♡んおお゛ぁあ゛ぁああ゛あ〜〜〜〜〜!!!♡♡♡」
小林が最奥の奥の腸壁に、グリグリ♡と押し付けるように四度目の絶頂に達したあと、不意に。
猫は頭の両側にある小林の片方の腕にしがみつき、ポロポロと涙を落としながら。
「も、わかったかりゃ♡これれゆるひれ…♡」
そして、担ぎ上げられた足を下ろし、上肢を起こした和中は小林の首に腕を回し、身体を密着させ耳元で。
「──」
囁かれた言葉に、小林はかっと耳が熱くなり目の前にある和中の唇に、また熱烈な口付けを贈った。
その後すぐに、積み上がった快楽から飛び降り、爆ぜた和中は意識を失い、カクンと糸の切れた人形のようになり、ベッドへと倒れ込んだ。
小林は囁かれた言葉を反芻して、満面の笑みを浮かべている。
「でも、このままだと治まんないんで、寝てるとこ悪いスけど、抱かせて貰います♡」
そう合掌して、小林は小林しか知らない失神したあとの和中の身体を、存分に堪能するのであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『アイシテル』
和中から告げられた初めての愛の言葉は、今まで小林が囁いてきた「好き」を遥かに上回るものだった。
まさか、ここまで思われているなんて思いもしなかった。
結局和中は最後まで白旗を挙げなかったが、脳イキだのなんだのと、回りくどいことをすることもなかったのだ。
勿論、脳イキでのメスイキの訓練も、もう必要ない。
その日の夜、小林の部屋のリビングのローテーブルには、馳走とモールで買った高いシャンパンが並んだ。
「す、凄いな…」
「兄貴が俺のことをアイシテルって言ってくれた記念日なんで、気合い入れて作っちゃいました♡」
すると、和中は耳まで真っ赤にして。
「お前、そういう事は軽々しく口に出すものでは…」
「イェーイ!ハッピーラブホリデー!」
そう笑って、シャンパングラスをカチンと合わせて乾杯した小林の嬉しそうな様子に、思わず和中も微笑んだ。
了