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3 - 好きでいさせて。

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2022年01月26日

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〇〇side





分かってるよ。



君がその気じゃないことくらい。



どんだけ見てきたと思ってるの。



分かってるけど、



もう、この思いを忘れることなんて



消すことなんて、できるわけない。



別に構わないよ



身体の関係でも



身体だけの関係でも



君が僕の隣にいてくれるなら



それだけで充分。



身体を重ねてる時だけ僕のことだけを考えてくれる。



そう思うと心の底から嬉しくなる。



その感情だけで僕は満足だよ。



だからさ



もう少しだけ、



もう少しだけ、好きでいさせてください。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〇〇side





知ってたよ



ていうか、気づいてたよ



お前が俺のことを好きってこと



俺が気づかないわけないじゃん。



でも、残念



俺は恋なんてしない



好きって感情なんていつか変わってしまう



そんな脆くて鬱陶しい思いなんて無い方がまし



だからね



俺、言ってやったの



「恋なんて、くだらない。


そんなの無駄」ってね。



そしたらなんて言ったと思う?



「そっか…」



それだけ?



少しイラッときた。



知ってるよ



俺のこと好きなことだって



それを絶対に口には出さないこと



この関係をずっと続けたがっていること



だけどさ、



少しは口に出せよ。



俺のこと好きなんだろ?



だったら、少しだけでも俺に伝えろよ



そんな事を思ってしまうのはなぜだ?



そんなの、分かってる



分かってるけど



もう少しだけ、



気づかないふりをさせて。

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