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採用係「本日はありがとうございました」
赫「…ありがとうございました。」
ばたん)扉を閉める
赫「…゛っ ポロ」
何故だろう
何故こんなにも辛いんだ、?
分かってたじゃんか
桃くんは、俺なんかの手が届く人じゃないって
でも
俺があの時ヒートが来てなかったら?
今でも仲良くしてたのかな、?
兄弟みたいにさ
…、でも、仕方ないよね。笑
とりあえず頭冷やそ
俺は頭を冷やすために、その会社のベランダらしきところのドアノブに手を掛けた。
がちゃ
そこはとても涼しく過ごしやすい
いかにも頭を冷やすには最適な場所だった
俺はベランダにあった椅子に腰掛け
空を眺めた。
赫「…綺麗だったな、」
桃「何が綺麗だったの?」
赫「ぅ、わぁ!?」
がたっ
するとそこには彼がいて
驚いて 椅子が倒れそうになる。
どさっ
幸いにも彼の腕が頭に置いてあり、全く痛くなかった
そういう所でも、モテるんだなと理解しまた苦しくなる。
桃「もー、危ないでしょ?」
桃「頭打ったら死ぬよ?」
赫「…ごめん、っ/」
桃「んは笑 そんな顔赤くして、赫は相変わらず可愛いね笑」
赫「は、っ?//」
まさか来るとは思ってもなかったし、こんな漫画やアニメにありそうな登場の仕方
好きな人にされて顔が赤くなるわけないじゃんか。
ばか、っ/ くそないこがっ//
それに「可愛い」と言われて嬉しかった。
だけど
白ちゃんや他の人にも言ってると考えるとどうしても、先程の辛さが込み上げてくる。
好きな人にやっと巡り逢えたのに
まさか、こんな思いをするなんて思ってなかったよ。
赫「と、とりあえずこの体制やめよ…っ?/ 」
桃「えー、、ハグしてくれるなら」
赫「…はぃ、?」
桃「だから、ぎゅーして」
桃「してくれるなら、退いてあげる」
赫「…ッ”ッ//」
ほんとにずるいよ、っ?
そうやって好きでもない人にぎゅーしてとか
襲われちゃうよ?
食べられちゃうよ?
そんなの絶対やだけどさ、、、?
少し外の空気を感じたくて、
会社のベランダへと足を運んだ
そこには俺の好きな人
赫がいた
2人で話したいと思い赫の方へ向かった。
すると赫が急に話し出して
少しだけ驚いたけど、何が綺麗なのか気になり話しかけてみた
少し目の周りが赤い気がしたが気のせいだろう
話しかけてみると間抜けな顔をして驚いていた
その時後ろに倒れていそうになっていた
それを助けると
顔全体を髪と同じ赤色に染めていて
誰にでもすぐにそんな顔をしてしまうのか。
と、凄く不快感を覚えた
きっと、彼女 彼氏がいる赫からしたら変な人と思われてしまうかもしれないけど
俺は君が欲しいから
少し我儘を言ってみる
「ハグをして」って
こんなこと言えるのは赫くらいだよなんて思ってみる。
きっと伝わってないけど。
でも、いいんだ
俺は君の中で何番目だっていい
俺の中の1番は変わらず赫だから
この体制が恥ずかしいと言っているかのような顔をした君
(押し倒してる感じ)
でも、そんな君から離れたくない
この、俺の身体にすっぽり埋まってしまうような小さい身体の赫を手離したくない。
やだよ。
俺のものになってよ。
俺から離れないでよ。
俺が幸せにしたい。
俺が幸せにするから。
赫の隣は俺じゃなきゃ嫌だ。
なんで好きじゃない人を好きならなきゃならないの?。
俺の人生なのに。
俺だけの俺なのに。
なんで好きな人を好きになれないの?。
こんな思いをするなら、いっそ赫に呪われてしまいたい、食べられてしまいたい。
赫と一緒に消えて無くなりたい。
なんて事も考えてしまう。
きっと、赫が死んだら俺も死ぬ
赫に「死んで」と言われたら俺は死ぬ
俺メンヘラやし、ヤンデレだからさ。
早く俺のものになってよ。赫
どれだけ嫌だって言っても、
執念深く頼まれるから
熱帯びた顔を隠しながら返答する
赫「…っ、しゃーなしねっ…、?// 」
桃「…、」
桃くんからの返答がなかったから
恐る恐る顔に重ねていた手を下ろし顔を見てみる。
そこには真顔でどこか悲しそうで怒っているような桃くんがいた
その時俺は、桃くんに嫌われたんだと
これはノリで本当にハグなんてしたくなかったのだとそう理解した。
やだよ
やだ、
赫、桃くんに嫌われちゃったら生きてる意味ないよ、?
