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ogt/執着
(なまえ)は明治時代、所謂前世で、伍長という立場を利用し、上等兵であった尾形百之助を週に三日程度、自室へ呼び出して性的行為を行っていた。
「お、がた…も、いいぁっ」
尾形の一物が抜かれると同時に、躑躅色の秘部からはドロリとした白濁が溢れ出る。
「っ…(なまえ)伍長はとんだ変態ですね」
吐息を漏らしながら自身の頭を撫でる尾形はとても色っぽい。このまま見惚れ続けば、再び性的行為をしたくなってしまうだろう。
「…っ妾の子のくせ、に」
そうなる前に、(なまえ)は尾形に怪訝されそうな言葉を発して己の性欲も軽減させた。
「…もういい。戻れ」
「はい」
予想通り尾形は先程の言葉で冷めたのだろう。粘り着く仕草は見せず、お得意のポーカーフェイスで(なまえ)の部屋を去っていった。
「…ごめん、」
自身の軽率な発言に罪悪感を抱く(なまえ)は、小さな声で毎度呟く──尾形と体を重ねる際には必ず発す、『妾の子のくせに』この言葉がどれほど重いものなのか…知っているのに、いつも言ってしまう。
立場を使って尾形に性的行為を強制する自身に嫌悪を抱く(なまえ)は、今日この日、誓いを立てる──尾形とは、必要な時以外は関わらないと。体だけの関係は、今日で終わりにする…と。
「(なまえ)伍長殿。僕と…してみませんか?」
誓いを立てた次の日、宇佐美時重が(なまえ)に声を掛けてきた。
(なまえ)は躊躇したものの、尾形のことを忘れるため──尾形に抱いている好意を消し去るために、宇佐美と関係を持つことにした。
「…いいだろう」