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…ここがおどろくの部屋か。
部屋によっては二人部屋だけど、おどろくは一人部屋だった。
…あ、そうだった。
おどろくは鞄からスマホを取り出して、電話を掛けた。
「もしもし、おどろくなのだ!」
『…あーもしもし』
「ウルお姉ちゃん久しぶりなのだ!」
『久しぶりって言ってもこの前会ったけどな。』
「それでも久しぶりなのだ!」
…あ、言ってなかったのだ。
電話の相手はウルお姉ちゃん。おどろくのお姉ちゃんで、この学園の二年生なのだ。
「…そういえば、お前大丈夫だったか?」
「へ?なんのことなのだ?」
「いやお前、なんか校門のとこで不良みたいな奴に絡まれたんだって?」
…も、もうウルお姉ちゃんにまでその話が…!
「…じ、実は…」
おどろくは朝のことを話した。
『…そういうことか、それはそいつが悪い。』
「でも…おどろくの目立たずに平和な学園生活が…」
『いやどっちみちお前の能力じゃ目立たないようにするっていうのは無理だ。』
「そんな〜…」
その後おどろくとウルお姉ちゃんは一時間ぐらい話し続けた。
『…そういえば、サルはどうしてた?』
サルちゃんのことかあ…
「うーんなんか、推薦でおどみん学園附属中学校に行くことになったのだ。」
『あー…そういえば、ここ中学校もあったな…』
「会いたいなあ…」
『まあ、夏休みとかに入ったらまた会えるだろ。多分。』
「うーんまあ、それもそうなのだ。」
それに今は、大会とかテストに集中しないといけないし…
『…そういえばおどろく、大会のことだけど、気をつけろよ。お前体あんま強くないし、体調とか崩さないようにしろよ。』
「分かったのだ!ウルお姉ちゃんは心配し過ぎなのだ〜。」
『…そうか、もう眠いし、ここで。』
「うん!おやすみ!」
『おやすみ』
電話を切ったおどろくはベットに寝転がる。
…色々不安もあるけど、それも同じぐらい楽しそうなことがたくさんありそうなのだ!