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どうも!うつ主です!今回は”相手の好感度が分かる薬”の話を書こうと思います。それでは本編どうぞ〜(∩´。•ω•)⊃
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俺の名前は霧島直人、ブラック企業に務める可哀想なサラリーマンだ。最近、同僚に薬をもらった。あ、違法な奴じゃないよ。
ラベルを見ると”相手の好感度が分かる薬”と書いてある。瓶の蓋を取り、一錠取り出す。
霧島「よし…行くぞ。んぐ…。」
水と一緒に薬を一個飲む。体に変化はない。
周りにも変化はない。本当に相手の好感度が見えるのだろうか。
同僚「霧島さん!お疲れ様です!」
霧島「おう、お疲れ、明。」
すると、そこに丁度良く同僚の時雨明が話しかけてきた。明の頭の上を見る。
霧島「十四…これってまさか…。」
明「どうしたんですか?霧島さん」
頭の上には十四と出ていた。これが好感度…なのだろうか。
霧島「いや、なんでもない。」
明「そうですか。ていうかその瓶は?」
霧島「な、なんでもないよ!」
明「相手の…好感度が…あ、見えない…。」
霧島「仕事に戻りなさい、明」
明「え!気になるじゃないですか〜!」
霧島「いいから戻りなさい。」
明「あ、はい…霧島さんもですよ。」
霧島「分かってるよ。じゃあな。」
明「はい!」
明との会話を終わらせた後、その瓶をロッカーの奥深くに押し込んだ。
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霧島「ふぅ…疲れた。ただいま…。」
谷島「おかえり〜!直人!」
重たい鞄をフックにかけ、靴を脱ぐ。そこでエプロンを来た恋人の谷島が抱き着いて来た
霧島「おう、ただいま…うわ!」
谷島「き…急に大声出すなや!なんや!?」
谷島の頭の上を見ると百と数字が出ていた。明より高い。そりゃそうだな…谷島は恋人。好感度が高くても違和感はない。
霧島「ご、ごめん。なんもない。」
谷島「はぁ…良かった。ご飯出来てるで!」
霧島「お、マジ?楽しみだな〜。」
谷島「席に座って待っとれや!!」
俺は言われた通り席に座る。あの薬…本当に相手の好感度が見えるのか。明の俺に対する好感度は十四…谷島の好感度は百。他の同僚はどうなんだ。知りたくないけど上司からの好感度は?気になる…。
霧島「おお!美味しそう!いただきます!」
谷島「いっぱい食べぇや!」
そして数分後。
ご飯も食べ終わり、布団に入る。そう言えばこの薬…今日限りなんだろうか。明日も効果は続くのだろうか。
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谷島「なに考え事してるんや?」
霧島「あ…いや、ちょっとな。」
谷島「ふ〜ん…直人。」
霧島「どうした?んッ…///」
谷島「なぁ、直人。」
霧島「な…なんだ?」
谷島「こんなに好感度高くしちゃって。」
霧島「は?それってどういう…。」
谷島「さぁ?どういう事なんやろな。」
霧島「谷島…もし俺の好感度が見えてるなら俺の好感度はいくつなんだ?」
谷島「知りたい?」
霧島「あ…ああ…知りたい。」
谷島「俺より高め…だな。」
霧島「え…そうなの?」
その後、洗面台の鏡を見る。俺の谷島に対する好感度は…二百だった。
霧島「たっか!!」
谷島「言うたやん。俺より高いて。」
霧島「まあ…そうだな。好きだ、谷島。」
谷島「おう、俺もや。愛してる。」
こうして俺達はキスをして今日は終了した。
因みに次の日、効果は消えていた。
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