桃くんは優しいから大丈夫だと思っていた
でも、桃くんも所詮人間だ
嫌いになることだってあるよな
俺は、今までに感じたことの無い感覚に襲われた。
その時、猛烈に消えてなくなりたいと思ったのだ。
今までどんな事があっても乗り越えてきた
色んな壁を乗り越えてここまでやってきた
もちろんしんどいこともいっぱいあったし
楽しいこともいっぱいあった
でも、その時感じたものとは全く違う
心を掻き乱されるような
苦しくて
切ない
そんな思いが、刹那に伝わった。
執念深く頼んでいると赫が赤く染め上がった自身の顔を隠し一言
「しゃーなしね」
と言った。
俺は、脳がバグったかのように頭が真っ白になった
何も考えられなかった
そこにいるすぐ消えて無くなってしまうような君を見て
後悔と衝撃に溺れてしまったからだ
君を離してしまったという後悔と
君がこんな俺にそんな顔を見せたのだという衝撃
今の俺にはとても激しい衝撃で
何も考えられなくなって、自分が今笑っているのか、泣いているのか、何も分からなくなって
君を想う気持ちが溢れ出して
悲しい気持ちと許せない気持ちが混ざり合う
自分を抑えなきゃと
自分の気持ちを押し殺さなきゃと
咄嗟に、本能的に感じた
でも、俺は間違っていたみたいで
気づけば君は
赫「っ゛、ポロ」
泣いていた。
まだ、思考が追いついていなかった俺は
これを理解する事が出来なかった。
何故泣いているのか
何故悲しそうなのか
全く理解出来なかったのだ
すると、途端に君は口を開いて
こういった。
赫「、っ”…気持ち悪かった ゛よねっ 笑ポロ 」
赫「ははっ、笑 ポロ 桃くんには白ちゃんがいるのに、勝手に嫉妬して 」
赫「勝手に悩んで、苦しんで そもそも桃くんは俺に気なんてないのにね笑」
赫「桃くん、ッ…ごめんね、っ゛?」
この時、やっと何が起こったのか理解した
違うんだ、
気持ち悪くなんてない
むしろ、好きだよ
白ちゃんは良い子だけど別に好きじゃない
俺も、彼女も愛し合ってないよ、
ただ、親同士の約束なだけ、っ
君が泣いているのに何も話すことが出来なくて
息が詰まって
でも、話さなきゃと思うから
勇気を振り絞り口を開いた。
桃「違う、っ!」
どんなに悲しくなっても、君は何も話さなかった。
だから俺は、謝った。
でも涙が出てたみたいで、
まあ、それもそうか。好きな人に拒絶されたようなものだから。
それでも君は、どこが不思議そうな顔をしていた。
これでも俺を傷つけるのか、そう思った。
だけど、急に全てを理解したかのように目を大きく開いて、声を荒らげた。
桃「違う、っ!」
びくっ!
びっくりした、そんなに声を荒らげないでよほんとに嫌いなんだって実感するからさ
俺は急に大きな声を出した。
本当に信じて欲しかったから
でも赫は、悲しそうな顔をしてもう知ってるとでも言っているかのような表情をしていた。
桃「っ、」
違うよ、
違うから、
ねぇ、信じて
俺は、赫が好きなんだって、
でも、赫は俺の事なんて眼中に無いって知ってるから何も出来ないんじゃん、!
ほんとはもっとぐいぐい行きたいし、沢山お話もしたいけど、この関係が崩れるのが嫌なの!
でも、離れたく…ないから、
もう離れたくないから、何も出来ないんじゃんか、
赫「…はぇ、?」
赫「桃くん…、赫の事、っ好きなの、?」
桃「え、、、?」
どうでしたかね、?
結構下手かな、、うん、
続き頑張りますね、!
続く