「嫌なんだ」
元旦の朝、目覚めてスマホを手に取ると、 美穂(みほ)からメッセージが届いていた。
新年のあいさつと、かわいい富士山のスタンプに心を和ませながら、「あけましておめでとう」と彼女にメッセージを送った。
美穂は年末から家族でおじいちゃんの家に帰省している。
俺もこれから実家に顔を出す予定で、うちの実家に 准(じゅん)の一家と集まるのが、正月の恒例行事だった。
准と会うのは、美穂にプロポーズすると宣言された時以来だ。
話すのも、電話で美穂と両想いになったと伝えた時以来で……会うのはすこし緊張する。
昼過ぎに実家に帰ると、准の一家はまだ来ていなかった。
リビングのソファで落ち着いたところに、父が来て座った。
「前に電話で、晴(はる)に付き合っている人がいることは聞いたけど、もうすこし詳しく話してくれないか?」
父に見合いを断った時、好きな人と付き合******************
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コメント
2件
赤准くんだからこそ、そう思えるんだろうな…、