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俺の家に俺と照を残して、俺たちは今度は阿部ちゃんのマンションに向かった。



💙「阿部ちゃんの家に穴が出現してるの?」

💚「うん。さっきまでは。まだあるといいけど」



阿部ちゃんの説明によると、俺たちがグループ仕事で不在の時間に、阿部ちゃんの部屋からこの世界へ2人はやって来たらしい。

目が覚めたら、自分のことを恋人だと認識していない俺と一緒でショックだったと阿部ちゃんは話してくれた。



💙「ごめん」

💚「翔太は悪くないでしょ。それにほら、こうしてまた会えたんだし」

💙「うん……」



俺は阿部ちゃんの手をぎゅっと握った。

違う世界まで、俺を追いかけて来てくれた頼もしいヒーロー。もう、本当に大好きだ。



💚「帰って来てるな…」



家の電気が点いてるのを見て、阿部ちゃんが一人ごちる。

俺も、不安になった。

もしかしたら、中に目黒がいるかも…。



💚「とにかく、中に俺がいても、スルーして寝室行けば勝ちだから」



阿部ちゃんの力強い言葉に頷き、部屋に入った。



💚💙「お邪魔します」



阿部ちゃんの家に入った途端。

目に飛び込んできたのは、上裸の目黒。



🖤「あれ?阿部ちゃん?あれ?」

💚「目黒…なんで?…」



もしかして、阿部ちゃん、この世界では目黒と付き合ってることを知らないのか。



🖤「風呂入ったんじゃないの?」



目黒が馴れ馴れしく、俺の阿部ちゃんに寄ってくるのでガードした。



💙「ちょっと。触んなよ」

🖤「しょっぴー?どうしてここに」



深い訳があんだよ、こっちにはよ。

俺は阿部ちゃんを目黒から遠ざけて、先に行くように言った。



💚「でも…」

💙「いいから、俺も追っかけるから」

💚「わかった」



阿部ちゃんは寝室に走って行く。俺も後から追いかけようとして、目黒に腕を掴まれた。



🖤「ちょっと待ってよ」

💙「俺たちはすぐいなくなるからほっとけよ」

🖤「意味わかんない。何なの?」

💙「もう、マジで、風呂行って見て来いよ」

🖤「へ?」

💙「お前の恋人は風呂にいるからよ!手、離せ!」



寝室の方から、阿部ちゃんの焦った声が聞こえる。



💚「翔太!急げ!!穴が消えそうだ!!」



俺は目黒に思いっきり、金的を食らわすと、寝室へ走った。

声にならない、目黒の声が、リビングに響いていた……合掌。

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