第二章 『壊れていたって構わないで』
ペリペリペリ…(飴の包装を剥がす
凍宵 希空『(あ , 今日も上手くいった)』
この飴の包装は剥がすのに多くの人間が苦戦するらしい
例えるならチュッパ○ャプスぐらい堅いらしい
ま , 僕にはよく分からないけどね
さて , 今日は何処を壊そうかな
壊しすぎても味気ないし…どーせなら楽しみたい
凍宵 希空『…一番人がいる場所の近く…(ボソッ』
一番最初に思い浮かんだのはレギオンだ
あそこなら病院にも近くて効率がいい
あ , でもまたあの邪魔者が来ちゃうか…
まぁいっか , 僕が知ったこっちゃない
街全体に爆弾仕掛けてるし , もう手遅れだよ
コツ コツ コツ コツ
凍宵 希空『ん” ~ ~ …(伸び』
んじゃ , もう壊しちゃうか
ハンク『あれ , ? 君も怪我したの , ?』
確かこの人は…あぁ , 餡ブレラってとこのハンク…いや
アーモンド サラザールか…
凍宵 希空『…いえ , 偶然通っただけですよ』
ハンク『…ふーん , 偶然 , ね』
めんどくさいな , この人…
凍宵 希空『… コツ コツ コツ コツ 』
ハンク『あっ , ちょっと待って , 待って (ガシッ』
腕…捕まれた…
凍宵 希空『ゾワゾワゾワッ』
最悪 , 鳥肌がとまらない
ハンク『君…大丈夫 , ?』
お前のせいで今大丈夫じゃないけどな
凍宵 希空『…何がですか』
ハンク『いや…君の目…完全に真っ黒で堕ちてるよ』
ハンク『…君は , いつか壊れて死んじゃう…かも…』
…何その心配 , 凄く不愉快なんだけど
凍宵 希空『大丈夫です , そんな心配はいりません』
凍宵 希空『例え , 僕がもう壊れていたとしても , もう構わないで下さい』
大丈夫 , ちゃんと , きっかり死んでから壊れるから
ちゃんと , 上手くやって死んでやる
ハンク『は , ? …いや , それは…』
あぁ , めんどくさいなぁ
タッタッタッタッ(走り出す
ハンク『あっ , ちょっと .ᐟ .ᐟ .ᐟ 』
【とあるカフェで休憩中】
あ ~ ぁ…計画が狂った…
確か , 餡ブレラのアジトの近くにも爆弾を仕掛けたよな…
いや…直ぐにやると僕が怪しまれるか…
…上手く , やって終わらないと
凍宵 希空『…スッ(スマホを弄る』
凍宵 希空『…(頬杖を付きながらスマホを弄る』
ドガーーーンッッッッッッ
凍宵 希空『…』
ロケランの音…犯罪中か
ここから近いのは…ユニオンか…
…!
凍宵 希空『ユニオンの爆発と同時に餡ブレラ近くの爆弾を爆破させれば…』
そうだ , これなら上手くやれる
ちょうど , 餡ブレラアジトは “ 彼処 ” に近いし…
こりゃラッキーだな…(笑
凍宵 希空『ガタッ(席から立ち上がる』
コツ コツ コツ コツ
【餡ブレラアジト近くのビルの上】
あ , ちょうど人がいる
ふふ , ビビっちゃうかな
まぁいいか , どーせ僕だってことに気付かない
名前を姿も知らない匿名相手の犯行
あぁ , ゾクゾクしちゃうね(笑
さて , そろそろかな
ドガーーーンッッッッッッ
来た
カチッ(ボタンを押す
ドゴンッッッバゴンッッッッ ズドーンッッッッッ
餡ブレラ構成員『_____ッ !?』
あーらら(笑
死んじゃったね ~ (笑
まぁ , …2 , 3人ぐらいだし
何も変わりやしないでしょ
パサッ(スノードロップの花を下に落とす
はぁ , つっかれたぁ ~
…さっさとこの世界を壊さなくちゃなぁ…(笑
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