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( 放課後駅前のカフェしゅーごー♡ )
「 馬鹿正直に来ちまった… ゛。 」
灰谷蘭が『サンズ』の俺を知っているという事実を目の当たりにした俺は、駅前のカフェに来ていた。
「 お陰で授業頭に入らなかったわ、 」
「 っさ 、全員集まったね~ 」
「 …おいおい聞いてねェぞ 、、 」
「 ん ~ ? 笑 」
「 何でヘドロも居んだよ!? 」
「 サンズくん酷いっす… 。」
何で花垣まで居るんだよ。何故こうも嫌いなヤツばかり寄ってくるのだろうか… 。
「 気になるでしょ?この平和ボケしそうな世界線につ~いて ♡ 」
成程、花垣も記憶ありって訳か。
「 あ゛ー、つまり?梵天軸の記憶があんのがこの3人と。」
「 さっすが、物分りはやぁい 」
「 俺は善良な市民っす 。…」
そうと分かれば話が早い。
俺は知りたい事が2つあった。1つ、何故転生出来たのか。2つ、何故記憶のある者、無いものがあるのか。
俺は自身がどの様な経緯で転生したのか話した。
「 サンズ自分で弾ブッ放したの?すげーね 」
灰谷の嘲笑した目が俺を覗く。コイツはどの世界でもウザイ。
「 お気の毒です… ? 」
花垣は掛ける言葉が見当たらない様子。
「 死んだことはどーでもいいんだよ、それよりあの2つの理由が知りてェ。 」
「 あ、あの… 1つ目の疑問なら心当たりが、! 」
やっとだ。早く聞かせてくれ。
「 俺も1回目のタイムリープは死に際でした。駅のホームから落ちたんです。それで轢かれる寸前にリープして…。1回目は直人、…あ、えっと、トリガーとの握手ナシでした…つまり、」
「 つまり、最初だけは自分の死っつう条件だけでリープできる。俺の場合それが転生だった、と。」
「 は、はい!そうっす 」
「 成程な… 。」
確かに、筋は通るが…。そうなると俺の『トリガー』となる人物は誰なのだろうか。
「 ま、まぁ俺はいいんですけどねっ!サンズくんが転生した世界は何もかも完璧ですし…、チームがないから、ヒナも死なない、なんというか…普通の世界だから…。」
普通。そうだ、普通すぎる。東卍が存在しないことで、花垣の彼女死ぬ事は無いし、きっとマイキーが堕ちる事もないだろう。まるで別世界だ。なのになぜ、コイツらは記憶がある?
「 なぁ~2人で盛りあがってるけど、俺さっぱり分かんなぁ~~い !」
灰谷が頬を膨らませながら会話に割り込んできた。˹ 構って˼ とでも言っているようだ。
「 俺死んだことないしぃ ~ 。」
「 それが一番っすよ蘭くん 、笑 」
「 はぁ、お前ら、何処まで覚えてんだ? 」
「 俺はほとんど覚えてますよ、最初のリープから。」
「 俺はぁ ~、ん? 梵天の時しか思い出せないや 。」
花垣はまぁ、何となく理解出来る。コイツは彼女を救いたいという明確な目的があり、リープを繰り返していた。記憶があって不自然、ということはないだろう。
「 じゃあ何で蘭は覚えてんだ…、しかも梵天の時だけ、」
無意識の内に声が出ていたらしい。
「 え?今蘭って言ったくね?言ったよね? 」
「 あーあー、うるせェ、大人しくしてろ 」
灰谷が横で俺の頬をつついてくる中、思考を巡らせ考えた。
( 花垣には目的があった…救いたい、『強い意思』か?意思はループに勝る…。いや、そうだとして灰谷には意思とか目的とかないだろ、ただの偶然…。 )
むにむにとつつく灰谷の腕を振り払い、顔を覗いてみる。能天気で、ヘラっとした表情。ウン、ただの偶然だろ。
俺達(灰谷を除く)は暫く話し合った。が、案の定と言ったところか。その後は収穫無しという結果に終わった。
「 はぁぁぁ゛、」
「 すいません、何も分からなくて…。」
「 イヤ、こいつよりマシだからイイわ、、」
「 ひどーい。タケミチ呼んだの俺なのにぃ 」
「 あとはほぼ食っただけだろ 。」
「 えへ 。」
「「 はぁぁ、」」
「 … 花垣。」
「 は 、 はい ! 」
「 言っとくが俺はもうあんなことするつもりはねぇ。元より、裏社会に染まるなんざ本望じゃなかったしな。 」
まさか己の口から梵天を、マイキーの組織を否定する言葉を発するとは。
「 はい、信用しますよ。」
花垣は哀しげに、だがどこか安心したような表情を見せた。
( … 死んで良かったかもな。)
「 俺はこの人生を全力で楽しみたいんだ。」
花垣 武道
サンズが創り出した軸のお陰で、目的達成。幸せ。最初はかつての敵、サンズを内心疑うものの信じられると判断。
「 人を見る目は自信あるっす !」
あとがき
この後全額ハルチヨが奢ることに。勿論蘭が押し付けたとさ。
「 食ったのほぼお前だろ !! 」
主から
長くなりました。2000文字超。最後まで読んでいただき感謝。
今回、というかこの物語中々上手くまとまりません。設定を考えようとするとどうしても矛盾が生まれてしまって。ノリで書き始めたものですし、そこら辺は大目に見てください。🙇♂️🙇♂️🙇♂️🙇♂️