テラーノベル
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ーー続きですーー
(バタンっ!)
激しい音を立てて、屋上の鉄の扉が開いた。
「葛葉ー、やっぱりここにいた」
現れたのは、生徒会長の叶だ。
その後ろには、ローレン、不破、イブラヒムも
ゾロゾロと続いている。
「あ」
「うわ」
「……マジか」
扉を開けた瞬間、4人はその場でピキっと固まった。
4人の視線の先。
フェンスの影で、葛葉の首や顔にべ当たりと黒い尻尾を
巻き付け、その肩に頭を預けてすやすやと眠る明那の
姿があった。
「お、お前らっ!?なんでここに…っ!」
葛葉が顔に真っ赤にして跳ね起きた。
しかし、明那の尻尾が首に巻き付いているせいで、
動きがぎこちない。
「いや〜、明那がまたいないから探しに来たら、
まさか葛葉先輩と密会してるとはなぁ」
不破がニヤニヤしながらスマホを取り出す。
「密会じゃねぇわ!こいつが勝手に絡みついてきて…っ!」
「葛葉、顔真っ赤じゃん。分かりやす」
イブラヒムがジト目でツッコむ。
ローレンは頭を抱えてため息をついた。
「おい明那、起きろ!先輩を止まり木にするな!」
「ん……」
ローレンの怒鳴り声に、明那はうっすら目を開けた。
相変わらず完全な無表情。
明那はみんなを見ると、葛葉の首から尻尾を
するりと解いた。
そして、今度は目の前に歩いてきた叶の足元へ、
トコトコと近づいて行く。
「お、おい明那、次は何する気……」
ローレンが止める間もなく、明那は叶の足首に
キュッと尻尾を巻き付けた。
さらに、叶の服の袖を無言でぎゅっと掴む。
「ふふ、僕のところに来てくれるんだね」
叶は全く動じず、それどころか嬉しそうに微笑んで、
明那の頭を優しく撫で始めた。
「ん、にゃ……」
明那は無表情のまま、気持ちよさそうに目を細めて
喉を鳴らす。
「おい、叶先輩、甘やかすなって!あと明那、
お前節操なさすぎだろ!」
屋上に、ローレンのツッコミが虚しく響き渡るのだった。
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サラ
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コメント
1件
りりさん、第3話読ませていただきました〜🥀💜 もうね、明那くんの猫っぷりが可愛すぎてやばいです…! 無表情であの尻尾…しかも次々と巻き付く相手を変えていくスタイル、完全に自由な猫ですね🐱💕 叶先輩が「僕のとこに来てくれるんだね」って嬉しそうに撫でてるのがもう…尊すぎて漏れそうでした🤍 ローレンのツッコミ、毎回的確で笑っちゃいます😂 サボり魔っていうより、癒しの現場でした…続きもゆっくり待ってますね🌙